崎谷はるひさんのレビュー一覧

振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

積極的で頑張る一葡に拍手

ブルーサウンズシリーズ4作目。
大智のピンチヒッター、山下昭伸とその山下に氷水をぶっかけた奥菜一葡のお話。
前後して短編集から読み始めていたので二人のなれそめ編として読めました。
順番に読んでいたら突然出てきた山下にとまどったかも・・・。
短編を読んだときはわかりませんでしたが、実は、押せ押せの一葡とクールな山下の話だったんですね。
ちょっと意外な展開でした。
一葡もちょっと年の割には…

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耳をすませばかすかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

このカップルはわりと好き(笑)

ブルーサウンドシリーズ3作目?
瀬里の弟、和輝のお話。
2作目でもわかっての通り和輝はブラコンです。瀬里大好き(笑)
2作目ではもめにもめた兄弟ですが無事和解してやはり二人きりの兄弟だからお互いにお互いのことよくわかってるよね。うんうん。
そんな和輝と大人な大澤笙惟の恋物語。
なかなか和輝がいい男で良かった。
あと、作中の大智と瀬里のあれこれにも決着のつく「リベラリストは恋に溺れる」も…

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手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

年相応の大人らしさが欲しい

ブルーサウンドシリーズ2作目?
レビューとか見ているとこの作品が一番評価が高いようでしたが、私的には好みではなかった。
この先のシリーズ作品を読むのを迷うくらい・・・とはいっても既刊全部購入していたので読むけどね(笑)
大智はともかく瀬里がもう・・・大学生なんだからもっと大人になって~瀬里が中学生くらいだったら許せたかも。
ただひとりの女の子、真雪の存在に救われますね。
崎谷さん、どうも…

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

時々子どもっぽくなる藤木が残念すぎる

ブルーサウンドシリーズ1作目。
湘南のカフェレストラン「ブルーサウンド」の店長、藤木と大学生の時に別れた恋人、嘉悦の再会物語。
互いに嫌いになって別れたわけではなく、それぞれに思いを相手に残していたという・・・最初からオチの見えるお話でした。
嘉悦の指輪にまつわる行き違いすれ違いがなんだかバカバカしかったですが一気に読ませる面白さがありました。
ただ一つ、嘉悦が絡むと藤木が子どもっぽくなっ…

1

アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

忠犬オッキー

シリーズの一作目は、ファッション科でもの凄く派手で奇抜ルックスの冲村と、
服装も髪もいかにもダサい史鶴のカップリングです。

ストーカー事件のせいで「オタク」全般を毛嫌いしてる冲村は、
アニメーション科の史鶴達とは、普段から小競り合いをする犬猿の仲。
そんな二人が、夏休み明けにネット中傷のトラブルに巻き込まれます。
そしてその事件がきっかけで、冲村は史鶴の本当の実力を知り態度が180度…

1

不謹慎で甘い残像 小説

崎谷はるひ  小椋ムク 

大好きだけど

不機嫌シリーズ3作目です。
大好きなカプなのですが、この展開は、なかなか受け入れがたいです。

両思いになった2人にとって、
その続編は、2人の愛を深める展開で、
そんな甘いストーリーも大好きですが、
登場してくる2人の女性の性格が気になって、
全く2人に集中することができませんでした。
女性の利己的な在り方に、病的な感じがしちゃいました。

その点以外は、と~っても楽しめまし…

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あしたのきみはここにいない コミック

山本小鉄子  崎谷はるひ 

トラウマと現実と未来

私にとって、初・山本小鉄子さん。
淡い紫の色使いが綺麗な表紙に惹かれ、ずいぶん前に手にとった1冊。

大学受験を控えた高校3年生のミオは、日本史の担当教師・北原のお話。
キスして、触って、でも最後まではしない。
ミオの告白を一度は拒絶した北原は、「好きにはならない、気持ちいいことだけしよう」と提案し、同情でもいいとそんな関係を放課後1時間だけ続けていくのだけれど――と進んでいきます。

1

世界のすべてを包む恋 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

初々しい二人

崎谷はるひさんのデビュー作(改題・文庫化)。

 初出の新書版が1998年発売なので、執筆はそれより前ということでしょうか。今の文章と比べると若干硬さや読みづらさはあるものの、完成度は高めでした。エッチは今よりあっさりめかな?

 高身長同士で、二人とも格好良くて。なのに、なんだか初々しくて。そんな幼馴染み達が恋を自覚し、成長していく姿が、じっくり丁寧に描かれています。
 ただ、ひとつ…

2

誘眠ドロップ 小説

崎谷はるひ  山田シロ 

うーん・・・

崎谷はるひ先生の本を読んでみたいな~と思って手に取った1冊だったんですけど・・・。攻めも受けもどちらにも共感が出来ず、何故だろうという気持ちだけが残りました。すみません(汗)

--(以下ネタバレ含みます)--
執着攻めを期待してたんですけど、どちらかっていうと受けの方が執着している様に見えて、告白シーンも受けから気持ちを伝えてるし「何で俺の気持ちをわかってくれないの!」みたいな感じなんです…

2

不埒なファシネイション 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

お兄ちゃんの忍耐強さに拍手

不埒シリーズ5作目、メインは、いつかくると思っていた真幸の家族絡みの話。
作中、真幸自身も言ってますが「うざい」名執家のみなさま、いいかげんにして!と言いたくなるような話でした。
直隆も色々と考えたりへこんだりしてましたが忍耐強いな~と感心しました。
未直と明義のカップルは安定しています。
一歩間違えれば未直も真幸になっていたのかと思うと・・・良かった♪
そして、一番の被害に遭った日比谷…

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