崎谷はるひさんのレビュー一覧

不埒なインセンティブ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

長い片思いの末に・・・

言葉はオネエだけれどイケメンでホントは男臭い攻め様と
どんだけ内気でネガティブなんだと感じる受け様との
思いがすれ違うちょっと切ないラブストーリーです。

4年前に会社が倒産して先が見えない不安から寂しく自棄気味の
気持ちを持て余して2丁目で酒を飲んでいた受け様をトラブルから
助け出してくれた攻め様との一夜の関係。
見た目も冴えない受け様は自分を慰めてくれた攻め様を忘れられず
偶然…

1

不埒なインセンティブ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

健気すぎる男。尽くす男。都合のよい男。

「不埒なパラダイムシフト」でマキのチャット仲間にスピンオフカプが・・という前作後書きに日比谷の相手は一体誰?なんて期待しておりましたら、意外にも早く登場してビックリ!
しかし、、、予想しなかった人だったよーーー(読みが甘い?)
日比谷オネェ言葉で何となく正体のつかみづらい人だなーと思いましたが、ここまで、実にラストまでこじれるとは、、おかげで分厚い本になりました(汗、、)

和典が初めて日…

3

サーカスギャロップ 小説

崎谷はるひ  今市子 

まさに悪女!

帯『俺のにしたい。ていうかもう俺のだろ?』

「花がふってくる」と繋がりは多少ありますが、そちらを読んでいなくても、また読む順番にもこだわらなくていいと思います。

この話のネックは女性です、安定企業に勤めている日下〔受〕は付き合って5年の結婚も考えている彼女が居るのですが、その彼女からどうやら別の男宛への間違いメールが入ってくる様になります。
しかもそのメール内容はヒロという男に対して…

2

たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

よかったなぁ

いつもいつも崎谷さんの小説には泣かされます。
今回も例のごとく泣きました^^;
多分、他の人はここでは泣かないでしょ?って所で泣いた気がします。
壱都が三島の痛みを引き受けるよと言ったことで、自分の中に二人せめぎ合っていた慈英が一つになった時に我慢できず涙^^;
まぁ後半は涙腺緩みっぱなしなんで、ずっとティッシュ握ってましたけど^^;
昔はこんなにすぐ泣かなかったのにな…歳、取ったよな。…

3

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

なかなかいいカップル

崎谷さんの地味受でここまで卑屈なのは初めて見ました。笑
が、少し共感するところもあり、頑張って欲しいとは思ったんですが若干乙女すぎてイライラ…。もう少し芯が強くなっていく様も見たかったな、という感想です。
攻めの降矢はまさに「肉食系男子」で、これもこれで、今時いないなあ、と思わせるドリーム感はありました。
降矢の気持ちは男の我儘、斎藤の気持ちは女の我儘といった具合にかなりリアルっぽく書いてい…

3

キスは大事にさりげなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

二巻を読んで一巻を読んだので

二巻を読んだのちに一巻を読んだので、二人のいきさつがわかり、ぐっと色濃くなりました。
「何も知らない子ども」である藍を最初はビジネスとして提示する志澤というはじまりが面白く、それを恋人同士にさせるまでの過程が割と書くほうは難しいと思います。
しかし、崎谷さんは藍の子ども・無知さの捕らえ方をうまく使って、身体を差し出すところまで描き、そして志澤を怒らせるという、二人が本当に自身の気持ちに向き合う…

3

夢はきれいにしどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

以後シリーズが私の中の神

表紙に惹かれて初めて読んだBL小説。衝撃が凄かったです。
藍というキャラクターの魅力を読みすすめるごとに味わえます。
幼いながらの健気さ、懸命さ、純な所が愛らしく、最後は志澤の大人のずる賢さに果敢に向かう姿が、なんとも素敵でした。
一方の志澤も、リアリティのある大人の男で感情を押し殺して耐えてそうなところが個人的には萌え、最終的にそんな二人が少しずつわかりあえていく姿・歩み寄る姿がしっかりと…

4

リナリアのナミダ―マワレ― 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

信号機・第2シーズン

専門学校を舞台にした信号機シリーズ。
第1シーズンが「アオゾラ~」から始まる3カップルそれぞれの本3冊と、3組の後日談をまとめた1冊だとすると、間に番外カップルの独立した甘いお話「ミント~」を挟んで、実質この「リナリア~」がシリーズの続き。
第1シーズンに登場した子達はみんな専門学校を卒業して、次に入学してきた子のお話です。
「子」といっても、本作の主人公・佐光は美大受験に3回失敗して、とり…

1

アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

甘酸っぱい

崎谷作品にしてはだいぶ幼い&わかりやすいなあという印象。もちろん、これはこれで素敵なのですが。専門用語や専門知識を提示してくれるのは、知らない読者にとっては、鬱陶しい派と勉強になる派に分かれるのだと思いますが、私は勉強になるし、そういう知識や教養をBLを読んでも知ることができるのは崎谷作品の良さです。今回はキャラの作りが、万人受けするような感じで、描写も軽めで読みやすかったです。冲村のギャップ萌も…

0

誘眠ドロップ 小説

崎谷はるひ  山田シロ 

文体に歴史を感じます。

本編はあまりいつもの崎谷先生らしくないなあ、と思いながら読み進めたら昔の作品だったそうで、先生の作家としての成長も感じられる作品でした。しかしキャラの作り方が上手なのは昔からで改めて好きになりました。光樹が可愛くてたまりません。餌付け系攻めのお話は大好きなので嬉しかったです。書き下ろし二本は流石の最近の崎谷先生。成長したくーちゃんが立派なナイトになっていて素敵でした。幼さから大人になる成長を描ける…

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