最新レビュー一覧

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

ふたりの空気感が好き

単なるリーマン同士の色恋を描いたものではなく
そこに至るまでの心理戦や密やかな攻防がものすごく面白かったです。

ゲイとノンケの考え方の違いやマイノリティの捉え方など、切なくなるところはたくさんあって
交わるのはなかなか難しいのかな…と、思ってしまうふたりでしたが。
同僚の距離から少し離れて冷静になり、拗れてしまったその仲を時間が解決してくれる"大人の恋愛"感がすごく…

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「俺、チート持ちじゃないんですけど!」 小説

久臥  八美☆わん 

読み始めたら最後。引きこもりを覚悟して読んで下さい。

もんのすごいボリューム!!!
半日くらいかけて読み切りました。お値段以上の読み応えです。

最初に言っちゃうと。これ、続きものです。
読んでるうちに、あ。これ終わらんな…と察し。どんな結末になるのか知りたくて貪るように読んでいたら、完結に至りそうにない予感そのままに途中で終わりを迎えてしまいションボリでした。

この作品の良いところは、ストーリーが1巻で終わらないこと。そして悪いことも…

7

熱砂のロイヤルアルファと孤高のつがい 小説

ゆりの菜櫻  アヒル森下 

ぜひ順番に読んでみて欲しい…!自分は激しく萌えた一冊

もう、めちゃくちゃ胸熱な男前×男前、硬派な受けにグッとくるお話でした…!

Kindle unlimitedにて読了。

「腹黒アルファと運命のつがい 」→「スパダリアルファと新婚のつがい」が
シリーズもので、今作はそのスピンオフとなっています。

シリーズの将臣×聖也カプの高校時代の知り合いで
将臣の親友だった倉持が、本作の主人公で受けになります。

この数日間で、「腹黒アル…

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キス 小説

一穂ミチ  yoco 

よかった…めっちゃよかった…

読みたいなぁ…と思ってなかなか読めてなかったがやっと読めました…

めっちゃよかった…早く…続きを読まないと…

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葵先生、重版出来です! 小説

清田あお  末広マチ 

帯文は「全ての、頑張る人へ」だと思う

BL編集者×小説家

主人公の麻羽舜(攻め)は、一流出版社のファッション誌で仕事をしていたが、突然、子会社(しかも縁もゆかりもないBLジャンル)に出向を命じられる。
夢を叶えてバリバリ働いていたので、腐ってしまう。

という始まりから、攻め視点で話が進んでいきます。
攻め視点、とてもとても好きです。

腐りながらも、仕事は仕事だと頑張る麻羽さん。
新人コンペのため、過去に大ヒット…

2

間の楔 小説

吉原理恵子  道原かつみ 

同じ空間にいなくてもいいから、思考だけでももっと見せて

 よく聞くタイトルなので、ずっと気になっていた作品でした。神評価にならなかったのはひとえに、イアソンとリキの絡み(会話も濡れ場も)をもっとたくさん読みたかった!!からです。こんなに好みの関係性なのに、絡みが少ない! SFチックな世界観がとてもしっかり描写されていて、一般小説であればそれで十分読み応えに繋がるのですが、やはりBLを読む時はメインの攻め受けの関係性にどっぷり浸りたいという気持ちが一番強…

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エロゲーの悪役に転生したはずなのに気付けば攻略対象者になっていた 小説

柚木ハルカ  羽純ハナ 

孤独なザガンにリュカがせまる!

帯にある「一途な愛にほだされる」に惹かれて買ってみました。

本のタイトル通りエロゲーの悪役に転生したザガン。でもゲームとは違い父や妹に愛情を受け、世を恨むことなく淡々と生きていたら…。

う〜ん、チョロい。第二王子リュカに溺愛されて気がついたらデートや食事を繰り返し、高級ホテルにお泊りまで!
ザガンもリュカを憎からず思ってはいるんですよね。甘々で良いのですが、序盤のうちからチョロくてこ…

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世話焼きDomは孤高のSubを懐かせたい 小説

幸崎ぱれす  幸村佳苗 

警察×バディ、絆されDomと絆されSubの事件解決ラブコメ

幸崎ぱれす先生、つい先日新刊を拝読したばかりな気がしますが、
またこうして新刊が読めるなんて嬉しい〜!✨

前作はオメガバースファンタジーでしたが、
今作はページ数も280P超えと、読み応えあるDomSubもの。
シリアスな事件もありますが、どちらかというとコミカルタッチな感じの強い
一作なように思います。

”DomによるSubの加害事件”専門の調査のために、
一時的な疑似パー…

4

バイオリニストの刺繍 小説

砂原糖子  金ひかる 

音楽を聞きたくなります。

こちら珍しい、最後まで攻様視点のお話。

攻様は、新進気鋭のバイオリニストの館原。
スランプ気味でマネージャーから雲隠れし、空き家だと思って入り込んた別荘。
そこに一人暮らしをしていたのが、受様である聴覚障害者の吹野。

吹野に空き巣と勘違いされ、フライパンを突きつけられた出会い。
ツン多めの愛想なしな吹野に、館原は可愛げがないと思いつつも構うのをやめられない。

めんどくさいけ…

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リベット 小説

木原音瀬  藤田貴美 

向き合い方が素敵

それぞれの立ち場だったらこんな感情だろうなと、考えさせてくれる作品でした。というのは登場人物すべて(モブ含め)の考え方や感情に共感できるといいますか、特に滅多に口にしない相手にぶつけない負の感情がありありと書かれていたり発せられたりが『自分がこの立ち場なら絶対そう思うよな』でも、俯瞰して読んでんでいるので、ふだんは分からない味わえない個々の登場人物の感情が活字でぶち込まれてくるので、題材は重たいめ…

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