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小説ランキング1位

美しい彼、その正体は…

「美しい彼」

ポイント:
1031pt
著  者:
凪良ゆう
出 版 社 :
徳間書店
シリーズ:
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発 売 日 :
2014/12/19

スクールカーストLOVE!! とうたわれた作品ですが、言葉から受けるイメージとは違った意味で裏切られる作品です。とにかくキモい高校生・平良(ひら)があこれがれるのは、女王の清居。前半は平良視点で語られますが、その描写に痛さを感じてつらくなった時、場面は変わって清居視点で語られるのです。美しい彼の正体とは…。凪良ゆう、ついにBLアワード1位受賞!

凪良ゆう先生からのコメント

BLアワード2015、それぞれのお話に投票してくださった読者のみなさま、ありがとうございます。
昨年は初心に戻りたいなと思い立ち、色んなタイプの話に挑戦した一年でした。やりきれたかどうかはともかく、たくさんのご支持をいただけたことが嬉しいです。
文庫デビューしてから、今年でようやく八年目になりしました。長くもなく、短くもなく、折り返し地点というほど走ってもいませんが、応援してくれる読者さんのおかげでなんとか書き続けることができています。この先も自分らしく、コツコツがんばっていきたいと思います。このたびは本当にありがとうございました。

ユーザーの声を紹介

好きとキモは同義語です

小説を読みながら息が苦しくなって小休止するくらい萌えたぎりました。「好き」と「きも」の応酬が楽しくて読後感が最高でした。
やまいもさん

愛というのは難しいといえば確かに難しいです。
近づきたいけど、近ければ近いほど臆病になる、触れたいけど触れるのは怖い。相手の一つの笑顔で飛びたい気分になる、涙が流れたら、心を抉られるほど痛くなる。自分の気持ちすら自分でコントロールできない。ただ彼が好きだという唯一の信念のように鮮明に頭に刻んでいた。

怖くても、うざくても、どんどん好きな気持ちが溢れる、それは愛というものだ、とこの作品が全編を通して強く伝わってくる。美しい表紙のような美しい作品です。
jura1916さん

何と言っても、攻めの平良が冗談抜きにキモすぎて衝撃でした(笑)
包容力があってカッコイイという、BLの攻めキャラの概念を打ち破りまくってます。
対して、清居は大好物な美人受け!
この二人が一体どうやってくっ付くんだろう!?と、気になってページを捲る手が止まりませんでした!
蜜花さん

不器用すぎて…

ある意味、純粋な恋愛であり閉じた世界の恋愛であるところが良い!と思う作品です。
chikichikibonbonさん

攻めの平良が受けの清居を好きになっていく流れがとても良かった。
凪良先生の本には、必ず印象に残る一言があって物語に引き込まれます。
後半の清居支点で、話の雰囲気が変わって、それがまたとても良かった。
あんなにシリアスに見えていた部分が笑えるなんて!
二重の意味でとても大好きな作品です
匿名さん

攻めくんが憧れの君の受けくんに一途なところの描写が印象的でした。一見、高飛車で可愛くない
受けが虚勢をはって攻めくんに対するところとかツボにハマりました。
きむぞうさん

今までにあまり読んだことのないタイプのBL。コレを機にキモウザ攻めにはまりそうです。
まかないさん

”美しい”彼とは…

まず惹かれたのは表紙です。タイトルどおりの「美しい彼」のすっかり虜になってしまいました。
清居の心の中がわかってからの展開がもう可愛いくて、そしてせつないのです。
今まで読んできた本の中で、間違いなく五本指に入る作品になりました。
気持ち悪い攻、結構いいものですね。新しい世界が開けましたw
M@kiさん

攻めがいじめられる側というのが新鮮でした。
もどかしい!と何度思ったことか(笑)
そこも含めて面白かったです。
匿名さん

イラスト、帯も含め、全てが完璧。タイトルに「美しい」と付けても、その美しさに負けないだけの作品。

当人にしか分からない行き過ぎた崇拝行為は、傍目からは「キモい」行為なのでしょうが、平良視点で描かれているので、意外と最後までキモいとは感じなかった。
それより吃音のせいで奇異な目や虐げられ続けてきた彼の人生の中で、唯一自分を救ってくれた清居にだけ揺るがない純心な思いを寄せる姿が切なかった。しかも救われたきっかけも、清居が助けようとしたわけではなく、偶然受け手にとっては救いになったという展開だった事も話の流れとして良かった。

希望を見いだせない世界に生きていたからこそ、清居は唯一の光となり希望となり、清居がどういう状態に陥っても彼への思いは変わらなかったのだろうと思うと、ここまでの苦しみを味わった事のある人間からすれば、程度はどうあれ年齢設定上からも至極自然な流れで、意外とこいう人は気付かないだけで結構いる。

しかも彼は、崇拝しているが故に清居にどこか遠慮がちな部分さえあり、何故キモいと思うのか考えてしまう。後半、清居視点からも描かれた事で、この歪な愛がどうして受け入れられ、成立したのかも分かりやすかった。
匿名さん

頑張ってね、アヒル隊長!
vera65さん

小説ランキング2位

読み終えて、もう一度感動する

「おやすみなさい、また明日」

ポイント:
922pt
著  者:
凪良ゆう
出 版 社 :
徳間書店
シリーズ:
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発 売 日 :
2014/1/25

十年来の恋人に振られたつぐみと、事故で記憶障害を背負った朔太郎。恋に歩み寄れない2人だからこそ生まれた愛情表現が切なく心痛むのに、美しい文章とストーリーで惹き込む凪良先生の力量に脱帽です。読了後に知るタイトルの深さもさすがの一言。優しく泣きたい夜にオススメの1冊です!

