umeair
ookami denka to kuroneko aisai no kenshin
「狼殿下と黒猫愛妻の献身」の電子限定SSのこちら。
カークランド視点のお話です。ある日父王に呼び出され、シェインが実はヴェルニルの末王子ではなく、自らの意思でこの国に来たわけでもないと明かされたカークランド。
詳細を省いた説明だったため、そこからカークランドが予測した今日に至るまでの顛末と、それに顔を顰めるランフォードとのやり取りが面白くて!
シェインを拉致してきたと勘違いするカークランドの発言を否定せず、ダルニエ医師も「まあ、そうだな」なんて言っちゃうものだから…犯罪だー…!と青ざめるカークランドの姿に、声を出して笑っちゃうSSでした。
最後には無事誤解も解けてめでたしめでたし、何よりです( ̄∀ ̄)
王太子であるカークランド視点のお話。
本編でも、カークランド視点を読んで、この子はいい男だし、いい王様になるよなぁ、と思っていたのですが、やはり良いですわ。
ある日、父王に呼ばれて出向くと、そこには父王と宰相、ダニエル医師と叔父夫婦、という回れ右をしたくなる迫力な面々が揃っていて。
父王から、墓場まで持っていく秘密だと言って、実はシェインは猫獣人国の末王子ではないし、自ら来た訳でもない、と。
ランスの執着ぶりを目の当たりにしているカークランドは、すわランスによる誘拐か!?と真っ青に。
カークランドの筋の通った仮説に、感心すると同時に、それぞれの心境を思うと笑っちゃう。
いやホント、カークランドはいい王様になりますね。
素敵な家族ですわ。