てんてん
jinrou kareshi to ai no mitsu
本品は『人狼彼氏と愛の蜜』のコミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、2人のとある休日のお話です。
久しぶりに2人そろっての休日なった春の日、かつての郷は1人寂しく
生きていくだろうと思っていた自分がこんなに穏やかに日々をすごせ
る事を喜びます。
ルーカスとの出会いで世界は色づき、気持ちを豊かにしてくれました。
しかももしかしたら郷達の一族よりもずっと力が強いかもしれない彼
に自分では釣り合わないのではというネガティブな不安さえも、ルー
カスは大きな愛情で吹き飛ばしてくれるのです。
今もコーヒーを入れたからとマグカップをもってにこにこと近寄って
くるルーカスを見て、郷は幸せ過ぎて頬が緩んでしまうのを抑えられ
ませんでした。
ルーカスは郷がブレットで見ていた自社のサイトを覗き込み「桜と家
具が凄くマッチしている」と褒めてくれます。郷も会心のできを大切
な人が喜んでくれた事が嬉しくて、肩を抱くように背もたれに胴を乗
せていたルーカスに、目を瞑って身を委ねます。
郷の甘えた仕草に「寝ちゃダメだよ」ルーカスに揶揄われた郷はそっ
と目を開けてルーカスの端整な顔をみつめてているうちに、テーブル
の上に置いてある雑誌の事を思い出します。
それはルーカスのインタビュー記事の載った雑誌で・・・
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)2段組12頁の大ボリュームで
日本への本格進出でいろいろと変わってきた2人の様子が描かれてい
ます♪
もともとルーカスは職人気質の性格で表舞台に出る事が好きではない
のですが、好きではなくても慣れていない訳ではなく(笑)、一流ブラ
ンドのオーダーメイドスーツを着たルーカスは気品に満ち溢れていて
郷の眼は釘付けになります。
雑誌には日本の材質を使うこだわりやモーアンの歴史もかかりていて
ヨハンも一緒に写っていました。郷は写真では一層人形めいた美しさ
を放つヨハンにルーカスが惹かれなかったのかという疑問を持ちます。
ルーカスは兄弟のように育った彼を家族のように愛していると言い、
郷がヨハンに好意的な事を喜びながらも「自分以外事で可愛い顔を
するなんて許さないよ」とぎゅっと抱きしめてきます。
そして優しく郷の髪を撫でてくれ、ゆっくりと唇を塞がれる
・・・という本編後、さらにラブラブになった2人のお話でした♪
本編ではなかなか語られなかったルーカスとヨハンとの関係が語られ
たのもとても良かったです。
今回コミコミさんはカードと小冊子というダブル特典なので、お得感
も増し増しでした (^O^)v
※他特典(レビュー済)
コミコミSSカードはヨハン視点での後日談になります。
常に自分に自信がなかった郷がルーカスという番を得た事によって、愛されて徐々に自信が付いて来たようです。
郷の部屋で久しぶりの休日を2人で過ごしていました。ルーカスとヨハンが載った雑誌を見ながら、郷はヨハンのビスクドールのような美貌に感心しています。もともとルーカスはゲイなので、ヨハンのような存在が身近にいて何も無かったのかと郷は考えてしまいます。
それでも以前の郷と違うのは、ルーカスに愛されているという自信です。ルーカスの大事な仲間であるヨハンを誘って一緒に食事をしようと計画するようでした。
ルーカスはヨハンに注意された事を守って(SSカードの内容)勝手に決める事無く、何度も何度も郷に引っ越しを提案しているようです。
郷はその度に断っていたようですが、ルーカスの体格を考えてついに承諾していました。
いそいそと物件情報が入っている鞄を取りに行くルーカスが可愛いです。
この後は2人は情熱的なセックスをするのですが、最後に郷が子どもを産めたらと詮ないことを考えたとあるのですが、そこでスンと醒めてしまいました。
産ませる気無いなら期待するから書かないで欲しかった。