ポッチ
hare to mononoke
『ハレとモノノケ 下』のアニメイト限定セットについてくる小冊子。本代とは別に+220円が必要な有償特典です。
表紙、裏表紙に、12P分の漫画が印刷された16Pの小冊子、ということで非常に読みごたえがありました。さらに表紙、裏表紙共にオサレなのですよ、とっても。表紙はトキ×八潮の2人のモノクロイラストで、裏表紙はトキ、八潮、そしてミツのイラストに加え彼らが住まう家のデッサンなどが描かれています。
で、肝心の中身ですが、こちらもすごく良かった。
ネタバレ含んでいますので、ちょびっと下げます。
時系列は下巻でミツが八潮を襲い、肩にケガをさせた後のお話。
八潮が肩にケガを負わされたことに対する憤りを感じるトキだけれど、肝心の八潮はミツを怒るどころか心配している。
そんな二人のともに過ごしてきた過去や信頼感に若干の嫉妬心を感じ、八潮の身体にちょっかいを出すトキ。そのまま事をイタすのか?という空気になるけれど、八潮は「ダメ」と断る。理由は、
準備していないから。
そんな八潮の可愛さにKOされたトキにお姫様抱っこされて寝室に連れていかれる八潮で…。
そのまま手コキ、フェラ、素股、とエロタイムに突入します。漫画部分は12Pしかないので、この彼らの絡みがすんごいエロいのです。トキしか知らない、初心っ子ちゃんの八潮が、トキの手練れに翻弄されるさまが。
なのですが、この短いお話の中にギュギュっと詰め込まれているのはエロだけではありません。
八潮のトキへの恋慕の想いと、ミツに対する信頼感。
トキの、八潮を自分だけのものにしておきたいと思う執着心と、そう思ってしまう自身への戒め。そしてあふれ出てしまう愛おしさ。
エロと愛情、そのバランスが素晴らしかった。
有償特典ではありますが、これから買われる方にはぜひとも手に入れていただきたい、素敵な小冊子でした。
『ハレとモノノケ 下』のアニメイト限定セット16P小冊子(有償特典)
この作品が手に入らない方のため、勝手にネタバレしています。
お読みになる方はご注意ください。
本編(下巻)で、ミツに怪我を負わされた八潮とその傷の手当てをするトキのお話です。
傷つけられてもミツの話をする八潮の身体をトキが弄り始めました。
最初は拒んだ八潮ですが、ふと見せた寂しそうなトキの顔に言葉が詰まります。
準備していないと恥ずかしそうな八潮にトキのスイッチが入りました(笑)
必死の抵抗も虚しく横抱き(お姫様だっこ)で部屋に連れて行かれた八潮。
キスをされ、手で触れられ、〇ェラまでされて達した八潮にトキは素股をします。
「でも全部 俺が教えたい」
八潮の傷を見ながらトキはつぶやきます。
それは、ミツに対する嫉妬心と八潮に対する独占欲の現れだったのでしょう。
再び寂しそうなトキの顔を見てしまった八潮は出会った頃のトキの姿を思い出しました。
「ただ存在してるだけだから」
トキのおでこにキスをした八潮はお風呂に入って準備すると誘います。
顔を真っ赤にしてトキの手を握りながら…。
トキと八潮の関係とミツと八潮の関係を比べることはできないのですが、それでも大切な人を自分だけのものにしたいと思うのは自然なこと。
それも長い長い年月を孤独の中で生きてきたトキなら尚更です。
下手でも拙くても関係ない。
大事なのは「誰か」ってこと。
最後は、また横抱きでお風呂に連れて行かれた八潮…その後はどうなったのか?
それは想像するしかありません(笑)
欲を言えば、この先も肌を重ねる度にトキの色に染まる八潮を見たかった…。
トキの八潮に対する愛情と執着心、八潮のトキを大切に想う気持ちが上手に表現されている作品です。
Hシーンは、挿入はないですがほどよくエロさが味わえますよ。
表紙と背表紙もそれぞれ異なるタイプで楽しめて、読み応え十分の小冊子でした。
ご購入を検討されている方は、こちらのアニメイト限定セットをおすすめします。