てんてん
routou no mahoutsukai to oremimi no hanayome
本品は『狼頭の魔法使いと折れ耳の花嫁』の
アマゾン限定特典ペーパーです。
本編後、
夜浪が使い魔達の扱いに悩むお話です。
夜浪には現在
火山近くに建造した城と
街の近くにある別荘という
2つの家があります。
妻も愛息も城よりも
家族だけで気兼ねなく過ごせる
別荘を好んでいます。
しかし夜浪は
別荘に置いている狼と火竜の子に
とある問題を抱えていたのです。
その為に仕事を終えた後に
深いため息をついてしまい
部下にも首を傾げられてしまいます。
先に転移した可愛い妻と息子が
別荘で待っているのだからと
手早く転異魔法を編み上げて
門と家の扉の間に転移すると…
B5サイズペーパー片面で
夜狼の密かな悩みのお話になります。
すぐさま庭から夜浪の使い魔達が
先を争って全力疾走してきます。
翼まで羽ばたかせる火竜の子と
年長者の沽券をに賭けて走る狼に
同時に飛び掛かられて
ひっくり返ってしまいます。
挙句にどちらが先に着いたとか、
役に立ってるとか喧嘩を始めてしまい
火竜の背に跨った愛息も
つぶらな目を丸くして呆れています。
2匹の仲裁に入る夜浪でしたが
狼が夜浪の手を舐めると
火竜も対抗して舐め始めて
唾液でベタベタになってしまい
抱き上げようとした愛息に
イヤイヤされてしまい
ドーンと落ち込んでしまうのです(笑)
使い魔に愛されるのは
魔法使いとして喜ばしいけれど
一国一城の主でも
順風満帆の人生に見えても
夜浪の悩みは尽きそうにない
…というほのぼのなのに
哀愁漂う夜浪が笑えるSSでした。
先を争う2匹の猛ダッシュが
想像できて楽しいし、
愛されるご主人様としては
どうしたものやら~って感じが
とっても可笑しかったです (^-^)
※他特典(レビュー済)
フェア特典は淡雪のお話、
コミコミ特典は吾子のお話です。
本編後日談で夜狼さまがなんだか立派に思えたお話でした。(さま 付けちゃう)
夜狼さま、今日は町の近くにある別荘へご帰宅。転移魔法を編み上げて転移終わった瞬間に、庭の方から猛烈ダッシュ&飛びついてきたのは、火竜の子と狼ちゃん。もちろん夜狼さまは耐え切れず押し倒され(笑)火竜も狼ちゃんも夜狼さまが大好きなので、俺の方が先だ、お前生意気などと言ってモメモメ中。
そのうちべろべろ舐められはじめ、べとべとに。火竜に跨っていたおこちゃまを抱っこしたいのに、おこちゃまはべとべと夜狼さまはイヤイヤ(´;ω;`)とされて、夜狼さま、踏んだり蹴ったりです(爆)。
本編ではあまり器の大きさのようなものを感じる部分が少なかったように思ったのですが、このSSで、おお、いい城主っぽい!と感じられて、良かったです!使い魔たち、可愛い♡
すっかり城と別荘を持ち領主として働いている夜浪。
別荘には先に帰っている愛しい淡雪と息子がいる。
しかし夜浪はため息をついていて…。
転移魔法で別荘に帰ると、使い魔の火竜と狼が先を争って夜浪に飛びかかってきて。
二匹とも大好きな夜浪が帰ってきて嬉しくて、そしてライバルより先に夜浪にくっつきたい、ベロベロしたいと。
夜浪はびしょびしょになって火竜に跨った息子を抱っこしようとすると、毎回そんな夜浪に触られたくない息子にイヤイヤされちゃうのでした。