おげれつたなか先生インタビュー

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

前の記事へ

おげれつたなか先生インタビュー大人気ディープBL完結！激重美人×不憫ヒモ男の結末はいかに…？コミックス『ハッピー・オブ・ジ・エンド 3』

2023/10/14 17:00

壊れ始める日常。浩然が下す選択とは…

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3476回
おげれつたなか／竹書房／バンブーコミックス Qpaコレクション
コミックス『ハッピー・オブ・ジ・エンド 3』10月17日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
ふたりで過ごす穏やかな時間を脅かすマヤと、逃げるように引っ越しを繰り返す浩然と千紘。ところがついにマヤが千紘に接触し、拉致。浩然を親友と呼ぶ様子に違和感を覚え反論すると態度が急変したマヤに襲われ意識を失う千紘だった。マヤの暴走から難を逃れた千紘は病院で目を覚ます。退院後、表向きは今までと変わらず過ごすふたりだったが触れようとすると怯える千紘を見た浩然は罪悪感や憤りの感情に苛まれ自分を責める幻聴まで聞こえ始めるように。追い討ちをかけるようにマヤから"千紘の動画"が届く。ささやかだけど幸せな日常が壊れ始めたことに気づいた浩然はある決断をする――。
「俺のこといっぱい思い出して、それで――もう忘れろ」
欠けたものを埋め合える存在。愛を知ったからこその別れ、その先に待ち受ける結末とは――?

――作品紹介をお願いします
続きものの最終巻です！ (説明できない)

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
個人的には美人攻め×健気受けで描いてます。

――当て馬や重要な脇役は？
お気に入りの脇役は加治です。優しい兄ちゃん枠です。恋愛関係ではないので当て馬ではないですがマヤも今まで描いたことのないタイプのキャラで楽しかったです。　

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
今回は特に背景を頑張りました。取材して実際の場所に行ってみたりもしたのでこの背景なんか知ってるな……とかもあったりしたら嬉しいです。
ストーリーも説明しすぎないよう心掛けてみたり色々と普段と違うことを頑張りました！

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
苦労したのは楽しかった点でもありますが背景です。特に街中のゴミゴミした感じだと写真の線が潰れていたりして描き直す作業などが大変でした。もうやりたくない……。　

――今作にまつわる裏話はありますか？
キャラの裏設定かは分かりませんが加治には妹がいます。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
執筆中取材と銘打って江の島に行けたり楽しかったです。しらす丼美味しかった(浩然吐きましたが)。

――今、何かハマっていることは？
VTuberです。ずっと家にいるのでずっと配信を見てます(笑)。長時間やってくれたりするのでありがたいです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
最終巻なのでドキドキハラハラもありますが、無事完結できて良かったと安心もしております。
お手に取って下さった皆様に少しでも楽しんでいただけるよう願いつつ、また新しいBLを今後も描くぞ～とやる気に満ち溢れています!!!

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
この度はインタビューありがとうございました。こうしてまたコミックスを出していただけるのも読んで下さる皆様のおかげです。これからも精進して参ります！いつもありがとうございます♪
『ハッピー・オブ・ジ・エンド』3巻ぜひぜひ宜しくお願いします！

担当編集より
繊細で胸を打つストーリーと魅力的なキャラクター、リアルな描写で読者を魅せて離さない、おげれつたなか先生が描く『ハッピー・オブ・ジ・エンド』シリーズ完結巻がついに発売です!!

マヤが千紘に接触をしてきた、非常に気になるシーンで終わった前巻。
どうなってしまうの!? ハッピーエンドになるの!? とハラハラしながら続きをお待ちくださった方も多くいらっしゃるかと思います。
そんなマヤと千紘のエンカウントから始まった3巻、なんと千紘が拉致されてしまいます。さらに道中で浩然を親友と呼ぶマヤに思わず反論してしまったことでマヤが暴走し、千紘がケガを負ってしまう事態に。
なんとか事なきを得たものの、浩然は自分のせいで巻き込んでしまったという罪悪感に悩み、そのうえ自分を責める幻聴まで聞こえ始めてしまう様子に読んでいるこちらも苦しくなります。
そうした中、大切で幸せな日常を守るために思い悩んで浩然が選んだ答えとはーー？

一度離れることを選んだふたりの葛藤と、そんななかでの“楽しいひととき”の描写のギャップにより“別れ”への切なさが増していきます。
2巻で過ごしていた幸せな時間を知っているからこそ、今回のふたりの感情の動きがより深く伝わってくる物語に目が離せません…！

衝撃的な出会いからはじまり、なにもかもがまったく合わなかったふたりが一緒に過ごすなかでお互いに欠けたものを補い合うような愛を育み、懸命に幸せを掴もうとする様子や彼らなりの"ハッピーエンド"を見届けていただければと思います。

今回のコミックスカバーについては、カバー表と裏で完成するデザインになっております…！やさしく微笑む浩然の視線の先にカメラを構えた千紘がいる…本編とリンクするワンシーンに注目です。
コミックス本文だけでなくカバーデザインからもふたりの変化を感じながら、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです！