「さよなら、運命の人〈アルファ〉」Amazon限定SS「再会の夜」

sayonara unmei no alpha

「さよなら、運命の人〈アルファ〉」Amazon限定SS「再会の夜」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
さよなら、運命の人〈アルファ〉

商品説明

Amazon限定特典の書き下ろしSSペーパーです。
A4サイズの用紙に両面印刷。数量限定。

アレクシス視点で語られる過去の思い出です。
レオンが発情期を迎える少し前の事ー。
アレクシスは上級生からこっそり煙草を貰って…。

レビュー投稿数2

夢の一夜と淡い思い出

本品は『さよなら、運命の人』の
アマゾン限定特典ペーパーです。

本編幕間、アレクシスの過去回想になります。

格好をつけたい年頃だった思春期、
アレクシスは上級生からこっそりタバコをもらって
レオンと待ち合わせていた楢の木下に
やってきいました。

タバコをもてあそぶアレクシスを見つけたレオンは
不思議そうに首を傾げ「吸うのか」と気がかりそうに言い
アレクシスの隣に腰を下ろします。

アレクシスは花のように甘い香りが漂い、
平静を装うのに苦労してしまいます。

動揺を押し殺して「これくらい普通だろう」と
タバコを口に咥えたアレクシスでしたが・・・

B5サイズ両面にて本編では語られない
アレクシス視点で過去回想になります。

昔からレオンに恋焦がれていたアレクシスですが
偶然から再会を果たした夜、
レオンの徴発ともとれる誘いにのって情を交します。

夢にまで見たレオンとの情事の後
アレクシスはくゆらせた煙草に
初めて煙草を吸った時の思い出がよみがえる
という過去と現在が交錯するような小話でした♪

レオン視点の本編でレオンは
アレクシスの誤解を利用し情事を仕掛けますが
それにのったアレクシスも
かなり複雑な心境でだった事が伺えました。

レオンと離れたが故に純度を増した想いと
再会した事で再燃する嫉妬と憎悪という
ほの暗い感情が見えて萌えました♪

※他店舗特典(レビュー済) 
フェア店特典は2人がパリ出た頃のお話、
コミコミ特典は終戦から3年後のお話になります。

3

執着攻め、バンザイ!!

amazon限定特典で、二人が再会した夜の事を攻め視点で語ったSSになります。

協力書店限定特典も攻め視点になりまして、本編では分からなかった彼の内心と言うのが綴られるのが嬉しいのです。
ただし、協力書店の方が陽なら、amazonの方は陰って感じ。(両方手に入れました)
この男、暗いし怖いわと。

前向きで希望に満ちたお話が読みたいなら、協力書店の方を手に入れた方がいいと思うのです。
でも個人的には、ほの暗い執着を感じさせるこっちの方が断然好きと。
最後の1行に、ゾクゾク来ちゃうんですよー!

まぁそんなワケで、私と同じく執着攻めがお好きな姐さん、ぜひ手に入れて。



で、内容です。

学生だった当時、上級生からこっそり煙草を貰ってレオンと待ち合わせていた場所に行ったアレクシス。
レオンの前で格好をつけて煙草を吸いますが、むせてしまい慌ててごまかすと言う情けない結果になったんですね。

そんな事を思い出しながら、今は煙草の煙を胸いっぱいに吸い込むアレクシス。
すると、ベッドに横たわっていた美しい男が、何を思ったかくすっと笑いー・・・と言ったものです。


こちら、本編でもレオン視点で語られた、再会した夜の事後のエピソードなんですよね。
思い出を見透かされた気がしてばつの悪い思いをするアレクシスが妙に可愛いですし、あの時の吸い殻をそんな風にしてたの!?と、若干ストーカー気質の彼の行動にも萌えます。
や、執着攻め好きだから。

が、何より萌えるのが、ここから終盤にかけてなんですよね。
えーと、本編のレオン視点のアレクシスって、わりと真っ直ぐなお坊っちゃまってイメージなんですよ。
純愛系と言うか。
それがここで語られる彼の内心と言うのが、結構、暗い。
そして重い。
ついでに激しい。
特に、愛と憎しみって紙一重なんだなぁって感じの最後の1行がすごい。

や、ふんふんと読み進めていったら、最後の最後でゾワゾワって来ちゃって。
おいおいおい!と。

でも個人的には、こういうの大好きなんですよー!
本当、ゾクゾクしちゃう。
くっ、真っ直ぐな男かと思いきや、こんな歪んでる部分も持ち合わせていたか!と。
執着攻め、バンザイ!!と。

まぁそんな感じで、万人受けはしないだろうけど、私にとってはめちゃくちゃツボなSSでした。
執着攻め好きな同志の皆様、ぜひ。

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