飢えていたのは心―。
「あんたの説教聞くのもかったりぃし、手っ取り早く体で話し合おうぜ」。生真面目な数学教師立花と「学園始まって以来の逸材」(しかしヤクザの息子)神宮寺。立花は不登校中の神宮寺を家庭訪問するが、飢えた獣のような彼に押し倒され、必死の抵抗もむなしく抱かれてしまう。しかも野性味を帯びた美貌を持つ、孤高で気まぐれな生徒には更に大きな秘密があり…!?「男で発情したのはあんたが初めてだ」岩本薫史上最高のエロスラヴ。
地味な数学教師立花と何かと目立つ神宮寺。
神宮寺が学校に来なくなり家庭訪問することになった立花はある理由から神宮寺に突然犯され、しまいには家にまで押しかけられるしまつ。
立花の放つフェロモンに発情期の神宮寺がサカってしまう。
無理やり犯されるうちに神宮寺家の秘密(狼人間)知ってしまいながら神宮寺に惹かれる立花。
ヤクザ稼業を営む一族の長男・迅人と、敵対組織の系列傘下組長・賀門。
賀門は上からの命令で、交渉の切り札のため迅人を連れ去り、監禁します。
迅人は賀門が近づくと甘い香りがして頭がクラクラ。監禁中にも関わらず賀門の前で反応してしまいます。
性的なことはもちろん恋すらも知らなかった迅人が、徐々に開花していく様がなんとも色っぽく破廉恥でドキドキするのですよー。
で、それなりの年齢で経験値の高い賀門が、迅人のエロさに煽られてるギャップが良き!
ウブっ子が手練れを翻弄しちゃう発情期フェロモン恐るべし、です。
古くからのヤクザの組であると共に、人狼の一族とその支援者で構成されている大神組、神宮寺家。
その次男が学校の先生とつがうのが「発情」、弟から遅れて発情した兄の話が「欲情」、そしてこの「蜜情」が完結になります。
神宮寺のお兄ちゃん・わんこ受様の迅人ですがめでたくご解任。
なんですが、意外に他のもふもふとか人外って、攻様が男同士でも子供作れるって設定知ってるのが多いんですけど、お兄ちゃんカプ達はそんな可能性があることもしらないので『ええ!?』って感じで、新米夫婦が手探り状態みたなのがなんだか新鮮でした。
迅人と士朗に子供ができ、ほのぼのとした雰囲気で楽しめました。
士朗は料理上手だし子育ても手伝うし、スーパーパパになってました。
そして迅人は洗濯物が乾くとかそんな心配をして、主婦のようでした。
双子ちゃんがすごく可愛くてキュンキュンしました。
人狼の二人は泣くと耳がぴょこりと出てしまって、改めて迅人と士朗の子供なんだと思いました。
今回の主人公は、神宮寺迅人が産んだ双子の片割れ、峻仁クン(16歳)。お相手は英国の名門人狼一族・ゴスフォード家の当主アーサー(37歳)。滅亡の危機に瀕した一族を救うため、母譲りの「イヴ」の血を持つ峻仁を強引に攫ってきちゃうのです。
なんといっても本作のキモは、初の人狼×人狼のガチなカップリングにあります。従っていつにもまして作中の「オオカミ度数」は高く、獣のにおいも濃厚な仕上がりになっております。
前篇「王者の呼び声」ではまだ被害者と加害者の域を出なかった峻仁とアーサーの関係。この後篇に入ると、目に見えて変わる。峻仁はアーサーに抱かれることが嫌ではなくなっている自分に戸惑い、アーサーは峻仁に無理強いしたくないと思いはじめる。急速に甘く、濃密さを増してゆく行為。
アーサーがタカのお腹に耳をあてる挿絵の表情がすごく好きです。アーサーがタカに甘える子どもに見えます。
大人と子どもが逆転してるような…アーサーの支配者としての鎧が外れる瞬間です。
ストイックな男が剥がれていくのはいいですねぇ。
口には出さないふたりの恋情と孤独が寄り添い絆を結ぶ姿は愛おしさすら漂います。
発情シリーズ7作目はキヅのターン。
お相手は今までも登場していた幼馴染のみちるで、表紙がなんとも素敵!
口絵はキヅ1人のイラストで次巻の口絵と繋がってるふうなんですが、これまた格好良い。
発情してイキナリ挿入しようとしたが無理でその時は素股となるのですが、シチュエーションは12月の野外!
想像したら鳥肌たちました(笑)エロはその素股と翌日の挿入アリHの2回。
Hした翌日の気まずい様子に、何故か妙に萌えました。
発情シリーズ8冊目。こちらは下巻になりますので「烈情 皓月の目覚め」を先にお読みください。
人狼である希月と、幼馴染みであるみちる。
初めて発情期が訪れた希月が、狂暴な欲望に突き動かされてみちるを抱いてしまう事から始まり、その後のみちるに表れる驚きの変貌ー。そして、そんな彼に迫る危機と言った感じのお話になります。
めちゃくちゃ甘酸っぱくて可愛くて萌えまくるネタありの作品です。
危険分子として追い込まれるみちると、そんな彼を守ろうと戦う希月と、ストーリーとしてもとても面白いです。
出版社:リブレ
レーベル:ビーボーイデジタルノベルズ
シリーズ:発情
発売日:
閉じる