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rumspringa no jokei
2枚組で2時間超、【その後の彼ら】セットは、「その後の彼ら」の話19分+フリートーク11分+初期設定や小ネタが含まれた冊子付きです。特典が充実しているので、どうせお金を払うなら【その後の彼ら】セットがオススメです。
構成としては概ね原作通りでした。ただ、1枚目の冒頭にラストシーンの一部を入れる演出があり、このおかげで2時間以上経ったあとも(人によってはCDを入れ替えたりトラックを選んだり、漫画を読む時には発生しない作業をしていると思うので)、作品の雰囲気が途切れることなく入ってきたのは良かったと思いました。BGMも作品に合っており、洋画を見たような余韻が残りました。
本作の魅力としては、メッセージ性の高いストーリーとBL要素の両立だと思っています。ストーリー重視だとラブが薄れ、ラブ重視だとストーリーが薄くなるといった葛藤がある中で、この「ラムスプリンガの情景」という作品は私が知る中でも屈指の両立型です。その分キャストの方々が背負うであろう重責も相当なものだったと思いますが、野島さんと内田さんの相性が恐ろしく良いことでとんでもないものが出来上がってしまったなぁという感じです(褒めています)。某アニメでも有名な組み合わせですが、声も演技もとにかく相性がいい。見せ場を潰し合わないだけでなく、オズが目立つ時はテオが抑え、テオが目立つ時はオズが抑えるという風に、お互いを引き立て合うお芝居で、2時間超あるのに全く飽きることなく聞けました。多幸感もすごい。間違いなく「神」です。
野島さんはオズのスレた部分をベースに表現してくれるので、オズの本質である面倒見が良いところや父親との約束に縋っている様子をより引き立たせていると思いました。テオと恋をして、父親に愛されていたこと、ダンスが好きなことを思い出して、自分に本当に大切なものを見つけていく過程にも共感できました。しかも、ドライブインシアターでテオに迫るシーンがまぁエロい。ダミヘでもないのに距離が近い気がするし、リップ音も圧巻過ぎてベテランの圧を感じました。
内田さんはテオの純朴さと強さの二面性をバランス良く表現されていた印象です。私が思うテオの魅力(純朴だけど幼稚ではないところ、可愛いけど軽くないところ)がしっかり伝わってきましたし、「僕の代わりに怒ってくれてありがとう」からの「今日は帰りたい」「抱かせてくれ」の流れが最高でした。普段は可愛いテオがここぞというところでカッコいいのにときめきましたし、後半にかけてエッチがこなれていくのも良かったです。
そして何より、「その後の彼ら」が甘々&エッチでした。想像以上にちゅっちゅしているので、BLのエロさはプレイよりシチュエーション、淫語よりもリップ音という私には非常に刺さりました。最初のHシーンは慣れてない×慣れてるという状態だったのが、「その後の彼ら」ではすっかりラブラブカップルになっており、砂糖吐きそうなほどイチャイチャしてるのがたまらなく可愛かったです。ここでも野島さんと内田さんの相性の良さが発揮され、キスのタイミングがナチュラルでびっくりしました。
また、本作のキーパーソンとなるクロエとダニーもイメージ通りで、「本当に必要なものを選んで生きる」というテーマがしっかり明示されていたと思います。「ラムスプリンガを経験する目的は何か?」というのは、作中で登場人物それぞれ別の考えが言及されますが、何が必要で何が不要なのか?何が目的で何が手段なのか?というのは人間の普遍のテーマであり、メッセージ性の強さは原作通りでした。そして、何を選んでも100%はないことも作品通して一貫していたと思います。最終的にテオは外の世界を選びますが、外の世界が良い部分ばかりではないし、悪い人も嫌なこともあります。でも、それでもオズと一緒に生きていきたいと思う覚悟があり、オズのテオを愛する気持ちと相まって、最後の最後に二人の目指す先が一致するシーンはCDでも丁寧に表現されていました。
総じて期待を裏切らない仕上がりになっていますし、ストーリーもラブも充実していて本当にお得だと思います。改めてジンジャーさんの本気を感じました。間違いなくおすすめできる作品です。
