崎谷はるひさんのレビュー一覧

ヒマワリのコトバ ― チュウイ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

い、痛いけど、読んでしまうっ

まず、ここまでの3冊が、
ちゃんと1つの世界観にまとまっているところが
すごいな・・・と思わされました。

ストーリーとしては、「過去の過ちを許せるのか」
ということに終始しているのですが、
昭生が繊細に繊細で、読んでいるのも、ドキドキしてしまいました。
悪い奴が出てきても、そんな奴でも「良い面」があり、
ここまで、人の気持ちの「悪い」ところを描いてくれているからこそ
入り込みや…

0

恋は上手にあどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

重いのに愛しい。

シリーズ本編完結。最後までテンションが下がることなく楽しめました。これ、そういえばルビー文庫だったんだ、と思うくらい密度の濃い作品でした。

藍(受)が強くなったな~と思いました。いえ、最初から弱いキャラクターではなかったんですけどね。なんと言っても『囚われる』のが志澤(攻)という時点で、藍が動くしかないわけですから。

それにしても、シリーズ通してかなり盛り沢山にあれこれ詰め込んだの…

2

夢はきれいにしどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

読み応えのあるシリーズです。

このシリーズ、ホントに好きなんです。まずキャラクターが好みなんですよ。志澤(攻)がよりヘタレて来て、またそれがよかったし(個人的好みで)。藍(受)も、健気には違いないんですが、結構気というか芯が強いですね。

メインCPのラブはもちろんですが、それ以外にもお互いの肉親の問題や、前巻から引き続く美術に関すること、そして藍の父・衛と福田との関係と、もうこれでもか、というくらいに盛り沢山で、でもど…

4

キスは大事にさりげなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

崎谷さんでいちばん好きなシリーズです。

白鷺シリーズ第1作目です。いまさらですが、好き過ぎてなかなかレビューできなかったんですよ。
そう、これは私が崎谷さんでいちばん好きなシリーズです(本編です)。それだけではなく、本来の私の好みである『年の差(年上攻)』『健気受』ものの中でも、特に好きなんですよね。

とにかく、志澤(攻)も藍(受)も、とても好きなキャラクターですね。高スペックで完璧に見えて、意外と余裕がない志澤も、健気だけど…

8

オレンジのココロ‐トマレ‐ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

副題がうまいなあ

勢いで、信号機シリーズ2冊目読了です。
まず思うのは、副題「トマレ」とか、うまいなあということです。
(ただ、どのカプにおいても、あてはまるっちゃあ、当てはまるのですが)

今回は、1作目でいい友人として存在感のあった朗とその先生の物語。

複雑な環境で育ち、その環境の中で生きるために
まっすぐなんだけど、どこかいびつに生きることを強いられてしまった朗が、
やっと素直に愛されていく…

0

アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

読むのをためらっていたのに

レビュー評価を参考に、崎谷さん作品を読み進めている中で、
このシリーズは、あまり良い評価がないな・・・
ということから、読むのをためらっていました。
ただ、他のスピンオフを読むタイミングがあったことから
思い切って、手を付けました。
読むのをためらっていたのは、一体何だったのかっ!!
早く読めばよかった!面白い!!

(ストーリについては、皆さんが触れられており、
今更なので、触…

0

純愛ポートレイト 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

主人公を好きになれるか

読者の皆さんも、主人公を好きになれるか、
結構分かれるかな?と思うカプでした。

美大生・亮祐と会社員・博巳の
年の差の恋愛のストーリーで、
亮祐が、嫌がらせを受けて辛い思いをしている博巳を
友人の力を借り、博巳を助けるというものです。

私は、どうしても攻の亮祐が苦手でした。
上記のような悩みを抱える博巳を助けるのですが、
それは、独りよがりというか、
必要だったのかな?と…

1

リナリアのナミダ―マワレ― 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

年の差故の物語

「ミントのクチビル」にちょこっと出ていていて、
気になっていたカプです。

仮面浪人で腐っていた佐光と学校売店のお兄さん一栄の物語。
佐光は、美大に進学を目指し、実力もあるに関わらず、
毎回問題が起き、3回も受験に失敗し、
やむを得ず、専門学校に入学するも、レベルの低さに
腐っていく毎日。何かしなきゃと焦るけど、焦るあまりできなくて、
そんな自分にいら立つ。

面白かったのは、…

1

ミントのクチビル-ハシレ- 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

姫的な乙女

このシリーズは、何となく、本編にはまだ手をつけれていないのですが、
徐々に周りから攻めて行きたいと思い、本作を手にとりました。

姫的乙女と王子様の恋愛ストーリでした。
個人的に、乙女チックな受が苦手なので、
単なるそのような組み合わせだとしたら、途中で読むのを
諦めてしう可能性があったのですが、
徳井の驚くほどのキャラ性でどんどん読んでしまいました。

徳井の破たんっぷりが、何…

2

サーカスギャロップ 小説

崎谷はるひ  今市子 

サーカスギャロップ

ずっと読むかためらっておりました。
レビューでも、ためらうことも記載してあり、
表紙もちょっと地味かな・・・と思い、数年おいておりましたが、
このたびやっと、読みました。

ストーリーは、今さらだと思うので、触れませんが、
読んだあとの感想は、「こわっ!!」でした。
彼女がここまでしてしまった理由は何だろうか?
少しも彼女の弁が出て来ないので、本当におかしい人なのか、
何か深い理…

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