三池ろむこさんのレビュー一覧

かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

可愛くないのが可愛くなる

仕事は出来るけど言葉のチョイスが毎度おかしい同僚・二本木のせいで
オフィスで仲裁役にならざるを得ない垣内は
自宅には愛する猫がいて、可愛いものだけが好きなはずが…。

序盤、二本木という男がいかに社内で傍若無人なのかが結構長めだったので
二人は本当にラブくなるんでしょうね…??とちょっと心配してしまいましたww
だって本当に“ああいえばこういう”の典型で
そこずっと平行線のままなんじ…

2

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

逃避行

すでにカプは出来上がってて、駆け落ちもの~と事前に聞いていたので
わりと甘くてゆるーい展開の話なのかなと読み初め。

兄弟として田舎にやってきた二人の日常からスタート。
年下の攻を連れてきてしまった負い目。
好きだと思う気持ちと、帰してやらないとという気持ちと。
本当は嫌いだった過去からの生い立ちと~というところですね。

だいぶ受の方が大人なんだけど
攻の大きさがよくわかるお話…

4

「かわいくしててね」応援書店特典ペーパー グッズ

運命の出会い

本品は『かわいくしててね』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、二本木が
猫を保護しようとするお話です。

それは夕方から小雨そば降る
冬間近な夜更けの事です。

運命に出会ってしまったかもしれない

垣内のマンションを訪れるなり
二本木が大真面目に言い放ち
出迎えた垣内を固まらせます。

この出会いは、きっと、運命だ
俺はきっとあいつと一生添い遂げる

1

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

じわじわと優しさで心を満たされる

人の心の声が聞こえる青年と表裏のない実直な青年のお話。
評価が高かったので、感動できるお話を期待して読みました。思わず涙するような激しい感情の揺さぶりはありませんでしたが、じわじわと優しさで心を満たされるような、そんなお話でした。結果的に、読めてよかったと思います。
聞きたくもないのに心の声が聞こえてしまう罪悪感と、好きな相手に心の声を聞かれてしまう不安、どちらが辛いのだろうと考えさせられまし…

2

かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

空気の読めない男vs空気を読みすぎる男

小学生男子が身近に居る方はよくお分かりだと思いますが、彼らは大抵アホです。相手の気持ちを考えるなんて芸当は難しすぎて出来ないし、そのうえ自分の主義主張だけは大きな声で訴える。
しかし、とても純粋です。たとえこちらがカチンとくるような事を言ってきたとしても、悪気は無いのです。思った事をそのまま口にしているだけで。

このお話は、そんな小学生男子のような攻めと、和を乱す事が苦手で気を遣いすぎる…

8

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

ココロの声聞いてみたい…かな?

人の心が読める…一度は願った事がありますよね?!私もあります。
だから、感情移入がしやすかったのかな?と思います。とても読みやすい本でした❢ 

後半(声が聴こえなくなったあと)は
解るような解かんないような…感じがするのですか…でも、そんな風になるのかもしれないですね。読み終わってなんだかホッとした1冊です。

2

トイチの男 小説

玄上八絹  三池ろむこ 

読みやすさとは…

不思議です。
読み返すのは自分だけだから、自分だけ分かっていればよいと、その前提で書かれた日記(SNSでもブログでもなく)のような文章だなという印象です。
つまり、伝わりにくい。
かといって、まったく理解出来ないかと言うと、そうでもない。
少し気を入れて、自分の中で補完しながら読み進めれば問題ない。流し読みとか、気軽に読むことが出来ないだけで。だけどちょっと疲れる。

レビューを読むと…

0

スケスケ☆ヒーロー 小説

淡路水  三池ろむこ 

夏向きかな

ひょんなことから、男性の衣服だけが透けて見えるようになってしまった男の子のお話。
せっかくの夏休みだから、明るい感じのカバーイラストに惹かれて購入。
あらすじからして「トンチキなアホ話」(後書きによる)だけど、主人公の未慧の前で繰り広げられる様々な衣服の下の欲望には、いろいろ考えさせられるものもあったりして、少なくとも未慧にとっては何かしらの人間的成長の糧となったであろうことがせめてもの救い。…

2

この恋、革命系 小説

田知花千夏  三池ろむこ 

厄介なのは

正義と善意が一番厄介だよねって、読んでいて途中で挫折しかけましたが、何とか最後まで読了。

憧れの作家の担当になった若き編集者の奮闘記。
はたして彼は気難しい作家に原稿を書いてもらえるのだろうか。

これ、傲慢な俺様小説家様に振り回されるワンコ編集みたいな、ありがちっていうか、王道なお話ではなかった。
小説家の樫谷の方は、出会った当初こそ傲慢のようでいて、小説を書くためにも自分の内面を…

0

兄さんの友達 コミック

成瀬かの  三池ろむこ 

なんで弟くんをそこまで好きになったのか??

別の方が原作者様だからか、全体的に熱がないというか、淡々と過ぎていく印象でした。
想像通りの展開で大きな盛り上がりの波がなかったです。
お兄さんの友達というどこか悪いことをしているような関係性は良いのですが、どうして攻めが受けの弟だけにあんなに執着しているのかが全く謎で、始まりも本当に唐突です。
受けも子どもっぽくてあんまり好きになれませんでした。
高校時代にみんなバスケ選手で憧れの存在だ…

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