この原作本当に大好きで、吾妻先生がTwitterでドラマCDの制作会社を募集してる時からこれを楽しみにしてました!特典まで付けると6,000円超えなのでちょっとビビりましたが、圧倒的!「買ってよかった」です。ちなみに本編は2枚組120分超え、特典CDはフリトも併せて30分程でした。超大作……。
何より原作の世界観の再現度がすごかったです。この原作は80年代のアメリカが舞台となっていて、少し古い洋画を見ているようなノスタルジックな世界観が魅力的なのですが、正直CD化が決まった時はこれ難しいだろうなと思っていました。しかしキャストさんの演技力も勿論、脚本もBGMもすべてが美しく原作の世界観を再構成していて本当に素晴らしい制作陣に恵まれたと感動しました。脚本も個人的に大好きな久礼野先生、音響監督も田中さんということで非常に重厚なスタッフ・キャスト陣が組まれております。(笑)
生まれてからずっと自然豊かな故郷で育ち、故郷以外のことは右も左も分からず都会に飛び込んだ純朴な少年「テオドール」は内田雄馬さん。原作を読んでいるときから内田さんのようなふわふわ声を脳内再生していたので大変ハマり役でした!原作のテオも可愛いですが、声が付くと100倍可愛い!ちゃんと原作通りひらがな喋りになってるのもすごい。
NYで大きな挫折を経験し、田舎の小さなバーでウエイターをしながら身体を売って食い繋いでいる「オズワルド」は野島健児さん。野島さんの声域の中ではかなり低めで落ち着いたトーンでしたが変な違和感はなく、まだ若いのに擦り切れすぎているオズの人柄をよく再現されていました。個人的には洋画の吹き替えみたいな野島さんの演技がまさに80年代アメリカ!という感じでめちゃめちゃツボでした。
2人が7歳差ということもあって、「ハンサムなオズ・ワンコかわいいテオ」というのがデフォルトなんですが、濡れ場になると二人ともかわいくなっちゃうのも最高でした~。野島さんの受け相変わらずセクシー可愛くて、「the年上受け」という感じでした。年上の余裕たまらん!内田さんの攻めも「あれ、受け2人いる?」ってぐらい可愛くって、オズが大好きで一生懸命はぐはぐしてるところがめちゃめちゃ愛らしい~…。アフレコレポで2人して濡れ場の着地点が分からず酸欠になったみたいなことを読んだのですが、「あ~このシーンかな」っていうのも分かって面白かったです(笑)
また特典になるとさらにオズのデレ度が増して超かわいいので、特典CDの購入をおすすめします!フリトもほんわかお喋りされてて和みました。野島さん、地声が若々しくてびっくりしました。
他にも書きたいことは山ほどあるのですがこの程度に留めておきます!
制作陣のみなさまにBIG感謝です!ありがとうございました!
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敢えて原作とCDの相違点を書いておくと、原作の縦文字と横文字、つまり英語とペンシルバニアダッチの違いはほぼ無くなってます。存在自体は作中で紹介されますが、テオが突然故郷の言語を喋りだしてオズが困惑するといった流れは無くなっていました。これは難しかったと思うので本当に仕方ないと思います。むしろ中途半端に再現されるより良かったです。
吾妻先生のTwitterからリアルタイムでドラマCD化の流れを見ていて、満を辞して発売されましたね!
ワクワクして聴いたのですが…これは…日本のいちBLCDとして評価されるにはあまりに惜しいです。
本気でハリウッド映画界に打診して逆輸入実写映画にでもした方がいいです。英語字幕作って全世界に公開した方がいいんじゃないかと思います。
アメリカの腐女子仲間にもマンガ読ませたんですがちゃんと史実や社会的背景も合っていて好評だったので、あとは言葉の壁を乗り越えるだけです。
BLの枠を超えて良質なゲイもの映画ってことで映像化しませんかね…?
雰囲気、台詞回し、話し方がアニメのそれではなくて完全に吹き替えで行われる演技で、例えるなら既にラムスプリンガの情景という名前の洋画が存在してその吹き替えだけを映像なしで観ている気分になりました。
音だけでその雰囲気が出せる声優さんたちと製作陣の本気が見せる名作として今後語り継がれるでしょう。
やさぐれた元ダンサーの男娼オズワルドを野島さん、純朴で浮世離れしたアーミッシュのテオを内田さんが好演しています。めちゃくちゃ擦れた冒頭から純粋なテオと出会って気持ちがどんどん変化して恋人同士になっていく過程が本当さすが野島さんでした!
