てんてん
pheromone tantei
本品は『フェロモン探偵 アイドルを追え!』初版限定挟込ペーパーです。
本編後、映の幻の芸能界デビューのお話になります。
桜庭ゆりの件があらかた片付けた数日後、閑古鳥が鳴き始めた事務所で
書類整理をしていた雪也がふと思い出したように、映に、今までに芸能
界デビューの話はなかったのかと訊ねてきます。
映は突然の質問にびっくりしますが、雪也は二科展で賞を取った時にニ
ュースになったりしているので、肩書きと見た目で絶対にオファーがあ
ったはずと言うのです。
確かにかなり昔には有りましたが、注目されるのが嫌だった映が芸能界
でびゅーなんて考えられるはずがなく、色々と騒がしかった当時を思い
出すだけでどっと疲れが溜まってしまいます。
行き過ぎた取材は断りましたが、それでもしばらくはどこに行くのもつ
きまとわれたし、今回の件でふわつと知ってる程度だった世界に深くま
で足を踏み入れ、改めて拘わらなくて良かったと感じていました。
映は雪也こそ実家の家業こそ繋がりが濃そうに見えると言うと・・・
B6サイズペーパー両面中折り2段組3頁と長めの番外編はもし芸能界で
デビューしたら!?みたいなお話です♪
雪也曰く、昔はあったかもしれないが今現在は無いと言います。イメー
ジ的にバレたら相手が「おしまいになる」と言われれば納得です。
雪也が俳優デビューしたら「抱かれたい男ナンバーワン」になりそうと
揶揄うと、映なら間違いなく「抱きたい男ナンバーワン」だと言われて、
映は身震いしてしまいます(笑)
結局のところ厄介な体質がどうにかならない限りどうにもなりそうにあ
りません。「萎える事を考えるといい」とは教えられても冗談で口にし
た兄のヌード写真も持ち歩くとなると地獄です。
しかし雪也は「酔い潰せば撮れるかも」等と言い出して川越という成功
例のせいで改めて自分の号に向き合わざるを得なくなった映は深いため
息をつく
・・・というなんだかんだ言いつつもフェロモン制御に熱心な雪也に押さ
れる映の今後が楽しみ♡なお話でした。
映の超弩級なフェロモンを抑える事ができる!! と思っているのは雪也だ
けですよね (^_-)