早寝電灯先生インタビュー

街住み×山住み… 生活圏が異なる二人の出会いは、通学電車！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1750回
早寝電灯／ホーム社／アイズコミックス.Bloom
コミックス『君にはふれると鳴るとこがあって』9月25日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
誰かにさわりたくなる日がくるなんて思ってもみなかった――…。ある雨の日、通学電車の中で灯司のイヤフォンのコードが樹のボタンに絡まってしまう。それをきっかけに知り合った樹は、灯司が人付き合いが苦手だと知ると、一緒に遊ぼうと誘ってくれ、ふたりで過ごすようになる。徐々に、灯司は樹のことをもっと知りたいと思い始めるが…。悩みを抱える高校生男子の恋心を描いた、瑞々しい青春ラブストーリー。

――作品紹介をお願いします
前回.Bloomさんより出していただいた本が、転生ものですこし不思議要素がはいっていたので、今回はとにかくストレートに高校生ものをかこうと思ってかいたお話です。
高校生の日常ですが、同時に少しだけどきどきできるような非日常を演出できたらいいなと思い、「神様」や「お祭り」といったキーワードをいれています。
性格も生活圏も違う二人が、過去の地域のお祭りや今の偶然なんかを通じて結ばれていきます。



――主人公たちはどんな攻×受ですか？
明るい爽やか系(矢戸樹)×対人が苦手な口下手(香野灯司)です。
樹(攻)の方は街の新興住宅地に住んでいて、人に慣れたいと思う灯司(受)を連れて街中の色々な所に連れて行っていくれます。
対して灯司(受)の方は裏山の裾野付近に住んでいて、普段は一人で山でキャンプをしたり山歩きをしたりするのが好きです。そういう一人で楽しんでいた場にはじめて樹を連れていくことになります。
明るい攻めですが実は表情は比較的落ち着いていて、下を向きがちな受けが実は表情がよく動く、といった様に見えたら嬉しいです。



――当て馬や重要な脇役は？
灯司(受)の妹です。そこまで兄妹につっこんでかきませんでしたが、よく顔が似ていて性格の違う妹になります。
兄妹(兄弟)というのがうっすらこのお話しで出てくる、もう一つの対人関係になります。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
私の好みですが、お互いがお互いを好きだと自覚したあとに、両片思い期間というかすれ違い期間は短くても絶対にいれよう…と思いねじこみました。
お互いのことが好きで突っ走ったり前がみえなくなったり、とにかくウワーとなっている辺りは描いていて楽しかったです。
後は地理的なことですが、街住み×山住み、というカップリングなので、二人の生活圏を横断させるようにかいています。
お互いのテリトリーにお互いを招き合って近づいていく感じです。




――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
キャンプのシーンを描くために、キャンプセット(コンロと簡易鍋のようなもの)を買ってラーメンを食べました。ベランダで。

――今、何かハマっていることは？
最終的には筋肉が大事だと思って筋トレしてます！

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
毎回ドキドキします。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
インタビュー読んでくださってありがとうございます。良いBLライフを！
そしてできればそこにこの本も加えてくださったら嬉しいです。


担当編集より
早寝電灯先生の3冊目のコミックスはとても爽やかな青空のカバーになりました！
前作では、転生BLの『転じて恋と生き』を描かれた早寝先生ですが、今作は高校生BLです。
コミュニケーション能力の高い樹と、人と触れ合うのが苦手な灯司が、電車の中でたまたま出会うというところから始まるのですが、ふたりの距離が少しずつ近づいていき、それが恋愛感情に発展する描写がものすごく自然で、読んでいて胸キュンが止まりません。
読み終わったあと、胸の中を爽やかな夏風が軽やかに吹き抜けていくような読後感の残る本作。
高校生の真っ直ぐな恋愛と成長がつまった、瑞々しいラブストーリーをどうぞよろしくお願いします！

コミックス『君にはふれると鳴るとこがあって』

特典情報

 
アニメイト：描き下ろし漫画ペーパー
とらのあな：描き下ろし4ページリーフレット
ホーリンラブブックス：描き下ろし4ページリーフレット
コミコミスタジオ：描き下ろし漫画ペーパー
協力書店：描き下ろし漫画ペーパー

第1話試し読みはこちら
詳しくは、.Bloom公式サイト、公式ブログへ

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