崎谷はるひさんのレビュー一覧

きみと手をつないで 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

この攻めはかなりイイ。

これはよかったです。キャラクターの設定は結構とんでもないんですが、内容は意外なくらいおっとりのんびり~という感じでした。

神堂(受)が『不思議ちゃん』という言葉では言い表せないくらいなんとも『ありえない』存在なんですが、まったく嫌悪感も違和感もなく読めました(私は)。『ダメ過ぎ』ではなく『可愛い』と思えるんですね。崎谷さんはこういうところが上手いのかなあ、と感じました。

香澄(攻)…

3

ナゲキのカナリヤ-ウタエ- 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

ラブ面はシリーズ中でも好き。

信号機シリーズは、個々の作品によってはいまひとつのものもありますが、結構好きなんです。←でも、タイトルが既に『信号機』シリーズではなくなって来てますが。

こちらはシリーズ中でも好きですね。ラブ面に限ればいちばんかも。少なくとも前作『リナリアのナミダ』よりはずっとよかったです(『リナリア~』がキライなわけではないですが、ちょっと読み返す気になりにくい)。

前作の攻である佐光正廣の兄・清也…

11

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

S攻め×実は繊細な受け

私は、そこそこ遊んでるナンパな受け様が攻め様の事を本気で好きになるお話が好きなのでこのお話も面白かったです!!

俺様・風見×大学生・城山の二人は、ですね。
城山は、風見の家の犬の世話をするバイトをすることになって出会うのです。

そして、二人は仲良くなっていくのですが、ある日風見が勘違いをして城山を襲うのですっ!!
いつの間にか、城山は縛られておりましたww
いきなりですっ!!

2

不埒なファシネイション 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

だんだんマキが嫌いになる(涙)

不埒シリーズ基本的には好きなんです。
だけど、「パラダイムシフト」でマキが超ネガティブに傾いて、それは過去がひどすぎるからだよ、という下地があるにせよ他人が動きすぎる実に他力本願な姿にイラつきを覚え、
「インセンティブ」で恋人がいるにもかかわらず何かと日比谷を頼る姿(それが和典の誤解を生む原因だけど)にまたイラっとさせられ、
もうこのままじゃマキは嫌いなキャラ決定だよ、、と思ったところへトド…

4

爪先にあまく満ちている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

100冊目

崎谷さんの100冊目の本とのこと。
良くも悪くも、崎谷さん「らしい」1冊ですね。

2巻では、かわいい子供だった寛も、もう大学生。
王子様のように持て囃される寛は、
自分に突っかかる岡崎のことが気にかかる。
というのは、2人には高校生の頃に確執があって・・・というものです。
誰しも、「あのとき、あと1歩踏み込んでおけばっ!」という
若いころの後悔ってあると思います。そんな懐かしくも…

4

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

スピンオフの良さ

崎谷さんはシリーズ作品を多く出していらっしゃるのが
特徴かなと思っています。
根本は崎谷作品ともいえる流れがある上で、
各シリーズでの世界観があって、面白いです。

正直言いまして、
このシリーズは個人的には、1冊目カプの方が好きです。
あらすじについては、割愛しますが、白瀬のトラウマが、苦手でした。
あまりに、辛すぎるんですよね。それが、崎谷作品ともいえるのですが。
勧善懲悪は…

3

蜜は夜よりかぎりなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

「おまえは誰のものだ、衛」

脱力 この作品の『逆理』(本編の受様・藍のお父さん編)を読むにあたってどれだけ
複線をはったことか・・・
痛い話が本当に苦手なので、本編でちらちら出てくる話だけでもドロドロだったので
もう、読む前からびびりまくりですよ・・・
藍のお父さんと福田の過去のお話なんてもう、痛い痛い痛いに決まってますもん。
正直、崎谷先生はどうしてあえてこのお話を最後に入れて来たのかなと、思いました。
肉体関…

0

恋は上手にあどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

完結編の3巻まで通しての評価です。

白鷺シリーズの4作目の本編番外ショートを読む前に本編の評価を。
高永先生のイラストの表紙を見る限りでは歳の差ラブの甘甘カプで、若社長の攻様に引き取られて云々・・・みたいなお話かと思っていたら、そこは崎谷先生なんですよね・・・
やっぱり頭いっちゃってるキャラに振り回されるンですよね・・・
正直受様のお父様がとんでもない人物を愛してしまって、もう愛情がひねくれまくって
とんでもないことになっ…

1

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

愛ある?ドS

丸ごと一冊、全部ひとつのストーリーでした。

何の知識もなく読み始めたこの本。
最初は「???」の連続でしたw

受けの城山くん同様、なんでこんな状況なってんの??とか
これまた城山くん同様、風見の考えてる事がわっかんねぇぇぇ!とか。

そらぁぁ、アンタ、ドSなのも解りますけども、それじゃぁ
城山くんが泣きじゃくりますよ、と
読みながらツッコミいれましたわヨ。

理不尽なと…

0

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

崎谷作品らしからぬセレブロマンス


「アイソポス」(=イソップ寓話の作者)のタイトルに惹かれました。
アイソポスは古代ギリシャ人、話が上手なので奴隷から語り部になったとされるんだが
読み進めるうちにどんどん脳内の????が増殖してくる作品であった。
中身はもんのすごい既視感イッパイのイタリア貴族と不幸受け。
えらいユルユルにした岩本薫といったところか?
いや、どこがアイソポスなんだ…イソップ寓話は「アリとキリギリス」

5
PAGE TOP