みざき
kyuuketsuki to yukai na nakamatachi
コミコミスタジオさん限定の書き下ろし小冊子です。
上下段組で本編は10Pほど。
アルも暁も大好きなのですが…旧版刊行時から、暁の友人で刑事の忽滑谷の物腰柔らかに感じるけれど、よくよく見てみるとクセのある食えないキャラクターがなんともツボで大好きだったのです。
集英社文庫版を読んで、ああやっぱり好きだなあとなっていたところにこちらの小冊子ですよ…!彼の良さがぎゅっと詰まったショートストーリーでした。
忽滑谷好きの方はぜひ入手してほしいです。
忽滑谷の後輩で相棒である柳川視点で語られる、刑事な2人の日常のお話。
忽滑谷刑事の事件簿というタイトルでありながら、柳川視点だというのが効いていてすごく面白かった。
普段、昼になると1人でどこかへと行ってしまうのに、突然「一緒に昼を食べないか」と柳川をフードコートへと笑顔で誘う忽滑谷。
状況的にはごく普通の先輩後輩のやり取りのはずが、その相手が忽滑谷だというだけで、そして笑顔だというだけで、得体の知れない一抹の不安と不気味さをじわじわと感じている柳川の図に笑えてしまうのです。
本編でも苦労をしていそうな柳川でしたが、こちらでも忽滑谷に振り回されている姿が見られます。
読み終えてからもう1度読み返してみたくなる。
そんな2度楽しめるおいしい1冊になっています。
忽滑谷刑事と柳川刑事がフードコートでお昼休憩を取ってる時の出来事。
本編では、アル目線で読んじゃってる部分があるので忽滑谷刑事には割と好意的な感情で読んでる。
でも、柳川刑事視点だと仕事は出来るけどスタンドプレーが多くてルールは守らない困った人扱い。まぁ、証拠物証のコウモリ持って帰ったり勝手な捜査したりするんだもんね。真面目で堅苦しい人からすると苦手なタイプなのかも。
この休憩中もただ昼休憩時間オーバーして休んでる訳じゃないのが仕事出来る男なんだよなー。
偶然居合わせた暁が知らない人(柳川)相手だと大人の社交性があるのが驚きでした。
2巻のコミコミ限定SSも忽滑谷刑事の事件簿2なのでどんな話なのか楽しみにしています。
忽滑谷さん暁んちにしょっちゅう行くやん?
ただの友達なの?こんなイケメンが2人恋人もいないなんて。