内田さんの攻めは初めて聞いたんですがめちゃ年下ワンコですね。普段はふわふわしているのに、スイッチ入った時に雄み出るところにドキドキしました。
脇の緑川さん、神尾さん、新垣さん、山中さん、おそらく次回作の主役になるジーンを村瀬さんと脇もとても豪華!
カットなしで2枚組でじっくり聞かせてもらい、しかも特典冊子もそのまま音声化なんて昨今なかなか見ない待遇ですよね。やー、いい買い物でした!
先日のちるライブ「小野友樹×斉藤壮馬♥ドラマCD『美しい彼』シリーズをディレクターさまインタビューとともに布教させてくれ」にて、初めて、CDが出来る過程や、ディレクター・脚本家、作曲家制作陣のことなどを詳しく知りました。
そして、この作品もキャストも含め素晴らしい作品なので改めて制作陣を見たら、『美しい彼』と同じ、脚本・久礼野ハジカさん、音楽・ナカシマヤスヒロさんで、納得でした。
Ginger Recordsさんが数々の名作CDを世に送り出してくださるのは、そういったBL作品に対する熱い思いと、同志が集まっているのだなと痛感します。
とても貴重なレーベルで感謝で一杯です。
この作品は原作自体が素晴らしいですが、それを見事に音声化。
原作を大切にして、脚本を作ってくださる久礼野ハジカさん本当に感謝です。
(美しい彼も凪良先生の文章を大切にしてくださっていて嬉しかった)
またここに名作が一つ出来たことが嬉しいです。
レヴューされている方々が書かれている通り、この物語は本当に洋画を
見るような雰囲気で、ストーリーもしっかりしていて心に染みてくるような
お話ですね。
メインキャストもイメージぴったりなお二人ですが(特に個人的には野島
さんのオズがとてもお気に入り。何だろう・・・繊細な色気とでも言いますか・・・
心根はとても純粋なオズを丁寧に表現されていました!)
原作では絵で表現されているため、わざわざ説明がないのですが音源化に
あたりセリフが追加されているシーンがあるのですが(ネタバレになるので
具体的には伏せておきます)そのシーンの野島さんのさり気ない色気がたま
らなく好みでぐっときてしまいました。あと、ラストトラックがニールと
オズの会話から始まるのですが・・・新垣さんのニールこれまた最高です・・・
グッと来る・・・。ダニー役の緑川さん、オズの父の山中さん、そしてジーン
役の村瀬さん・・・脇役キャストがもはや豪華すぎて聞き惚れてしまう。声優
の皆さんの演技力に引き込まれ、アッという間に2枚組の時間が過ぎていき
ます。ジンジャーレコードの本気、素晴らしすぎる!スピンオフの「親愛な
るジーンへ」の音源化も心待ちにしています・・・。
(個人的にはトレヴァーを是非新垣さんに演じて欲しい!!!)
配役発表されたときに某作品を思いだしてキャーっとなった人は多いのではないでしょうか。わたしもその一人です。
聴いてる最中その作品のことを思い出すのでは…?と思っていたのですが、声の高さや話し方が違うので全く思い出さず。テオとオズに集中して聴くことが出来ました。
のじけんさんのオズはとにかく色気がすごい…
声だけで伝わってくる美人オーラと人の良さ!笑
内田さんのテオは普段わんこでかわいいのにいざって時は落ち着いたかっこいい声でテオの二面性が出ているなと思いました。
緑川さんのダニーは真面目で心配性なところもしっかりと再現されていたし、チラっと出てきたジーンの村瀬さんも良くてもっと聴きたかった。
親愛なるジーンへも是非CD化していただきたいです~。
原作既読です。
以前原作者の先生がドラマCDにして欲しいって呟いてらっしゃたのきっかけで、本当にドラマCDになったなんて。
BLアワードも取った作品だし、内容が素晴らしいのは事前にわかっていたのに、ドラマCDになる作品とならない作品の差って何なんだろうと考えてしまいます。
今回時代も少し前のアメリカで、アーミッシュの青年が出てきたりするのがハードル高かったのかな?と思いますが、映画の世界のようで、音声化されても素敵な仕上がりで、キャスト様も素晴らしくて良かったです。
オズ役の野島さんに、テオの内田さん。テオの兄のダニエルに緑川さん。
テオはアーミッシュの村出身で素朴で世間しらずな無垢な青年。オズに出会ったときに客と勘違いされてというところから始まった出会いだけど、何かとテオの世話を焼くオズ。
最初に出会ったときから何か感じるものがあったのか、次第に惹かれてという。
