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mask danshi ha koi shitakunai noni
1に続き、タイトルやキャッチコピーだけで食わず嫌いは損をすると感じさせてくれる良作でした。
1はコロナ禍に便乗したようなタイトルが悪目立ちして、特殊性癖のスケベで盛り上がる話かと思ったのですが(ごめんなさいごめんなさい)、
小林裕介さんのエロい声が聞けりゃいっか!と視聴してみところ、思いのほか「心」に深く焦点が当てられた内容で感情を揺さぶられたので、続編のこちらも期待して購入しました。
ところが、2では新たに明らかな当て馬の敦賀くんが登場してきたので、カップル成立後はいよいよ陳腐な茶番劇方面に舵が切られたのかと思いきや、またもや良い意味で裏切られました。
展開は定番でしたが、裕介さん、江口拓也さん、中島ヨシキさんの演技の良さと、各人の背景と心情モノローグがわかりやすく挟まれるので、茶番劇を見るような退屈さに陥ることもなく集中できました。
佐山の根底にある「一貫して相手を想いやるブレない優しさ」が才川の救済になる様子は感動します。
前作では語られなかった才川の生い立ちを知って、自分自身も心に痛みを抱えているくせに佐山を救ったことがわかり、そのことに佐山も気づくところでは、「オメーら本当に出会えて良かったな!」と心のクソデカボイスが出ました。
高校生ものは、文化祭のなんらかの出来事で関係が深まり、後夜祭でやらしいことに進展するがド定番ですが、
こちらのトラックタイトル後半が、まんま「文化祭」と「後夜祭」だったので思わず笑ってしまいましたが、過剰すぎる演出なく各人の想いが回収されていくので、ストレスなく聞き終えることができました。
ついでに、才川の父親よりも息子の江口拓也さんの声の方がお父さんぽく感じられたことにも笑いました。
(これは父親役の声優さんの声が細めで、江口さんの声質が低くて厚みがあるせい)
当て馬の敦賀くんもその場限りのモブではなく、一登場人物として感情移入できるようなエピソードが語られており、
人当たり最悪の佐山に惹かれていく様子も雑なストーリーにありがちな共感できない感じがなくて良かったです。