てんてん
kita no toti kami to momo no yomeiri
本品は『北の土地神と桃の嫁入り』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、ある日の雪虫たちの小話になります。
遠い山の間から朝陽が顔を覗かせる前の早朝、
1匹の雪虫が鳴いて揺れます。
その揺れが次第にほかの雪虫たちに伝わり
寝床にしている籠からほわほわと雪虫たちが飛び出します。
雪虫たちはかくかく挨拶を交わすように声をあげながら
それぞれの持ち場へ列になって進んでいき・・・
B5サイズ両面にて雪虫視点のお話です。
朝の風景が雪虫たちを通して描かれているのですが
雪虫たちのモモやキタに向ける想いとともに
モモとの出会いもちらっと出てきて
ほのぼの幸せムード満点でした。
読めて良かったです (^-^)v
本編後日談で、なんと雪虫視点のお話でした。これは個人的にはめちゃおススメしたいペーパーです。
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おススメしたいと思うのは。
雪虫の可愛い様子や、雪虫の思っていたことがわかって嬉しかったからなんです。
ああ可愛い。
まず朝。
一匹の雪虫が「ほわ」と鳴いて揺れて、寝床にしている籠からほわほわ飛び出す。
しかも数えきれないほどの雪虫がどぱあってあふれるほど出てくるらしいんです。
そして「ほわ」「ほっわ」っとか言いながらそれぞれの持ち場に向かって列になって進むんですって!!!!!ああああああもう可愛すぎる。(脳内はジ○リのまっく●くろすけ)
そのあと、モモが起きてきて一緒に朝餉の用意をして、キタさんを起こして、朝のいちゃこら・・なんてところを雪虫視点で楽しめるお話になっています。
二人の幸せそうな様子と大好きな雪虫の可愛い様子で、一粒で二度美味しいという印象のペーパーでした。先生お話有難うございました。
なんと北の土地神(キタ)の御使いである雪虫視点のお話でした。
「北の土地神と桃の祝言」でモモの花嫁衣装の件で、雪虫同士が意見を戦わせていたのでそれぞれが思考を持ってるのは分かってましたが、こちらのペーパーでは詳しく生態が書かれていました。
不思議だったのは彼等の寝床の籠にどうやって詰まってるかでした。彼等も知らないようで結婚式の準備の時は廊下を埋め尽くす程の数が居たはずなので、キタの力で寝てる時は縮んでるか籠が異次元ポケットみたいになってるのかもしれません。www
そして雪虫達は個々の個体でありながらも考えや記憶を共有できるらしく、幼体のモモと花園で出会った事もちゃんと覚えていました。彼等がモモを好きなのはキタの御使いって事だけじゃなくて、モモに救われたからなんですよね。
この出来事があったからこそキタとモモは出会い、モモを好きになって嫁に貰うことを決めたので、雪虫はキューピットでもあるんです。