崎谷はるひさんのレビュー一覧

少年人形 小説

崎谷はるひ  佳嶋 

これぞ調教

受け、攻めともに依存していく様子を濃厚につづった一冊。

全編通してヤっているという印象しかないのに、不思議と心理描写まで描けていて、その移り行きをきちんと感じ取れる作品でした。
セックスにあたって準備とか、本来エグい部分も描かれている作品は珍しい。
しかも、そのエグさを感じさせない耽美な雰囲気には酔いそうでした(笑)
個人的に衝撃だったのは、小さいころのエピソードでしょうか。
受けが…

8

INVISIBLE RISK(3) 小説

崎谷はるひ  鈴倉温 

3巻。というか番外編集!

完結編というより番外編集的な短編4作が収まっています。
シリーズ1巻より3巻まで通して読んで「萌」から段階を踏んで「神」という意味
での評価させていただきました。

番外編ではデビュー2年目・5年目・スキャンダルもの(芸能人ならでは)20年後
と2巻で本編のその後のストーリーが楽しめます。
汐野は汐野だし、杉本は杉本のまま。
様々なことがあったふたりですが、最高の締めだったんじゃない…

0

INVISIBLE RISK(2) 小説

崎谷はるひ  鈴倉温 

2巻。

タイトルに「2」と表記されている通り「1」を読まないとさっぱり「?」
だと思います。

もしかすると、受がこんなに痛がるエロシーンって初めて読みました(汗)
杉本贔屓のわたしとしてはちょっと!そんなに痛がらないでよ!
杉本が下手みたいじゃん!!と汐野に怒ってやりたくなったし(笑)
でも、その行為自体を知らなかった杉本ですから・・・と一人でフォローしてみたりとか。
しかし、それも番外編…

0

INVISIBLE RISK(1) 小説

崎谷はるひ  鈴倉温 

予測のできない危険という意味です。

インヴィジブルリスクとは彼らのバンド名ですが、訳は予測のできない危険という意味
だと、作中に出てきます。

1巻から3巻(完)の作品です。
自分が続き物(シリーズ物やスピンオフがあるもの)にハマっていて手に取りました。

1巻では萌評価にしてますが、実はだんだん好評価をつけるつもりでいます。
個人的にヘタレ攻の杉本が結構好きだったりします。
イライラしちゃうんだけど、憎めないんです…

1

世界のすべてを包む恋 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

高身長カプ

崎谷さんのデビュー作「楽園の雫」の文庫化ということで、
読んだことがなかったので、うきうきしながら発売を待っていました。

まず、目次を見たときに、表題作のほかに2作短編が入っていることに
嬉しさを感じました。
短編が入ってるのって、なんだか嬉しいんですよね。
だから、本のページ数などで仕方ないのは分かっていますが、
短編が入ってないと、ちょこっと残念に思ったりします。

デビュ…

4

恋は乱反射する。 1st Love<初恋> 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

後味悪い・・・

『年の差(年上攻)』も、『受が幼いころから』も、『育てる』系統も、それぞれは好みなのに(そしてコンボならなおさら、相乗効果で好きなはずなのに)、これはまったく楽しめませんでした。

宗佑(攻)のキャラクターがどうしても無理です。澄音(受)はいいんですよ。年より幼いくらいでも、乙女過ぎでも、それは別に構いません。

もともと、病んでる執着系は好きじゃないんですが(『執着』そのものは苦手じ…

3

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

なんかイヤだ

うまく,説明できないんだけど,どうしても無理だった.

大学の友人が言った事と,久遠が言った事は,共通のロジックを持つのに,どうして否定されるのは大学の友人だけなんだ.

なんで,照英が立派な人物であるとされているのかが,よくわからない.

怒鳴るのは理性的ではないよ.

もし彼が自らの挫折に,自己欺瞞や怨恨そして正当化を必要とせずに単独でその前に立ち,そしてそれを受け入れることが…

2

誘眠ドロップ 小説

崎谷はるひ  山田シロ 

うーん甘々

受けの光樹が攻め空磁にデレデレなところが可愛かったから、
甘ーい話が好きな人は読んでみてもいいかなーと思った。
客観的にみるとこの二人バカップルだよな~なんて思いましたね。(いい意味で)
空磁が光樹のために料理を作ってあげたり、スケジュールの管理をしたり、一緒に寝てあげたりの
場面は本当にほほえましかったです。(^^)

ただちょっとエロシーンが苦手でした……誘い受けの度合いが強すぎて…

1

きみの目をみつめて 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

ラブ少ないね・・・濃いけど。

トータルとしては結構好きです。メインCP(香澄×神堂)はわりと好みなんですよ。ただ、できあがった2人の続編にしてはラブが少なかったように思いました。ラブよりも、今回は『神堂の成長』にスポットを当てた感じでしょうか。

しかし、今回いちばん苛立ったのは、神堂の担当編集・野々村(女性)でも、もちろん当て馬の俳優・英でもなく、編集長で神堂の幼馴染みの仲井。しかも、ラストも結局なんか中途半端なままだし…

4

プリズムのヒトミ―ヤスメ―(表題作 ハーモニクス) 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

3カプの合体本!

ナイスコンセプトな本です!
今までの3冊の3カプの短編が3本入っているという
とても、お得感うきうきな1冊です。

面白いのは、同じ時系列に事件が起きて、
その事件について、それぞれのカプ「らしい」悩みなどにぶち当たるのです。
それぞれの立場や考え方によって、物事の捉え方が違ってくるのも
面白いです。

特に好きだったのは、1冊目カプの沖村と史鶴のお話。
まだ2人とも学生で発展…

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