kurinn
aki no lynx fair premium magazine2020
お気に入りの作品だけ掲載順にレビューします。
まず葵居ゆゆ先生の『愛されオメガの幸せごはん』より「愛されオメガの愛しい家族」ですが、灯里が珠空と灯貴を連れて貴臣の勤める会社を見学に行くお話でした。見学前に本編にも登場してた沖津と凛一カップルと再会して、そこに沖津のキッチンカーの犬を連れた常連客との交流まで書かれていました。灯里が珠空の成長に感激していて、家族を持てた幸せを噛み締めるという内容です。その夜に貴臣がもう1人子供が欲しいと言って2人は睦あっていました。
次に飯田実樹先生の『我が王と賢者が囁く』より「愛する者の美しい姿を形として残したいとあなたが言った」ですが、本編のシリアス具合と違ってとてもコミカルな内容でした。
バードの側近であるキリクが偶然に雑貨店の店主が所有する、リーブの木像を見つけた事から起こる騒動のお話でした。
その像が気に入ったバードは像を借りて館に戻ると侍従長に、お抱え彫刻師の中に同じ物を作れる者は居ないかと聞くのです。そこにリーブが現れて慌てて隠した際に像の腕を折ってしまうのです。
話を聞いて呆れたリーブが魔術で像を直し、バードが望む自分とマイヨの像を作り出していました。バードのリーブとマイヨへの愛情が伺えるお話でした。
爆笑したのがシロヒト梨太先生の『花を召しませ』より「猫のご主人様」でした。
ディアンとシュクルが最後にバカップル化してて微笑ましかったです。
本編がシリアス調でも番外編だとホッコリ甘い作品があるのが魅力でした。
小説の番外編が読みたくて応募。以下読んだものについてのみコメント。
1.「愛されオメガの幸せごはん」番外編 葵居ゆゆ先生
東桜路さんと灯里、珠空、灯貴に加えて「銀色きつねは愛されアルファ」の
吉見さんと凛一さんがゲスト出演でした。お子様の職場訪問話。
幸せいっぱいなご様子を楽しめるかとおもいます。
2.「我が王と賢者が囁く」番外編 飯田実樹先生
リーブの精巧な人形があることをしったバードが欲しいなあと
思うお話。バードはどこか子供っぽいところがある王様だよなと思うのです。
3.「拾った熊が僕のベッドに棲んでいます。」番外編 藤崎都先生
本編後日談、攻めのライブに受けが行き、仲間に紹介されてしまうお話。
こちらも甘いお話です。
4.「王弟殿下の愛され薬師・・」番外編 夕映月子先生
本編後日談、受けが最初世話になっていた村に里帰りするお話です。
こちらも甘いお話。
4編ともぶっとんだお話ではなく、優しい甘いお話なので、ごめんなさい、なんだか物足りなかったなあ・・と思ってしまった冊子でした。