君、シヲレルコト勿レ【BLCD】

とにかく雰囲気が良いセラピーBLCD

漫画原作なんですが、往年の小説原作を思わせる落ち着いた世界観で、隅々まで丁寧に音声化されていました！

何より生活感が凄くて、理由を考えると
・間の取り方が贅沢
・穏やかなピアノBGMや環境音
・食事シーンが本当に食べてる…！生きてる…！
・近所のおばあちゃん、町医者のおじいちゃん、猫の白玉達との温かい交流
恋愛に限らず、人生、生き様そのものが浮かび上がって来て素敵でした！


CPとしては…
空間デザイナー×盆栽屋、人懐っこいワンコ系年下攻め×不器用だけど面倒見の良い年上受け。背中を押してくれる攻めの先輩は出てきますが当て馬はなし。

主なあらすじは…
攻めが身近な人に裏切られて弱っているときに、胃袋を掴まれ居場所をもらって恋に落ちる。一方、受けの方は最愛の祖父母を失くし、他人に深く踏み込まない生活を続けていたけれど、攻めに絆されて徐々に氷が溶けていく。そんなふたりを山茶花の盆栽が繋ぐ、ほっこり良いお話です。

ピンクなシーンは…
・先輩の入れ知恵で、攻めが受けのことを想像しながら女性の動画で抜くシーン
　女性の喘ぎ声が途中で受けの声に変わりBGMも空気を読みます
・べろちゅー→抜きっこ
　ここのキスのSEがとんでもなくやばい。既にSEX
・自己開発にいそしむ受けがシャワー室で一人で…
　腹をくくってからの受けはかなり積極的！可愛い！
・電話越しに後ろをいじる受け→攻めの言葉責めで実質テレセク
　お互い実況してるのがえち～～～～
・初セの前に一発抜こうとした攻めに受けのフェ→合体
　受けの無自覚煽りに興奮する攻めしか勝たん(？)
・受け断髪後の首舐めセッ
・プロポーズ後のいちゃらぶセッ
　ちなみに共通初回特典のボーナストラックは、コミコミ公式通販で買うとCDについてくる特典小冊子の音声化です！

演技の感想…
・受け：薫＠土岐隼一さん
スペースで榮屋シュロ先生も仰ってたように、最初と最後で声音が全然違ってどんどん優しい声になるのが素敵でした！最初は生きることに諦観を抱いてて無気力な感じで…抑揚も控えめなのに、李一との出会いによって表情豊かに。あと食べてる時の「うまム」って美味しそうな言い方が可愛かったですー。
濡場以外でも、李一をドキッとさせる台詞の言い方とか謎の色気が。反面、泣き方は子供みたいにあどけなくて胸ギュンでした。

・攻め：李一＠新垣樽助さん
メインキャストさんの中で最年長なのに、素直な年下ワンコの姿が見える…！声優さんって凄いなと改めて思わされました。シュロ先生いわく声がついてさらに包容力が爆増。穏やかで優しい声でこんなに受け止めてくれたら、そりゃ薫さんも惚れるしかない…とのこと。いわばセラピーBLCDですね(?)
攻めではあれど人柄的な可愛らしさがよく出てて、その分濡場のシーンでのギャップが…映えます…！

・攻めの友人(大学の先輩)：九重＠鈴木崚汰さん
落ち着いた声に飄々とした演技が良くて、ただの脇役で終わらないだろうなという曲者感！タチ寄りのリバらしいですがなんとスピンオフでは受け…！ぜひ店長編もCD化されて欲しいです♪
九重さんに限らず、町医者だったり薫さんの失踪した父も兼ね役みたいで。初聞きではわからず芸達者っぷりに驚きました。

全体的に…
波風はそんなに立ちませんし、すれ違いも割とすぐに解決するので、心穏やかに聞ける安眠CDでした！わんこ×にゃんこっぽいCPがお好きな方もぜひ！