『センチネルバース 水底の虹』コミコミスタジオ限定SSペーパー「星に願いを」

sentinel verse minasoko no niji

『センチネルバース 水底の虹』コミコミスタジオ限定SSペーパー「星に願いを」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
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151

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
センチネルバース 水底の虹

商品説明

・モノクロ両面印刷四つ折り8P(本文7P)
・蓮視点。独身寮を出ることになり、蓮の部屋に引っ越してくることになった吉積のお話。

レビュー投稿数2

青空に映える短冊、笹飾り。二人の穏やかな夏の時間

安西リカ先生「センチネルバース 水底の虹」コミコミさん特典SSペーパーのこちら。

蓮が退院してから3ヶ月後、7月のある日のお話です。

指導教官試験に受かり、独身寮を出ることになった吉積。
ひとまず蓮のマンションに引っ越すことになり、荷物を運び入れる中、
玄関脇に立てかけてある笹に気付いて「なんですか、この葉っぱ」と尋ねます。

施設での暮らしが長く、季節のイベントや行事に馴染みの深い蓮が用意した
その笹に、二人で願い事を書くことにしたのですが…

「蓮が目を覚ましますように」ということだけが願いだった吉積は
特に書くことがなく、よく考えてみれば蓮自身も特に願い事はなく。

ただ、今幸せだなあということをしみじみ感じ、
「ずっと今の生活が続きますように」
それが願いだと呟いた蓮の言葉を聞いて、吉積が短冊に書いたのはー

なんとも味気ない「現状維持」の言葉 笑。

そして”事務的すぎるよ”と思いつつも、続けて蓮が書いたのも同じ言葉。
二つ並んだ「現状維持」を見ながら、声を出して笑う二人、
幸せを噛み締める蓮ー

という内容。


”なんでもない日常”の貴重さをよくよく理解している蓮と、
蓮の世話を焼くことがライフワーク、生きる目的!という吉積。

二人の間に流れる、束の間のゆったりと穏やかな時間が心地よく、
吉積の書いた「現状維持」の言葉にふふっと笑ってしまう優しいお話でした(*´˘`*)

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願い事は

本品は『センチネルバース 水底の虹』の
コミコミスタジオ特典ペーパーになります。

本編後、蓮が退院して3か月後のお話です。

蓮が退院してから3か月がすぎ
善積が指導教官試験に受かって独身寮を出る事になり
ひとまずはと蓮のマンションに転がり込みます。

退院後の蓮の面倒を見によく来ていたため
独身寮の荷物を全部ひきあげると言う感じで
やってきたら

玄関には笹が立てかけられていて・・・

A4サイズ両面にて
連のマンションでの同居生活での出来事です。

施設くらいの長い蓮は季節行事やイベントになじみ深く
スーパーで売られていた七夕用の笹を見かけて
懐かしくて買ったと言います。

蓮の1年の休職期間が終わるまでに
身の振り方を決めて次の住まいには2人で移る予定ですが

蓮としてはマンションのあちこちに吉積の荷物があると
ここに住んでいるという実感に繋がり
悪くない気分になります。

10時を過ぎても朝食前という蓮に
吉積はオープンサンドをつくってくれ
その後に2人で笹飾りを作る・・・と言うお話です。

願いが叶って書くことがないという吉積も
蓮も願い事がないなんて言い出して
2人が幸せなことが伝わる短編でした (^-^)

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