崎谷はるひさんのレビュー一覧

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

『グリーン・レヴェリー』シリーズ2作目。

う~ん、1作目のレビューにも書きましたが私はこのシリーズは好みじゃないんですよね。でも(次作も合わせた3作の中では)これがいちばんマシ。
シリーズとしては『グリーン・レヴェリー』からは離れますが、スピンオフの最新作『吐息はやさしく支配する』が一番(というより比べ物にならないくらい別格に)よかったです。

乙耶(受)は好みが分かれるキャラクターだろうな~と思いましたが、私はまだ大丈夫ですね。…

3

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

グリーン・レヴェリーシリーズ1作目。

う~ん、正直なところこのシリーズはあまり好みではないんです。

なんというかキャラクターがどうも好きになれなかったんですよ。
齊藤(受)のネガティブさ・卑屈さも、そういうのは苦手要素ですらない私でさえちょっとイラッとしましたが、もともと『ネガティブ・ぐるぐる受』自体は好みの範疇なのでそれはまあいいんです。

それよりも降矢(攻)の無神経さの方が私はダメでしたね。特に後半の元彼女が絡…

3

吐息はやさしく支配する 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

キャラクターがよかったな~。

正直なところ、この『グリーン・レヴェリー』シリーズはあまり好みじゃないんです。
そのスピンオフということでたいして期待していなかったんですが、よかったですね。面白かった。

冒頭からいきなりHシーンなのはともかく、Hはするけど恋人同士というわけじゃない(まあセフレなんでしょうか)というのは個人的な好みとは違うんですが、キャラクターが魅力的だったので気にせずに入り込めました。

とにかく前…

14

rutile souvenir tresor グッズ

“藍”と“愛”は遥以外の何者でもない

アンソロですが、ミチさんがお目当てだったので
『藍より甘く』の番外編、『クラッシュド・ブルー』のみで失礼致します。

上司の代理で向かった九州出張。
無事商談もまとまり、
最後は取引先会長のご自宅でのガーデンパーティに出席する入江です。
庭の片隅に見つけた“忘れな草”で遥を想い、
会長に「季語は“藍微塵”だ」と教えられる。
声を掛けられた時に力の加減で摘んでしまったそれを
ハン…

3

吐息はやさしく支配する 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

とても可愛いふたりでした。

内容は他の方が詳しく書いてくださっているので割愛させて頂きます。
後書きから読んでしまうタイプなので、後書きに前作よりアッパーな方面にかっ飛ばして見ました。とあったのでいきなりエロシーンから始まったものの、まあなるほどなるほど…と読み進められました。
体の関係が先で、気持ちをしっかりと伝え合うのは本当にラストだったので、もどかしい気持ちになりながら二人を応援してしました。
崎谷先生の作品は内…

2

吐息はやさしく支配する 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

きゅんとしました

スピンオフだそうですが、私は前作は読んでないです。
それでも問題なく読めました。

最初からエッチシーンだったのにちょっとびっくりしました(笑)
しかも結構濃厚。
最初がそれだったので、どんなイロものカップルなんだ!?と思いながら読み始めたのですが、内容はそんなにエロエロではなかったです。

攻め様は、何でも屋の社員、健児。ワイルド系のイケメン。強面で、俺様系かと思いきや、面倒見がよ…

6

ヒマワリのコトバ ― チュウイ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

身勝手な大人に振り回される不幸な子供たち

読んでいる間中ずっと、
こんなにムカムカと気分が悪かった本は他になかったかもしれません。
いつもレビューは、感想を書く前にざっとあらすじに触れるんですが、
今回は長くなりそうなので感想のみにします。

とにかく何よりも、まずは相馬家のあり方が理解不能、一番のムカムカの原因です。

私は幸いな事にいたって健康なので、明日死ぬかもしれない人の気持ちは分かりません。
でも、ひかりのやり方…

11

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

何回読んでも面白い!

発売当初くらいに買いました。その時も勢いのままに読んで「これは絶対捨てないでおこう!」と思い本棚に大切に置いていた本です。久しぶりに取り出して読んでみたらやっぱり面白い!

私のお気に入りにしてはエロが多めの小説。
ソフトSMまではいかないけどなんだか受けがかわいそうになってくるエロ。でもエロいし、すごく嫌な感じではない。ただかわいそうにはなる。

風見さんが時折見せる独占欲にキュンキュ…

4

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

イタリアーノ…色男すぎ。

穂波さんが挿絵なので!!!
貴族とかセレブとか苦手なのですが読んでみました。

現実に有り得なさそうなエピソード満載で
脳がついていけなかったです(泣)だってセレブ……。
所詮私だな…と哀しくなりましたが
グイードの自信のある言動はそんなに嫌味がなく
(だって本当にかっこいいし!非の打ちどころがないってこんな感じかな?)
むちゃくちゃな要求されたってそりゃ拒めないでしょ!!
貴…

3

くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~ 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

ようするに・・・ラブラブ~

一冊まるごとひとつのストーリーでした。

別れを決意しても、身体を征服されると
落ちてしまう・・・要は快楽に弱いわけですな、千晶くん。
もちろん好きな人相手だから、ですけど^^

王将は、心が複雑骨折している、というセリフがありましたが
まさに!そうなんですね。
千晶が必要なのに、大切にする方法がぐっちゃぐちゃ。
そしてそれを、やはり複雑骨折しているから、
ぐっちゃぐちゃだって…

0
PAGE TOP