崎谷はるひさんのレビュー一覧

オレンジのココロ‐トマレ‐ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

非常に残念な作品

シリーズ二作目は、専門学校の講師の栢野と、
一作目の主人公史鶴の親友、デザイン科の相馬とのカップリング。

相馬は入学当初、栢野をかなり慕ってなついていました。
ところが、偶然「もう生徒に愛情を傾けるのは、やめたい」と栢野が言うのを耳にし、
時を同じく、史鶴の事件で栢野が学校側の立場に立った事に失望し、
相馬は栢野に反発するようになります。

誰にでもにこにこと、いい子な相馬が、栢…

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せつなの夜に触れる花 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

大人には大人の恋を求めたい

ブルーサウンドシリーズ6作目。
このシリーズ私的にあたりはずれがあって~今回は若干はずれ気味でした。
やはり、年の差カップル、それも攻めがう~んと年上だとちょっと苦手かな。
それに年の割にこのふたり若すぎ(笑)
崎谷さんの書く受けは、どっちかというと子どもっぽくなるのですが、28歳、それも教員だからもう少し大人でも良かったんじゃないかな。
お話としては読みやすく一気に行けます。
崎谷さ…

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しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

新しい恋が傷を治す

ブルーサウンドシリーズ5作目。
ブルーサウンドシリーズですが、ブルーサウンドもその支店のアークティックブルーもあまり出てきません。
シリーズ登場人物は勢揃いかも・・・。
藤木店長のお相手、嘉悦の同僚、ケネス・クロフォードと大智、山下の友人でフリーのSE、朝倉薙のお話。
山下の紹介で嘉悦に会った朝倉は、嘉悦の会社のシステム部に派遣されることになり、その間の住居として割り当てられた社宅でアメリ…

1

振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

積極的で頑張る一葡に拍手

ブルーサウンズシリーズ4作目。
大智のピンチヒッター、山下昭伸とその山下に氷水をぶっかけた奥菜一葡のお話。
前後して短編集から読み始めていたので二人のなれそめ編として読めました。
順番に読んでいたら突然出てきた山下にとまどったかも・・・。
短編を読んだときはわかりませんでしたが、実は、押せ押せの一葡とクールな山下の話だったんですね。
ちょっと意外な展開でした。
一葡もちょっと年の割には…

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耳をすませばかすかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

このカップルはわりと好き(笑)

ブルーサウンドシリーズ3作目?
瀬里の弟、和輝のお話。
2作目でもわかっての通り和輝はブラコンです。瀬里大好き(笑)
2作目ではもめにもめた兄弟ですが無事和解してやはり二人きりの兄弟だからお互いにお互いのことよくわかってるよね。うんうん。
そんな和輝と大人な大澤笙惟の恋物語。
なかなか和輝がいい男で良かった。
あと、作中の大智と瀬里のあれこれにも決着のつく「リベラリストは恋に溺れる」も…

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手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

年相応の大人らしさが欲しい

ブルーサウンドシリーズ2作目?
レビューとか見ているとこの作品が一番評価が高いようでしたが、私的には好みではなかった。
この先のシリーズ作品を読むのを迷うくらい・・・とはいっても既刊全部購入していたので読むけどね(笑)
大智はともかく瀬里がもう・・・大学生なんだからもっと大人になって~瀬里が中学生くらいだったら許せたかも。
ただひとりの女の子、真雪の存在に救われますね。
崎谷さん、どうも…

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

時々子どもっぽくなる藤木が残念すぎる

ブルーサウンドシリーズ1作目。
湘南のカフェレストラン「ブルーサウンド」の店長、藤木と大学生の時に別れた恋人、嘉悦の再会物語。
互いに嫌いになって別れたわけではなく、それぞれに思いを相手に残していたという・・・最初からオチの見えるお話でした。
嘉悦の指輪にまつわる行き違いすれ違いがなんだかバカバカしかったですが一気に読ませる面白さがありました。
ただ一つ、嘉悦が絡むと藤木が子どもっぽくなっ…

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アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

忠犬オッキー

シリーズの一作目は、ファッション科でもの凄く派手で奇抜ルックスの冲村と、
服装も髪もいかにもダサい史鶴のカップリングです。

ストーカー事件のせいで「オタク」全般を毛嫌いしてる冲村は、
アニメーション科の史鶴達とは、普段から小競り合いをする犬猿の仲。
そんな二人が、夏休み明けにネット中傷のトラブルに巻き込まれます。
そしてその事件がきっかけで、冲村は史鶴の本当の実力を知り態度が180度…

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不謹慎で甘い残像 小説

崎谷はるひ  小椋ムク 

大好きだけど

不機嫌シリーズ3作目です。
大好きなカプなのですが、この展開は、なかなか受け入れがたいです。

両思いになった2人にとって、
その続編は、2人の愛を深める展開で、
そんな甘いストーリーも大好きですが、
登場してくる2人の女性の性格が気になって、
全く2人に集中することができませんでした。
女性の利己的な在り方に、病的な感じがしちゃいました。

その点以外は、と~っても楽しめまし…

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あしたのきみはここにいない コミック

山本小鉄子  崎谷はるひ 

トラウマと現実と未来

私にとって、初・山本小鉄子さん。
淡い紫の色使いが綺麗な表紙に惹かれ、ずいぶん前に手にとった1冊。

大学受験を控えた高校3年生のミオは、日本史の担当教師・北原のお話。
キスして、触って、でも最後まではしない。
ミオの告白を一度は拒絶した北原は、「好きにはならない、気持ちいいことだけしよう」と提案し、同情でもいいとそんな関係を放課後1時間だけ続けていくのだけれど――と進んでいきます。

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