kurinn
haikei boku no danna sama dekiai otto to osanazuma no chiisana deai nikkī
嵐のようにやって来て去って行った、お騒がせの三木の妹の芽衣子視点のお話でした。
芽衣子が弥尋について最初はどう思っていたのか、初対面の印象と一緒に過ごしてみての感想とかが書いてあって興味深く感じました。
あとがきにあった弥尋と三木の日記は発刊するにあたっての書き下ろしなので、2008年の同人誌に書かれた時点の芽衣子の書ききれなかった点をこちらに書いたのだと思います。
想像以上に芽衣子が弥尋に好印象を持っている事が分かりました。きっと弥尋の魂の美しさが人を惹きつけるんでしょうね。
ちゃんと意地悪気味だったのも分かってるし、何より弥尋と出会えた事で夫との事で荒んだ心も癒されたようでした。
三木の部屋に残した荷物を実家に送られたことが不満なのにクスッとして、日記にあった弥尋宛に贈った物の事が書いてあってニヤッとしました。
やはり一年後は悲しいので、次巻はもう少し早く出して欲しいと思いました。
本品は『拝啓、僕の旦那様―溺愛夫と幼妻の小さな出逢い日記―』
のコミコミスタジオ特典小冊子です。
本編幕間、隆嗣の妹視点での兄嫁考察になります。
隆嗣の妹である芽衣子は夫が浮気したと思い込み
赤ん坊の末っ子を連れて日本に帰国します。
実家に戻れば自分の行動にあれこれ言われる事は必須で
兄の元に身を寄せる事を決めて
マンションへと向かいます。
それには堅物すぎて熱愛とは無縁で
見合いからも逃げ回っていた兄が結婚した相手をみてみたい
と言う気持ちもありましたが
実際に目にした弥尋は想定以上で・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにての芽衣子による本編裏事情的なお話です。
本編でも歯に衣着せぬ物言いの芽衣子でしたが
彼女視点の本作は隆嗣が家族にどう思われていたのかが
あけすけに語られていてとっても面白かったです。
弥尋批評も女性目線+小姑視点が混ざっていて
本編のアレはこういう意味だったのね的な
裏事情が見えてさらに楽しかったです (^-^)/
本編で新婚家庭に突撃していた小姑、芽衣子の語り口になるお話でした。7P2段組細かな字でびっしり、読み応えありのため、本シリーズお好きな方でしたら、是非って感じです。
++
「突発的に日本に」と冒頭にあって、「自覚あったんかいな」と少々呆れた気分になりましたが、まあこういうのは一生治らんやろうなと思う芽衣子さん。我慢するってことがないんだろうな。我慢がいいとは限らないけど、行先はもうちょっと考えた方がいいんじゃないかなあ。(新婚さんはやめた方がいいと思う)
当の新婚さんたちは、芽衣子が買い込んだ荷物を全て実家に送ったということなので(主に攻めの行動の結果と思うが)、もう二度とこんなことはないかもしれないけど、芽衣子さんがめげずにまた来そうやなあと思う、パワフル義妹さん視点の小冊子でした。