みざき
saikyo no fuufu kishi monogatari
本編終了後、プロポーズから約1年ほど経ったアルバート視点のお話です。
アルバート視点で見るダリオが物凄く可愛らしくて、やはり攻め視点は良いなと…
どれだけダリオを愛しく思っているかもお腹いっぱいに伝わって来ます。
勤務を終えて自宅へ帰る道すがら、エリックに偶然出会い「娼館の女の子たちがお前を待っているぞ」と一言。
「新婚なのに行くわけがない」
「ダリオが泣くか?」
「泣かないし怒りもしないだろう」
自己評価が低いダリオは束縛や嫉妬をするということもせず、結婚をしてもアルバートに何も求めずにただ側にいられるだけで嬉しいと微笑むばかりで、その事に少しばかり複雑な思いを感じているアルバートなのでした。
そうこうしている内に娼館に勤める女性たちに囲まれてしまい、頑として行かない!と突っぱねますが、1人の女性に捕まってしまったところを偶然買い物に訪れていたダリオに目撃されてしまい…
ダリオが初めての独占欲と嫉妬を見せています。
白粉をはたいた女性にくっつかれている所を見てもいつも通りの反応かと思いきや、アルバートの裾をくいっと引っ張って「その香りはいやです」とぽつりと言う姿がめちゃめちゃに可愛い…
本当は匂いなんてしなかったのに、女性と腕を組んでいる姿を見て思わず嘘をついてしまったと正直に言っちゃうのがまた本当に可愛くて!
あまりの可愛らしい独占欲の芽生えに大きな喜びを感じると共に、心射抜かれて「俺の伴侶が可愛い」となってしまうアルバートの気持ちがものすごくわかる…!
まだまだわがままも素直に言えないくらいのちょっとの進歩ですが、本編よりも自我が出て来たダリオに感動…
この後もたっぷり甘く愛されて、俺は君のものなんだよと分からせられてしまうのでしょうね(笑)
よちよち歩きのダリオをアルバートが優しく見守っている感じが好きです。
痴話喧嘩にすらならないほどひたすら甘いお話でした!
プロポーズから1年たった頃のある日。
アルバートは家へ買える途中に悪友のエリックに捕まって、娼館に誘われてます。
本編でも、エリックから「美貌の悪魔」と揶揄されて、女泣かせ、とか言われてたのが、ちょっとむむーっと思っていたので、このSSで、アルバートが娼館に通っていた理由がわかってスッキリ。
なんだ、そうだったのか。寝に行ってたのか。
娼婦に腕を絡められているのをはずそうとしててたところに、エリックの「あ、ダリオ」の声。
戦場さながらの素早さで背後を振り返ったアルバートに、苦笑でした。
アルバートに娼婦の甘い匂いがする、と虚偽の発言をしちゃうダリオ。
やきもちや独占心をのぞかせるのがかわいったです。
というか、やきもちを言い出せるようになったのか、とちょっと感激。
アルバートの愛情が確実にダリオを、愛し愛される存在として成長させてくれてるんだな、と嬉しくなっちゃいました。
これからも、たっぷりの手間と時間と愛情をかけて、2人で幸せになってね。
本品は『最強の夫婦騎士物語』のコミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、エリックが新婚のアルバートをちょっかいをだすお話です。
アルバートは母の顔を覚えていませんが、甘い白粉の匂いを嗅ぐと安心
した事から恐らく娼館に勤めていただろうと思われます。
戦から戻るたびに娼館に向かったのは、女を抱く為と言うより眠る為で、
娼婦達からは上客として扱われ、逆指名されたり、ろくでもない仇名ま
で付けられてしまう事になりました。
1日の務めを終えて城から自宅にかえる道すがら、アルバートを久々に
「美貌の悪魔」という不名誉な呼び止めたのは第三部隊副隊長のエリッ
クでした。
アルバートに睨まれても頓着せず「乗りが悪い」と眉を顰め、娼館の女
達が待っているからたまには顔を出してやれなどと言ってきます。新婚
なのに行くわけがないだろうと突っぱねても既婚者だからと清廉潔白で
いる必要などないとなれなれしく肩に手を回してきます。
「ダリオが泣くか」とか「怒るのか」とか続けますが、おそらくダリオ
は泣きも怒りもしないだろうからなおさらいけないのです。自己評価の
低いダリオは夫であるアルバートにすら何も求めてきません。
浮気なんてもってのほかですが、現実にダリオに娼館行きを知られたら
至極真面目な顔で「お気をつけて」と返されそうで「焼いて斬りかかっ
て欲しいくらいだ」と呟くと、エリックは「色男は言う事が違うな」な
どこちらも懲りないようです。
そこに娼館の女達が寄ってきて彼女達にも誘われても、アルバートは頑
として頷かず大通りへと戻ろうとすると、積極的な1人に腕にしがみつ
かれてしまいます。
あまり邪険にできずに腕をほどいていると、エリックが大通りの向こう
側にいたダリオに気付きます。アルバートは急いでダリオの元に駆け寄
りますが・・・
B5サイズ4つ折り両面にてダリオが焼きもちを焼くお話です♪
息せき切って駆け付ければ、ダリオは生真面目な顔でコドラの食事を買い
に来たと言います。荷物を持とうと手を出しますが、ダリオはきっぱりと
首を振り「エリック副隊長が待っているのでは」と返してきます。
どうやら娼婦に腕を撮られていたのを見ていたらしく「甘い匂いがして
コドラが嫌がるかもしれない」と言われてしまいます。焼きもちなのかと
一瞬期待したアルバートですが、怒られずに済んでほっとしたようながっ
かりしたような複雑な気分になります。
しかし一瞬で匂いが移ったのかと肩口に鼻先を押し付けると、ダリオが
無言でアルバートの袖を引っ張ってきて「俺もその匂いは嫌です」と続
けてきて、アルバートは心臓を勢いよく叩かれた気分がします。
アルバートが娼婦と腕を組んでいる所が見えて言いがかりをつけたと謝る
ダリオは上官から罰を受ける部下の声音なのが少し残念ですが、ダリオが
確実に変わってきているとを感じられます。
更にダリオに「貴方を独り占めしたい」と大それた望みを抱いたと言われ
て、アルバートは「俺は君だけのものだよ」と最大級の愛しさを込めて
ダリオの髪にキスをする
・・・というラブラブな短編でした♡
本編のあとがきにもありましたが、2人の間では夫婦喧嘩なんてありえない
事を再確認するようなSSでしたが、本編よりもダリオが可愛くなっていて
アルバートが更に激萌&溺愛で、たいへん美味しく頂きました (^O^)/
※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典はダリオがアルバートの看病をするお話です。
『最強の夫婦騎士物語』の番外篇SSです。電子版にも入っていました。
自己評価が低く、感情表現にも乏しいダリオがはっきり見せた焼きもちに喜ぶアルバートにニヤニヤ( ̄∀ ̄)
「虚偽の発言をして申し訳ありません」
「虚偽の発言は看過できないが、焼きもちを焼かれて大変気分がいいので不問に処す」
この↑、上官と部下、騎士然としたやりとりに萌えました( *´艸`)
本編ではほぼずっとアルバートの方から愛を囁いていたので、ダリオの焼きもちや小さな呟きが、アルバートにとっては本当に嬉しかっただろうなあ、と。
二人のラブラブっぷり、アルバートの相変わらずのダリオ溺愛っぷりが楽しめるSSでした◎