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ryakudatsusha
レオナルドも丸くなったもんだ。
久しぶりにミカが亡くなった時の夢を見てうなされ夜中に目を覚ましてしまったレオナルド。
つい起きた瑛にミカの話をしてしまい、瑛を怒らせたかと焦るレオナルド。
以前はあんなに傲慢で必要なことも話さず俺様だったのに、瑛の機嫌を伺うなんて〜。
瑛を失いたくない気持ちがあの夢に繋がったのかと自己分析するレオナルド。
だけど大丈夫だ、これからは二人で未来を切り拓いていける!と心強く思いを新たにしアソコも発奮するレオナルドなのでした。
それにしてもそこまでミカを愛してたんですね。
「ロッセリーニ家の息子 略奪者 初回限定チラシショートストーリー」となります。
B5サイズの薄めの紙質、表裏で1編のSSです。
以下、内容となります。
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時系列は本編後。
レオナルドと瑛は恋人になっており、毎晩同じベッドで寝ている。
ある晩、重苦しい気持ちを抱いて深夜に目を覚ましてしまったレオナルド。
水を飲むために静かに起き上がったが、瑛も目をさます。
寝ていていいと言ったのに起き上がる瑛に瑛の母・ミカの面影を見て息を呑むレオ。
母親の身代わりを嫌っていた瑛にミカの名を持ち出さないようにしていたレオだったのだが、その晩の夢はミカが亡くなった日の夢で…
レオが感じている辛さを分かち合おうとしてくれている瑛。
シチリアの自分たちが瑛から母親を奪ってしまった、と詫びるレオに、ここで母が皆に愛されて良かった、今俺たちが会えたのも母さんのおかげだ、と静かに語りかける瑛。
レオは瑛との愛で自分はより強くなっていける、と確信するのだった…
瑛って芯の強い人ですよね…
今になって母親の人生を知ったとしても、子供の頃に「捨てられた」と思っていた悲しさ、やるせなさは消えないと思うんですよね。お母さんの方も手紙の一つも送れなかったの?なんてリアルに寄せて考えてしまいました…