ふばば
kishi no inori
「騎士の祈り」番外編SSペーパーとなります。
タイトル「五年後の世界」
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アナザーストーリーとしての、ランスロットx樹里でキャメロットを救った世界、その五年後を描いたSSです。
その日はアーサー王の葬儀の日。
実際は石像が壊れたために「復活」はあり得なくなったわけだけど、民には真相は知らせずに伝説としてアヴァロン島に安置されている。
大きな一区切りとしての儀式は滞りなく。
時間軸通りに幼い状態の息子・ルーサー。
皇后・樹里。
騎士、つまりは家臣のランスロット。
彼らも新しい一歩を踏み出す…
…は良いですよ勿論。
アナザーストーリーはこれでいい。
私が何に引っかかってたかっていうと、結局はアーサー亡き世界観において、ランスロットは真っ直ぐに樹里を求める、は真っ当。
なのに樹里は当初はまだアーサーを思って、「少年神」の方の世界観を引きずっているかのようにランスロットを受け入れてない。
そこが「アナザーストーリー」として半端だったのだと思う。
樹里の方もアーサーは思い出として切り替えて、「騎士」の世界観/時間軸を生きて自らが積極的にランスロットを受け入れる「心」でいれば。
それなら私も「流され未亡人」なんて思わずに済んだのに。
まず肉の快楽ありき、そこからの完落ち、みたいなのが嫌だった。
アーサーの息子・ルーサーは、「少年神」でも「騎士」でも、どちらの世界でも明るい太陽のようなキャラクターでキャメロットを照らす事でしょう。
どちらの世界でも、キャメロットが、ラフラン領が、ケルト族がこれまでの平穏を取り戻せれば。
それらを願えるほどにはファンタジー世界に浸れました。