てんてん
gokudousan wa nagusamejyouzu na papa de aisaika
本品は『極道さんは慰め上手なパパで愛妻家』のコミコミオリジナル
特典ペーパーです。
本編後、史にオリバーから葉書が届くお話です。
佐知がキッチンで夕食の準備をしていると、史が1枚の葉書を手に
居間に飛び込んできます。保育園から返ってきた史は先ほど中庭の
見回りに行くと出て行ったはずでしたが、史の後ろから伊勢崎が入
ってきたところを見ると見回りは中止になったようです。
史は照れ笑いをしながら、恭しく佐知に葉書を差し出します。どう
やらオリバーは日本語の勉強をしているらしく、史と文通したいと
書かれているようです。
手を洗ってタオルで拭いてから受け取った葉書にはところどころ文
脈が怪しいものの、オリバーの書いたら式日本語は今の史よりもず
っと上手で関心してしまいます。
視界の片隅に物騒な一文が見えますが、あえて無視した佐知は史に
文通の許可とだしつつ葉書がない事を告げると、伊勢崎がすっと
差し出し、佐知はさすが伊勢えもん!!と感心します。
史は嬉しそうに葉書を受取り、座卓のそばの飾り棚から色鉛筆を
取り出していそいそと絵を描き始めます。珍しく佐知のそばに残
った伊勢崎は佐知があえて無視した物騒な一文を賢吾を爆笑させ
た事を告げてきます。
一番下に英語で書かれた文章は・・・
B5サイズ4つ折り両面にて本編後日談的な不足SSになります♪
佐知を泣かせたらお前を殺しに行くからな!
殴り書きの主はわかりきっていて、賢吾は「今のところ、自分が
一番なかせてんだろうが」と笑っていたそうで、史の葉書に落書
しようとしていたら全力で書いて送りかねないと忠告してきます。
その大人げない人物はどうしたのかと聞くと組長と話し合い中だ
といいますが、しばらくすると廊下が騒がしくなり、2人の罵り
合いが聞こえてきます。
賢吾の言葉使いが史の教育に悪すぎると叱りつけて反論を許さな
い佐知を見た伊勢崎は段々姐さんに似てきたと言いますが、2人
の言い争いの原因は賢吾が佐知にウェイティングドレスが似合う
と言ったのに組長が断然白無垢だと言う事だったのです。
佐知は更なる爆弾を落とそうとするのですが、賢吾の提案に思わ
ずニヤっとしてしまう
・・・というあいかわらずの東雲家の様子がとっても楽しいお話で
した♪
子供達の可愛い文通が大人げない応酬合戦にならないように、
佐知の頑張りに期待したいところですが、どう見ても賢吾のほう
が上手ですよね (^-^A
それはそれで良きコミュニケーションなのかも!?