「白銀の王と黒き御子 異世界で僕は愛を知る」初版限定特典書き下ろしSS『僕らの想いが紡ぐ旋律』

hakugin no ou to kuroki miko

「白銀の王と黒き御子 異世界で僕は愛を知る」初版限定特典書き下ろしSS『僕らの想いが紡ぐ旋律』
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
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レビュー数
4
得点
17
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
白銀の王と黒き御子 異世界で僕は愛を知る

商品説明

「白銀の王と黒き御子 異世界で僕は愛を知る」の初版にのみ同封されている書き下ろしSSペーパー

特別番外編『僕らの想いが紡ぐ旋律』
光樹がピアノを弾いているとエドガーがやってきてー…。

レビュー投稿数4

新しいこと

エドガーにピアノを聴かせてくれないかと言われ
時々ピアノを弾くようになったコウキ。
この日はエドガーに「エドガー様も一緒に弾いてみませんか?」と言い、二人でピアノを弾くことになります。

ピアノのお話だけでもほっこりしたのに、
一緒に糖蜜パイも作っている様子に
胸がきゅんきゅんしました。
白いもふもふが一生懸命ピアノを弾き、パイを作る姿なんてもうもうもう…!!!

パイ作りは失敗に終わってしまったけど、
それもまた楽しめてよかったし、
本編にシリアスな部分が多かった分、
ほっこりとしたお話が読めてよかったです。

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出来る事を探して

本品は『白銀の王と黒き御子 異世界で僕は愛を知る』
の初版限定挟込ペーパーです。

本編幕間、光樹がエドガーの頼みでピアノを弾くお話です。

エドガーはピアニストだった光樹のために
白いグランドピアノを贈ります。

この世界にもグランドピアノは存在しているものの
一般にはあまり普及していないらしく
祭りなどで即興の音楽演奏はされても
日常的に演奏を職とする者もいないと言います。

光樹は時折、執務の合間に現れるエドガーに
ピアノを所望されるようになります。

息抜きの時も有れば、
何か考えをまとめようとしている時もあり
光樹はその日のエドガーにあった曲を選び
新郎の多い彼に寄り添いたいと願っています。

1曲引き終えた光樹は思いついて
エドガーに連弾を申し出ると・・・

通常ホワイトハートの初版ペーパーはB6サイズですが
今回横長にB7サイズ5枚分の両面2段組という
ボリュームで穏やかなある日の2人が描かれています。

エドガーは光樹に手を取られて
おっかなびっくり子守唄を演奏し
聞いていた時とは違う感動を覚えます。

そして光樹はそんなエドガーに
今までにない経験をいろいろさせてあげたいと思う

・・・というほのぼのした小話でした。

かつての「豊穣の御子」も「神狼」のために
こんな時間を持っていたのかなと思われ
更にほのぼの度がますお話でした。

本編後に読むと色々と考えさせられますが、
続きモノなので仕方ないかな。

1

ちょっといい話なんです

コウキは異世界に召喚される前はピアニストで、子ども達にピアノを教える仕事もしていたようでした。
そしてバルデュロイの孤児院で子ども達にオルガンを弾いてあげてて、音楽がコウキにとって大切なものだという事が分かりました。

そんなコウキへの贈り物として、エドガーが用意したのが城に眠っていた白いピアノなんです。
このピアノは昔の「豊穣の御子」の為に用意された物らしく、コウキ曰く獣人が弾いても大丈夫なように丈夫で椅子は連弾をする為なのか幅が横に長く作ってあるそうです。

コウキがエドガーにピアノを教えたように、過去にも「豊穣の御子」と「神狼」が連弾していたのかなと想像してしまいました。

この他にもコウキはエドガーの為に一緒に菓子作りを計画しちゃったりしていました。
厨房の人々や侍従達がエドガーの為に心配したりヤキモキする姿に、エドガーの辛い過去や今までして来た事は間違ってなかったという事が分かって良かったです。

こんなに幸せそうな日々を送ってたのにと、上巻のラストを思い出して複雑な気持ちになりました。

本編に甘さが少なかったので、初回封入特典があるうちに購入される事をお勧めします。

1

ほのぼの日常

コウキがバルデュロイでの生活に慣れ、エドガーとの甘いラブラブ期の日常を切り取ったひとコマでしょうか。エドガーとコウキのほのぼの日常です。


エドガーにプレゼントされたピアノをコウキが弾いてるときに、エドガーがやってきます。

コウキの弾くピアノの音色が好きなエドガーに一緒に弾こうと提案し、エドガーの手の上から自分の手を添えて曲を奏でます。昔エドガーの母親が歌っていた子守唄をピアノで演奏し、懐かしい記憶を思い出すように、エドガーとコウキの2人はゆったりとした2人だけの穏やかな時間を過ごします。

これをキッカケに、エドガーに新しいことに挑戦してもらおうと計画したコウキは、エドガーの好きな糖蜜パイを一緒に作ることにしました。厨房に立つ王にザワつく料理人たちを尻目に糖蜜パイを作る2人でしたが、どうやら焦げてしまって失敗した模様…。
でも味はなかなか良い感じだったようで、次回リベンジさせてくれと息巻くエドガーに同意しながら、次は他のみんなも誘い合わせて一緒に作ってみるのはどうかな、と愛するエドガーにささやかな日常を経験させてあげたいと思うコウキでした。


本編が悲しい感じで途中終わったので、このSSでちょっと気分を盛り上げ返しました^ ^
お互いに相手を想い思いやって、なんてことないバルデュロイでの日常を描いたSSです。ホワホワと甘い雰囲気に癒されました♪

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