kurinn
shikabane to hanayome
こちらの作品はリィが道士の元で殭屍(キョンシー)として目覚めた直後のお話でした。
リィの意識は混濁していて自分を異母弟のジンの婚約者だと思っているのです。この混濁した理由が本編に描いてあるのですが、とても切なかったです。
その為、ジンはリィの為に少し大きめな女性の服を用意するのですが、「服をありがとう御座います ジン様」とその服を着たリィがお礼を言うのです。
するとジンは心の中で「まさかすんなり着られてしまうとか…」「待て今の状態は兄さんと言えるのか?」とか「勝手に女性の服を着せて…」「今はこうするしか」「しかし…」と倒錯感に思い惑うのです。
でも結局は「兄さんは何でも似合うな…」の結論に至り、リィに「…似合ってます…」と告げるのでした。「ありがとう御座います」と返事するリィでしたが、そんな二人を見た道士が「おもしろいなァ〜」と思うのでした。
ジンのリィに対する愛が深いです。
本編ではシリアスでしたが、こちらの描き下ろしペーパーではほのぼのしてました。