エロがメインの作品ではないので、原作に沿って丁寧に描かれていて、家族の問題だったり、アーミッシュのしきたりだったり無理なく心の動きを追うことができました。
テオがとにかくかわいくて、さすが内田さんという感じでした、オズは受けだけど野島さんの低めの声がかっこいいんですよね。
オズの方が経験があるからリードする感じで。
原作がしっかりしてるのでボリュームもたっぷりで一つの映画を観終わったかのような満足度の高い作品でした。
こちら特捜版についてるその後の彼らのお話も音声も最高なので、原作好きの方はこの小冊子を手に入れるだけでも価値あると思いますので、是非。
脚本、芝居、演出どれをとっても良い出来のCDだと思います。特典も合わせれば2時間半以上という大作ですが、丁寧に作られていると感じました。
原作との違いについてですが、先のレビューにもあるように、英語とペンシルバニアダッチの違いは無くなっています。
また、シーンの順序が変わっているところがありますが、音声だけで聞くにはより分かりやすくなっていると思います。
他にも、イラストだけだった絡みのシーンや、音声だけでは分かりにくいところに台詞が足されていますが、どれも特に違和感なく聴けました。
原作を読みながらドラマCDを聴くのが久々だったこともありますが、こんなにCDとして聴きやすく、かつ違和感なく変更されているのか!と感動すらしました。
主演のお二人は、細かいトーンの使い分けなど流石の演技力でした。終始安心して作品に浸りながら聴くことができました。
内田さん演じるテオドールは、声がつくことで原作よりもさらに可愛さ増し増しになっていたと思います。そして、普段が可愛いからこそ真面目で抑えめなトーンのときにドキッとしました。絡みのシーンでは、攻めだけどオズより喘いでるんじゃ?っていうくらいですが、原作のイメージとぴったりだし可愛いしで全く不快感はありません。
オズワルド役の野島さんは、洋画の吹き替えのような話し方で、原作の世界観がよく出ていると思いました。野島さんの受けで低音なのはかなり珍しいと思うのですが(私が知らないだけかも)、違和感なく聞けました。本篇での絡みのシーンでは、オズが誘い受けっぽかったり言葉責めしたりしますが、色気がすごかったです。私も「すけべ」でめちゃめちゃ興奮しました。
メインのお二人以外の方々も素晴らしかったです。特にクロエ役の本泉さんとオズのパパ役の山中さんはイメージぴったりで素敵でした。ダニー役の緑川さんは、怒っているシーンの声の圧がすごくて、流石、伊達にキャリアを積んでいらっしゃらない…と思いました。
特典ですが、テオとオズが好きな人は多少奮発してでもこのセットを買うべきです!2人がイチャラブしてて特にオズがデレてて可愛い。めっちゃチュッチュチュッチュしてます。
テオが本編よりも慣れている感じが出ていたし、何よりオズが本編のどの絡みよりも声が甘くてキュンキュンしました。
6000円越えであまり気軽に買えるものではないと思いますが、買って後悔は全くありません。原作好きで試聴聞いて違和感無かった方、メインのお二人が好きな方には是非聴いていただきたいです。
原作が大大大好きなので、自分の中でのドラマCDへのハードルが高くなりすぎて、不安だったのですが…
杞憂でした!!!最高でした、、、!!!!!!
自分の拙い語彙力じゃ言葉にできませんが、ものすごいクオリティです。1万円を切るCDのボリュームとクオリティではないです。
ドラマCDにありがちなちょっとした違和感だとか、テンポ感のズレを全く感じませんでした。
こんなに原作と同等レベルでグッとくるドラマCDに出会ったのは初めてです。末永く大切にします。
原作既読。
いやー、すごかったです。
キャストが発表された段階で本気度が凄まじいと思ってましたが、実際聞くと漫画に引けを取らず熱量がすごいです。役者さんの演技もそうですが、SEや音楽も素敵で世界観に引きずり込まれます。原作の良さを損なうこともないように感じました。
(役者部門のMVPは緑川さんだと個人的に思います。素晴らしい演技でした)
ドラマCDも良いんですが、その後の彼らセットという名の通りその後が描かれています。小冊子の漫画を読んで胸がいっぱいになってしまいました。
ドラマCDが苦手でも原作がお好きな人は、そこだけでもどうにかして読んで欲しい。
色々と救われた気分になれると思います。
最高のセットに感謝です!