kurinn
ookamidenka to migawari no kuroneko koizuma
本編では話には登場するけれど、11番目の子供を妊娠中という事でまだ会っていなかった王妃とのお話でした。
ランフォードの兄のウェロン王が出産後に会って欲しいと言っていたので、シェインは緊張しながら自作の産着を持ってランフォードと面会に臨むのです。
この王妃が傑物で肝っ玉母さんなんですよ。子供たちを叱る姿に初めは唖然としてるシェインなんですが、彼女のあたたかさに触れて打ち解けるんです。
ここで番のランフォードだけじゃなくて、ランフォードの兄家族の皆が、シェインの新たな家族だということに気が付くんです。
とても幸せな気持ちになるSSだったので、是非電子版で読んで欲しいと思いました。
それにしても狼獣人の番に対する独占欲には萌えます。www
BLを読んでると孤独な主人公にお相手とその家族が増えてあたたかい気持ちになります。
こちらもシェインとランフォードが王妃の第11子のお披露目と顔合わせに行ったところです。
いい王妃ですね。姉弟とか家族とか。いいなあ。
シェインが実は縫い物が得意だったり。
しかも王妃の感謝のハグを阻止するランフォード。
姉弟でも女性でも王妃でもダメなんですね!
新婚さんで使用人には遠慮してもらって、二人切りで暮らして。いってきますとおかえりなさいは特別!
公爵邸で身に付けた料理や家事や裁縫が今も役に立っていて、その度に思い出したり…いいですね。
本編終了後、出産をおえた王妃とシェインがはじめて対面するお話。
出産祝いにシェインお手製の産着を持参してランスと訪れると、チビッ子達が興味津々に顔を出す。
11人の子沢山なんですもの。
そりゃー賑やかですよね。
猫獣人の王様と違って、ビシッと躾も抜かりない王妃。
義弟のお嫁さん、とシェインにもとっても好意的。
お手製の産着を見て、感激して抱きつこうとした王妃に気付き、さっとシェインを抱き上げちゃうランスですよ。
義姉の感謝の抱擁さえ許さない、と明言するランスの独占欲ににまにまでした。
王妃とランスのやり取りには笑っちゃうし。
きっとシェインを挟んだ王妃とランスの攻防はこれからもあるんだろうなぁ、なんて楽しくなっちゃいます。
猫獣人の使用人仲間とは離ればなれになってしまったけど、新しい家族の一員となったシェイン。
よかったねぇ(*´ω`*)
微笑ましいお話でした。
我慢できず電子も買っちゃいましたよ。こっちは攻め兄(国王)の嫁、王妃ノエラに挨拶する時のお話でした。これも本編同様、良いお話でした。タイトルは王妃に対するランス評。
王妃様が11人目のお子様(王女様)を出産されたとのこと。ランスと二人、ようやっとご挨拶にと、自ら縫った産着をもってお出かけします。
途中、4人のお子様方の乱入あり、王妃様との歓談あり(お子様4人がお騒がせしたわねだの、カーライルのことではごめんなさいね、だの、レニー(国王)が何にも言ってくれなかったのは酷いと思わない?だの、この産着はなんて素敵なの!とかまあよく喋る、なんて強い大らかな方、さすが11人の母)というお話なのですが、最後の最後に、「家族の感謝の抱擁」を阻止したランスに、ぷりぷり王妃が怒るのです。
家族。シェインはランスに続いて、また新しい家族を得たというお話でした。
読後、幸せ溢れるお話だと思うんです。電子のSSも読んで良かったです!