崎谷はるひさんのレビュー一覧

オレンジのココロ‐トマレ‐ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

副題がうまいなあ

勢いで、信号機シリーズ2冊目読了です。
まず思うのは、副題「トマレ」とか、うまいなあということです。
(ただ、どのカプにおいても、あてはまるっちゃあ、当てはまるのですが)

今回は、1作目でいい友人として存在感のあった朗とその先生の物語。

複雑な環境で育ち、その環境の中で生きるために
まっすぐなんだけど、どこかいびつに生きることを強いられてしまった朗が、
やっと素直に愛されていく…

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アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

読むのをためらっていたのに

レビュー評価を参考に、崎谷さん作品を読み進めている中で、
このシリーズは、あまり良い評価がないな・・・
ということから、読むのをためらっていました。
ただ、他のスピンオフを読むタイミングがあったことから
思い切って、手を付けました。
読むのをためらっていたのは、一体何だったのかっ!!
早く読めばよかった!面白い!!

(ストーリについては、皆さんが触れられており、
今更なので、触…

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純愛ポートレイト 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

主人公を好きになれるか

読者の皆さんも、主人公を好きになれるか、
結構分かれるかな?と思うカプでした。

美大生・亮祐と会社員・博巳の
年の差の恋愛のストーリーで、
亮祐が、嫌がらせを受けて辛い思いをしている博巳を
友人の力を借り、博巳を助けるというものです。

私は、どうしても攻の亮祐が苦手でした。
上記のような悩みを抱える博巳を助けるのですが、
それは、独りよがりというか、
必要だったのかな?と…

1

リナリアのナミダ―マワレ― 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

年の差故の物語

「ミントのクチビル」にちょこっと出ていていて、
気になっていたカプです。

仮面浪人で腐っていた佐光と学校売店のお兄さん一栄の物語。
佐光は、美大に進学を目指し、実力もあるに関わらず、
毎回問題が起き、3回も受験に失敗し、
やむを得ず、専門学校に入学するも、レベルの低さに
腐っていく毎日。何かしなきゃと焦るけど、焦るあまりできなくて、
そんな自分にいら立つ。

面白かったのは、…

1

ミントのクチビル-ハシレ- 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

姫的な乙女

このシリーズは、何となく、本編にはまだ手をつけれていないのですが、
徐々に周りから攻めて行きたいと思い、本作を手にとりました。

姫的乙女と王子様の恋愛ストーリでした。
個人的に、乙女チックな受が苦手なので、
単なるそのような組み合わせだとしたら、途中で読むのを
諦めてしう可能性があったのですが、
徳井の驚くほどのキャラ性でどんどん読んでしまいました。

徳井の破たんっぷりが、何…

2

サーカスギャロップ 小説

崎谷はるひ  今市子 

サーカスギャロップ

ずっと読むかためらっておりました。
レビューでも、ためらうことも記載してあり、
表紙もちょっと地味かな・・・と思い、数年おいておりましたが、
このたびやっと、読みました。

ストーリーは、今さらだと思うので、触れませんが、
読んだあとの感想は、「こわっ!!」でした。
彼女がここまでしてしまった理由は何だろうか?
少しも彼女の弁が出て来ないので、本当におかしい人なのか、
何か深い理…

4

夢をみてるみたいに(文庫) 小説

崎谷はるひ  せら 

キラキラ系

結構前の文庫化を入手したのですが、
もともと2001年出版の本であるからか、
かなりキラキラ系というか、乙女なお話でした。

美紀は、多くが憧れる大手総合アパレルメーカに勤務する
サラリーマンですが、観た目のかわいさと、
まだ仕事のできない「新人ちゃん」的行動からも、
「みきみき」とか、女性の多い部署で女性に愛玩されている
存在です。

美紀は、この会社の面接の際に、駄目もとで…

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あるいて、あした 小説

崎谷はるひ  明神翼 

文庫化

読んでいて、「なんか読んだことあるな~」と
デジャブを感じながらも、楽しんで読んでいたのですが、
あとがきを読んで、軽くショック!
文庫化前の本を、当時読んでいましたよ・・・。
早く気づけよ、私・・・。
ついつい初めて読むかのように楽しんでしまいましたよ。

大学生の一夏は、実家の酒屋を手伝うことになるのですが、
配達先で、無愛想なバーテンダー上川と会います。
初対面で、未成年に…

0

やさしい傷跡 小説

崎谷はるひ  石原理 

わかんないとこが……

体調を崩した宙彦の行動を志朗は嫌がっていたけど,正直いってどうして他人への態度と
個人的な身体の管理が結びつくのか分からなかった
これって,コインの裏表みたいに結び付けられるものなのか……?
単に,自分が関わった相手からネガティヴな反応をされるのが許せないだけなんじゃ,と勘繰りたくなる

そして宙彦は警戒心が無さ過ぎるな,みっともない姿を見られるのが恥ずかしいという気持ちは分からなくは無…

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エブリデイ・マジック -あまいみず- 小説

崎谷はるひ  鰍ヨウ 

舞台が活かしきれてない気がする・・・

こういう『等身大キャラクターの地味な日常』はすごく好きなんですよ。それだけでもよかったです。確かに、この上なくじれったいんですが、ゆっくり心情を追っているので、分厚さのわりに飽きることもなく読めました。結構好きですね。

私は、特に受が恋に悩んで、いろいろぐるぐるしてストーリーが進まない(結果長くなる)のは一向に構わないんです。ただ、問題はその中身。
大学(演劇部)関係の描写が多過ぎて、ちょ…

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