てんてん
long engage
本品は『ロング・エンゲージ』のフェア店特典ペーパーです。
本編後、タイのジムでのお話になります。
対人は押しなべて人懐こくておしゃぺ好きです。
鳴町がジムのトレッドミルで走っていると
最近よく顔を合わせる大学生に声を掛けられ
隣のマシーンで走り始めます。
すると逆サイドから同年代の男性に声を掛けられ
2人に「また引き締まった」「筋肉が素敵だ」と言われ
英語なのでサンキューと返しますが
日本だったら面食らいそうだと思います。
そのうち「鳴町のパートナーが羨ましい」と言い出し・・・
B5サイズ片面にて鳴町視点の小話です。
最初は久瀬と代わりたいのかと思う鳴町でしたが
わざわざ鳴町に声を掛けてきたのは
久瀬と親しくなりたいからでは!! と思い至ります。
鳴町がそんな悶々を抱えていたところに
久瀬が一緒に走ろうと軽い足取りでやってきますが
「急に腹が減った」と彼らの前から連れ去り
ジムでは軽々しく会話はすまいと心に刻む
・・・という久瀬至上主義の鳴町らしい小話でした。
亭主が思うほど妻は・・・と言いますが
久瀬には当てはまらないのか!?
鳴町のヤキモキが楽しい小話でした (^-^)/
実はこの特典書き下ろしペーパーが1番のお気に入りです。
本編でも鳴町は忙しい仕事の合間に時間を見つけててはジムで身体を鍛えているとありました。それは高校時代に久瀬が誉めたからであると知り、何て健気で可愛いの!って思っていました。
そしてこちらのお話は海外赴任先のタイのジムでのお話でした。
日本にいる時よりは余裕が出来たと本編にもありましたが、休日の早朝から鳴町はトレーニングに励んでいました。
その日は久瀬とは行動を共にしておらず、最近顔を見せるようになった大学生と何度か顔を合わせたことのある同年代の男が、鳴町のマシーンの両側を挟んで熱心に話しかけて来ていました。
ここで読者は彼等の目的を想像出来るんですが鳴町だけが分かっておらず、久瀬一筋の鳴町は自分の魅力に全く気が付いてないんです。www
2人が鳴町を巡ってヒートアップしそうになったタイミングで久瀬が現れた時の鳴町の誤解にクスッとして、彼等の目的を察した久瀬の牽制にブッと吹き出してしまいました。
こういうお話がもっと読みたかったです!