三池ろむこさんのレビュー一覧

光さす道の途中で 小説

杉原理生  三池ろむこ 

またまたきました、焦れったリズムの杉原節

またかいっ!と突っ込んでしまいたくなった杉原理生さんの小説でした。
なにが『また』かというと、設定が、杉原理生さんの他の小説にめちゃくちゃ似ている。
ぐるんぐるん悩む、人付き合いがあまり得意ではない主役の受けの性格も、他の小説に似てます。
『よっぽどこういう設定のお話が好きなんだろーなァ』と、クスリ笑いつつ読みました。私もキライな設定ではないので、タダイマな気分です。

今回はスーパー三角関係のお…

2

キラキラ コミック

三池ろむこ 

BLについて考える。

趣味は読書。そう言い続けているけど、ここ数年、読書の内容は殆どBL。
そんな自分をちょっと客観的に考えてみた時、どうして男同士の恋愛に萌えるのか、そしてどうしてエロがないと物足りないと思ってしまうのか・・・すでに、エロ込みで「BL」というジャンルが私の中に出来てしまっているこの状況、BLというのは、いつからこんな風にエロが不可欠(って私だけ?)になったのか疑問に感じてしまいます。昔々、まだ世にこ…

3

その唇をひらけ コミック

三池ろむこ 

タイトルがいいなー

「ここからどうする?」がすごく好きで、他の作品も気になって手に取った一冊。どこかで聞いたことがあるタイトルだと思ったら、CD化された時にチェックしたのを思い出しました。とみに物忘れが激しくなっている私に、半年以上経ってもそんなことを思い出させてしまうくらい、この作家さんは印象的なタイトルの付け方をするんだなーとしみじみ思いました。(ちなみにCDの配役は、鳥海さん×武田さんでした)
私の勝手なる持…

7

キラキラ コミック

三池ろむこ 

もっと!エロをもっと!

もともとそう激しい描写はない印象の三池ろむこだが、今回は特にライトだった。
さすがに「全体的にラブってる感が薄いかな・・・」と本人も認めるほどで、それはもうキラキラで眩しくて瑞々しかった。

表題作はクリエイターたちが同居する一軒家での恋模様(と言うほど進展はないが)。
ただメインカップル以外に、その他2組のお話も含まれているため、ボリューム的には頁数がちょっと少ないかな・・・という気もし…

7

その唇をひらけ コミック

三池ろむこ 

雰囲気を楽しむ

「・・・やだな、・・嬉しい」
この言葉に悩殺されましたヾ(o゚ω゚o)ノ゙
「やだな」と来て「嬉しい」この二重奏。
セリフの使い方が上手いなと。

話は、幼なじみで昔からいっしょにいる相手から、そろそろ卒業しなきゃ・・あきらかに依存しすぎだぞ。
でも・・・・という話。
どちらかと言えば、ストーリー云々より雰囲気を楽しむという幹事かな~と私は感じました。

そもそも、ろむこ先生の絵…

2

その唇をひらけ コミック

三池ろむこ 

きゅん!としたい方に!

「もっと 俺を 構え」
という攻めのセリフにきゅんとしてしまった1冊です。
高校生、かわいい!!!

三池さんの描くキャラクターは、男の子の内側のかわいらしさがにじみ出ていて好きです。
大学生の家庭教師×高校生「ドロップアウト」の大学生も器用に不器用でかわいらしい。

8頭身の絵もかわいいのですが、デフォ絵がとてもかわいいです。
ほわわんとしながらも楽しそうな雰囲気で大好きです。

3

裸足でワルツを コミック

三池ろむこ 

奥さん

昔、無理矢理に犯した年下の青年が「好きだ」と突然やって来た・・・・。

犯した犯人としては複雑ですわな(笑
むしろ、その犯しているシーンが見たかったです。
ただ、やってきて馬乗りになり、自ら腰を振るシーン。
その後の、若妻風な家事のこなしぶり。
向けてくる笑顔がなんともいえません。
可愛いwwというか・・ん~・・なんっていうんだろうな。
若い、こんな奥さんいたらいいな~というか。

3

裸足でワルツを コミック

三池ろむこ 

情緒のある風景

臆病で神経質っぽい、いかにも芸術家タイプの先生と、
ふら~っと迷い込んで、住み着いてしまった猫のような中原の間に
流れる濃密な空気に、独特の雰囲気というか、情緒を感じました。

先生の住んでいるおうちって、夏にはセミの声、
冬には雪が降る音が聞こえてきそうで、なんだか味がありますね。

同時収録作品の『ここへおいで』では、その後の一歩踏み込んだ二人が
描かれていますが、お互いに恐る…

3

魔法使いの恋 コミック

三池ろむこ 

ちょっと泣きたくなったり

ろむこサンの描かれるコミックスの中で、コレが一番好きです。
現段階では(笑

誕生日に何がほしいと聞くと「次に会う約束がほしい」という荒谷。臆病で、いつも控えめで。
自分がいれば良いといい続ける荒谷が可愛くて・・・。

何もいらないから、次に会う約束がほしいという荒谷が可愛いです。
とにかく可愛い。
逆に、テキトーに遊んで、金にも女の子にも不自由せず~な対比の西崎君。
でこぼこな…

5

魔法使いの恋 コミック

三池ろむこ 

切ないほど何も望まない、不器用な彼。

表題作シリーズが本当に、私のお気に入りです。
もうレビュー文を書くのが怖いくらいに。
とにかく、この雰囲気、さみしさ、暖かさ、読んでくださいとしか言えません。
表紙の渋くて暗い色味と、荒谷の切なげな瞳もお気に入りです。
本当に作品全体に、秋の冷たい風が吹いていそうな…。
私は少し寒くなってきた秋に読んだのですが、そのくらいに読むとまた一層いいです。表題作の2編は人恋しくなってきた寒さに本…

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