最新レビュー一覧

偏食家のためのレストラン 小説

海野幸  蓮川愛 

沁みる。考えさせられる。盛大にお腹が空き、心いっぱい満たされる物語

海野幸先生の新刊、お豆腐が繋ぐ恋物語を読んだのは
つい先週のことだと思うのですが、
続けてこんなに素敵な物語が読めるなんて、本当に感激です。

先月の「社長!」シリーズ新刊も、お豆腐のお話も、
そしてこちらのお話も漏れなく全て最高オブ最高だったのですが。

特にこちらの一冊は、刺さって刺さってしかたありませんでした。。
受けの経験が昔の自分の境遇と重なるところがある、というのと、

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ラスト・メッセージ 結婚生活をはじめから 小説

小中大豆  二駒レイム 

No Title

一目惚れしたエイダンと政略結婚したスバル。初夜から彼には相手にされず、愛のない結婚生活。3年後エイダンは事故で亡くなってしまう……そして自分も何者かに。

そして結婚式の日に時間は戻る。面白い設定でした!1度目の結婚生活ではつらい3年を過ごしたスバルが今度はどう生きるのか☺️エイダンがキリッとしたまたかっこいい男なんだよね︎彼らがお互いに誤解させられていたということに気がついて…。

すれ…

2

偏食家のためのレストラン 小説

海野幸  蓮川愛 

人生のソウルブック

食事が本来どのような意味を持つのかということに気付かされた啓発的な側面と、家族との間に燻っていたわだかまりが解けていくヒューマンストーリーな側面とにアプローチしていく物語展開にただただ感動……
食事に悩みを抱える全世界の人たちにぜひ読んでもらいたい至高の一冊でした。


「正しい食事」とは、人によって捉え方が違うものです。
正しい、正しくないの概念は意識次第で変えられるということ、正しい…

4

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

面倒くさいけど愛おしい

拗らせまくってめちゃくちゃに面倒くさい戸原ですが、一周回るとそれが愛おしく感じる不思議。
熱量低めな杜野との組み合わせがすごく良かったので、ふたりのキャラまるごとツボでした。

自分の性指向を認められず、それを隠したいだけではなく他人まで否定しまくっている戸原。
そんな彼の言動で10年前も再会してからも杜野が傷付いてしまうのは切なかったけれど
結局は戸原自身もダメージを受けていて、あっと…

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修学旅行で仲良くないグループに入りました 小説

隠木鶉  510 

キラキラな青春が楽しめます!

最近、ハマっている青春BLレーベルです。
高校生たちのアオハルなBLがたくさん楽しめます。
こちらをはじめて読んだのですが、とても面白かったです。
執着攻めの日置くんがものすごく良くて、じわじわ距離を詰めてきて、もう絶対好きってわかってるけど、焦れる感じがたまらないです。
告白した時なんかは本当に胸がきゅんとしました。
おすすめの一冊です。

0

雷帝陛下と激愛のつがい~神子の末裔は孤高の皇帝の荒ぶる愛に溺れる~ 小説

釘宮つかさ  渚アユム 

アシェルとゼイランの2人が純粋で、まっすぐで愛おしい

初めての作者様でしたが、ストーリーが面白くて、とても惹き込まれました。
読んだ後も、大満足の作品でした。

雷を操るという異能を持っているため、人と触れ合うことができない皇帝ゼイラン。
自分が触れた人をその力で傷つけてしまうため、直接触ることも、触られることもなかったゼイランが、生まれて初めて怪我をさせずに触れることができたのがアシェルだった。

アシェルとの奇跡のような偶然の出会いを…

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指先がすれ違う 小説

小中大豆  陵クミコ 

感情がジェットコースター



 互いに傷つけあった後に結ばれる話で切なさは十分に感じましたが、心情の変化が急すぎてついていけない部分もありました。

 受けの小塚は同期の溝呂木(攻め)のことが好きでしたが、社員旅行で彼が寝ている後輩男性の桜庭にキスしているところを目撃し、失恋します。「お前、ゲイなのか」という質問を偏見と捉えた溝呂木は開き直って、「俺にも好みってもんがあるんだ。お前みたいな男とは、たとえ土下座されて…

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365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

夢を追いかける二人

高校の同級生が将来の夢を語り合い、専門学校に進んで恋人同士になり、就職する段になって片や上京し片や地元に残っての遠距離恋愛が始まり4年。
起こるべくして起こった問題といえばそうなのですが、とても丁寧に二人の気持ちやら背景やらが描かれて、それこそ手に取るように伝わってきて最後まで目が離せませんでした。
地元に残って母の美容院を継いだ綾野の優しさも焦りも鬱屈も分かるし、東京で道を見失って堂々巡りを…

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事件現場はロマンスに満ちている 小説

神香うらら  柳ゆと 

ロマンスの女神は微笑みました

多少受けの雨音の性格が面倒くさいけど、そこは攻めのワイアットの包容力と一途な好意力でカバーしてくれるので、トータル的にはいいカップルに仕上がってくれたな、という印象です^ ^
お試し期間を経て、やっとこさ恋人同士になってくれましたが、読み終わったとてまだまだ途上中な感じのお二人さん。ここからがようやくスタートラインって感じで、恋人としての可能性の広がりを感じさせてくれる終わり方は良い読後感でした…

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傲慢アルファと秘書の初恋 小説

名倉和希  秋吉しま 

小さい頃から攻めにメロメロな受け

 年上×年下
 島崎大雅(攻)37歳
 奥野悠斗(受)25歳

 悠斗は13歳のときに出会った大雅(当時25歳)にずっと片想いをしてる。
 この時点で萌える。

 子供を産める性の女と男オメガが嫌いな大雅と、そんな攻めの事がずっと好きな悠斗が、オメガ性を隠しながら関係を続けていく。

 肉体関係を続けてから数ヶ月経った頃、ついに悠斗がピルを飲み忘れて大雅の前で発情してうなじを噛ま…

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