崎谷はるひさんのレビュー一覧

耳をすませばかすかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

誤解された写真

シリーズ3作目。
今回はブルーサウンドウエイター瀬里の弟和輝が主役のお話です。
前作でなんともどろどろの兄弟関係が浮き彫りになり
なんだかちょっと嫌な弟、嫌な母親・・・
という印象だった瀬里の家族でしたが
どうしてそんなことになったか、弟の本心が見えてきました。
そして、今回はその弟が少しづつ兄である瀬里に心許しながら
大澤を愛し、いろいろ回り道しながらもお互いの愛を認めるというもの…

3

恋愛証明書 小説

崎谷はるひ  街子マドカ 

意外とエロでした

腐友さんに教えてもらったCDが大のお気に入りで。
スピンオフの『キスができない、恋をしたい』のCDも大好きで。
小説にはCD以後の書き下ろし話があったので、どうしても読みたくなりました。

読んだ感想は、「めっちゃエロ~!」です。
CDもエロいんですが、長さと濃さが比ではなかった…。
先生曰く、エロスがコンセプトの雑誌掲載だったそうで。
はぁ~、なるほど。
とは言え、ストーリーもし…

3

手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

ベストCP

シリーズ2作目。
1作目と同じく、湘南の海を目の前にした「ブルー・サウンド」が舞台。

今回の主役はブルーサウンド厨房担当の大智とウエイターの瀬里。
瀬里は自分の辛い過去から逃げるようにこの地に来て
ブルーサウンドで出会った人達に救われていく。
よりによって放浪癖のある大智を好きになり
また大智にも好かれ、恋人同士にはなるものの
今まで何の経験もない瀬里にとって何もかも初めてで初々…

4

目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

今にも聴こえてきそうなサザンのメロディー

始まりが別れのシーン。
嫌いになったわけではないのに、簡単に言えば
「好きだからこそ相手の為を思って別れる・・・」ような感じ?
あれから、10年・・・
そこから、メインストーリーが始まります。

舞台は湘南、鎌倉、江の島、茅ヶ崎、烏帽子岩・・・・
私の地元のよく見る風景がたくさん出てきて
今にも聞こえてきそうな、サザンのメロディー「いとしのエリー」
読み始めたきっかけは、そんな単…

4

あしたのきみはここにいない コミック

山本小鉄子  崎谷はるひ 

切なくて、でも美しい

好きな二人の作家のコラボ作品だということで、読んでみましたこの作品。
ふとした瞬間読み直したくなります。

先生×生徒という設定で、しょっぱなからそういう雰囲気が漂っており、
これはそういう関係なのかな?と思わせるのですが、
ところが、どっこい。
中々そう簡単に済む話ではありませんでした。
始終苦しくて、最終的に心を通じ合わせるのかひやひやしつつ
ページをめくっていきました。
最…

1

きみと手をつないで 1 コミック

崎谷はるひ  鰍ヨウ 

素晴らしいコミカライズ

こんなに原作を読んだ雰囲気そのままでのコミカライズはほかにはないのではないかと思うくらい、素敵なコミカライズでした。

なんといってもキャラクターの表情がいいと思います。崎谷先生の作品は心理描写や風景描写も細かく、読者が作品の世界に入り込みやすいものになっていますが、鰍先生の手によるコミカライズは本当に原作を読んだ時のイメージがそのまま表現されており、一話目のはじめのページから感激しっぱなしで…

2

きみと手をつないで 1 コミック

崎谷はるひ  鰍ヨウ 

お似合いの二人

原作既読です。

小説家の神堂風威とハウスキーパーの兵藤香澄。
鎌倉の閑静な平屋住宅に住むホラー小説家の神堂風威のところへ
住み込みで派遣されたハウスキーパーの兵藤香澄。
小説を書くことのほかは、ほとんど何もできない子どものような神堂に
振り回されながらも、本人たちも気が付かないうちに少しづつ、ホントに少しづつ
惹かれ合って行きます。
幼なじみの仲井に小説家になることを勧められデビ…

3

きみと手をつないで 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

香澄めっちゃイイ男です

コミックが発売になり、先にそちらを読んでしまいましたが
いいところで1巻が終わってしまい、まだまだ色っぽいシーンが一つもないまま
2巻へ続くとなってしまい、どうしても先が気になりこちらを読みました。

攻めであり家政婦の香澄、イイ男ですね。
何でもできて見た目もイケメンで、とにかく恋人に優しくて
こんな男性、どこかにいませんかぁ?
と言いたくなるような、良い男を絵に描いたような人。

3

きみと手をつないで 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

家政夫×作家先生

 金髪で長身、アロハシャツを身にまとった男・兵藤香澄の仕事は家政夫。見た目とまったく沿わないその仕事に香澄は誇りを持っていて、今までクレームを受けたことが一度もなかった。
 しかしながら、今回の新たな依頼は少々厄介。
 依頼人は「神堂風威」という名のミステリー作家。
 しかし、そのこと以外に彼に対する情報は一切貰えず、引継ぎに対する最低限の情報すらももらえなかった。
 そんな最初から困難を…

2

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

イタリア男、万歳!

やー、久々に個人的当たりな崎谷作品でした!
年の差12歳!年上攻め!健気受け!でございます。
しかもねー、攻めはお貴族様ですよ。

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受けの真次は21歳の大学生。
兄と両親を立て続けに亡くし、天涯孤独の身の上。

攻めはイタリア貴族のグイード。
企業の日本支社の社長としてと来日した、33歳。
*********************…

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