ユーザーの声を紹介

全部反則すぎた、泣いた

小説を読んで、こんなに泣いたことはないというくらい泣いた作品です。
特にSSは反則です...。身体の水分が目から出尽くしました。
恋雫さん

最後のSSがとてもよかった。涙がとまりませんでした。
つぐみと朔太郎はお互いのことを思いながら
最後まで添い遂げたんだなあと思いました。
引き込まれ一気に読んでしまいました。
匿名さん

昨年度一番泣いた作品。そして発売当時、自分の置かれた状況に重ねて辛かったけど泣くことによって癒された。 忘れてしまうこと。忘れることによって心が癒されることもあると感じた。
匿名さん

せつなすぎてページが開けない…

私には痛すぎて再読不可な作品ですが、一読でも十分に内容を覚えているくらい衝撃的な内容でした。人生の経験値が高い人には是非オススメしたいです。
chikichikibonbonさん

本当に良い作品です。記憶障害という壁を乗り越え歩んでいく二人の姿に
何度も涙しました。
ラストシーンは読者に予想させるものが多いと思いますが
このお話は最後まで魅せます。
本当に手と手を取り合って生きていく二人の姿に感動しました。
あねさんさん

凪良ゆう先生は、復刊になっている作品も含めて、多くの作品が出版された年だったように思いました。先生の作品はいくつか拝読させていただいておりますが、本当の意味で「物書き」の方なんだなといつも読後に思うのです。

つぐみと朔太郎の繊細な恋愛だけでも面白いのですが、本編の中でいくつか伏線を張っているのは、いつもながらストーリーテラーだな思います。
お互いが足りないことを受け止めて、補い合いながら生きていく、簡単なように思えるけれど、なかなかできないことだと思います。
「切ない」作品と言えば、凪良先生の作品を思い浮かべるまでになりました。
匿名さん

本当は、病気とかの類は好きではない。
それは極上非道のエッセンスで、それだけで哀しさが増幅されるから。感動して泣く自分が、酷く傲慢に思えるから。でもそんな御託どうでもいい。この二人の前では。
alijasさん

小説ランキング3位

表か裏か半分か それとも二倍か

「イエスかノーか半分か」

ポイント:
898pt
著  者:
一穂ミチ
出 版 社 :
新書館
シリーズ:
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発 売 日 :
2014/11/8

普通の人間ならだれでも持っている表と裏。しかしそれが極端になりすぎるとどうなるか…母親にも嘆かれるぐらい「二重人格」のアナウンサーの国江田。そんな彼のキャラクターが物語の軸になっています。深いテーマをさらっとこの本では書き上るのがいかにも一穂ミチらしい。国江田さんのような人がそばにいたら、あなたはどうしますか?イエスかノーか、それとも半分か。

ユーザーの声を紹介

二重人格萌え!

二重人格萌えという私の中の新しいジャンルを開拓してくれました!
かんぱんさん

攻めの前でだけは素の自分でいられる。口は最悪なんだけど、きっと攻めの目には全力で甘える可愛いヤツなんでしょうね。会話で萌える、萌え転がる、なんだこの可愛い生き物は!しかもその生き物、お仕事はとってもできるんですよ。BL最高!と改めて思わせてくれた潮と計に完敗で乾杯です!
匿名さん

マイペースで飄々とした攻と、表裏の激しすぎる受の掛け合いが微笑ましすぎてもう何度読み返したか。この二人だけで広辞苑埋めてほしいくらい大好きです。
あおいしましまさん

心地よいテンポ!和むコメディ

主人公の清々しいまで裏と表の自分の使い分け。そこがあえて良かった!!かつ、でもその自分の両面を気になった人にさらけ出せない自業自得のジレンマ、自分の両面に自分で嫉妬する姿が良かったです。恋人同士になっても口の悪さは変わらないのに、身体は正直、というのも良かったです。コメディタッチで面白かったー‼
ちりりんさん

一穂さんの会話のテンポの良さが十二分に味わえる。もうとにかく計が可愛くて!!“両方~”での潮の『俺は俺でもう半分預ける~』の台詞がカッコ良かった!!そこからの流がもう甘くて甘くて。達起も何だかんだ憎めないし、嫌なヤツが居なくて良い話しでした。
ぎんにゃんさん

 
 
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