てんてん
nemurenai sousakan ga ai wo shiru made
本品は『眠れない捜査官が愛を知るまで』のフェア書店限定特典ペーパー
になります。
本編後、加賀野が甘党なことが千尋にバレるお話です。
千尋は嵯峨野が差入れのチョコレートやケーキを食べてニコニコしている
姿を何度も見ている事から、彼が甘いものが好きで苦いものや辛いものは
苦手らしいと気づきます。
しかし、彼は自販機でいつもブラックコーヒーを選んでいる事がとても
不思議でした。浩哉の指示待ちの待機中に時間を持て余して訪れた休息室
でも嵯峨野はブラックコーヒーを手にします。
長椅子に座った千尋がそっと嵯峨野を見上げると、彼は缶に口を付ける度
に小難しそうな顔をしていました。コーヒーの苦みに眉を顰める様子に
千尋は苦手なのになぜいつもブラックコーヒーなのかを訊ねます。
嵯峨野は千尋が嵯峨野用にコーヒーを選んでくれた時に甘いコーヒーを
選んでくれた事から気づかれているだろうとは思っていたと言います。
そして嵯峨野が苦手なブラックコーヒーを選ぶ理由とは・・・
A4サイズ(書店で型違いあり)4つ折り片面で嵯峨野が年下なりの矜持を
語るお話です♪
なんと「格好をつけるため」だったのです!! いい年をして甘いコーヒー
しか飲めないのは格好悪いと思ったからだと言うのですよ。
千尋としては自分しか見ていないのだから無理しないで好きなものを飲め
ばいいのにと思ってそのままをつげますが、千尋しか見ていなかったから
恰好をつけたかったと返されてしまいます。
嵯峨野の耳が少し赤くなっていて、千尋は悪戯心から今なら自分の口は
甘いよ♪と唇を差し出すように嵯峨野に見せるのです。嵯峨野はきょとん
と目を丸くしますが、ぶつかる勢いで唇を奪われてしまいます(笑)
触れるだけでは済まないと言う勢いの嵯峨野に責められて反省しつつも
嵯峨野から伝わったコーヒーの苦みが千尋の胸の中に甘い幸せを記す
・・・というラブラブなお話でした (>_<)
千尋にはいつもカッコイイと思われたい嵯峨野の思考が可愛いですね。
無理せず素のままのほうが千尋には効くと思うな。