崎谷はるひさんのレビュー一覧

あの日のきみを抱きしめたなら 1 コミック

崎谷はるひ  山本小鉄子 

とてもとても好きなんだ、と言えばいい。

崎谷はるひ・山本小鉄子コンビの「あしたのきみはここにいない」のスピンオフ作品。
前回登場した三尾朝陽の姉である夕奈の同僚・六浦健吾と、2つ年上の幼馴染み・沢木秀利のお話になる。
ゲイだということを周囲にカミングアウトし、どこか開き直った風にも見える秀利と、その幼馴染みへ言葉にしがたい想いを募らせる健吾は、決定的な最後の言葉を口にしていないだけで、その実、誰よりも互いを必要としている関係。
男…

6

ミルククラウンのためいき 小説

崎谷はるひ  高久尚子 

ミルククラウンってタイトル・・・エロっw

元チャイドルという過去を持つ受け。
声変わりの時期に、ほされちゃったんですが
華やかな世界に魅入られてしまったのは親で
当人は、親の期待にそえなかったことで傷つき
親元を離れ、叔父の元で暮らし始める
芸能界という特殊な場所に身を置いていたせいか
学校生活には馴染めず、居場所のない 希。

いっそのこと大人の世界へ足を踏み入れてみるか?ということで
高校生という身分ではあるが、叔父…

2

不埒なモンタージュ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

崎谷さんの努力を誰が水の泡にしちゃったのだろう…

本書を読んだ限りの印象なのですが、どうも崎谷さんと版元で作品に対しての印象と感覚がまるっきり違ってしまったのかな、という印象が強く残ってしまいました。

手厳しい言い方をすれば、崎谷さんは未直が抱えている「自分が同性愛者なのではないか」というアイデンティティ・クライシスをかなり緻密に描いていますし、カミングアウトとそれによって生じるさまざまなあつれきをボーイズラブの枠に収めながら書いているのは…

7

恋愛証明書 小説

崎谷はるひ  街子マドカ 

攻めの良さがちっともわからない

んー。
カフェ店員の受けはゲイなんですけど
幼稚園児(年長)の息子と妻とを連れだってやってくる客のリーマン攻めに
片思いするんですよー。
片思いのはずだったのに、2丁目でうろつく攻めを見つけるんですよ。
実は、離婚しちゃってて、ゲイかもしれないって悩んでて
受けは、そこまでスレてないのに「試してみる?」って誘い受け演じてしまうの。
月に2回、身体の関係を結ぶ二人。
受けは、ずっーー…

3

少年人形 小説

崎谷はるひ  佳嶋 

主人公の叫びがかき消されるとき

近年のアカデミックの潮流のひとつに「クィア理論」というのがあります。端的にいえば、レズビアン・ゲイスタディーズから派生した異性愛だろうがなんだろうがみんな「クィア(オカマ・変態を意味するスラング)」なんだからそこから何を問えるのかを考えるもの、と言っていいでしょう(気になる人はジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』をどうぞ)。
で、この作品とどのようにリンクするのか?
それは、主人公の意…

8

ヒマワリのコトバ ― チュウイ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

ヒマワリのコトバ ― チュウイ

信号三部作・最終巻
『ヒマワリのコトバ ― チュウイ』は
かなり複雑な育ちの昭生は、
真面目な家庭で育った伊勢と
出合ったのは高2のクラス替えのときだった。
ある賭け事がきっかけで言葉を交わすようになり、
明るく積極的な伊勢に急激に懐かれ
初めて出来た友人に親友と呼べる程心を許す昭生・・・・・・

そして伊勢から告白し恋人同士になったが、
伊勢が昭生にとって自分は“誰かの身代わ…

3

やさしい傷跡 小説

崎谷はるひ  石原理 

近頃の崎谷さんより好きかも。。。

宙彦も志朗も、ともに過去に心を痛める経験に見舞われて心身ともに傷を持っている。
けれど、内にこもる宙彦とは違い志朗の方はポジティブで、それまで人を寄せ付けないようにして生きてきた宙彦のテリトリーにするりと入り込んでいく。
年下ではあるが懐の深い志朗に惹かれていく宙彦の気持ちが自然に伝わってくる。
ふたりが体を重ねるシーンでは、互いの傷跡を慈しむように触れ合うさまが描かれていて、つくづくSEX…

1

あしたのきみはここにいない コミック

山本小鉄子  崎谷はるひ 

山本小鉄子さんの作品の中で一番好きでした♪

何度も読み返した物凄く好きな作品でした。

1冊の限られたページの中で濃ゆい感じに読ませてくれます。


簡単なあらすじを言うと、高3の三尾は教師・北原と補習をきっかけに親しくなります。

最初は生徒と教師の枠からでることはなかったのですが、三尾の想いから二人だけの秘密を持つことに。


鍵をかけた放課後の1時間、求めた分だけの快楽だけは与えてくれる北原。
でも決して一線は越えない北原に三尾の切な…

3

アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

アオゾラのキモチ―ススメ―

専門学校生ファッション科・冲村功19歳  ← 攻
見た目は派手だけど、冲村は素直だし真っ直ぐだし一途だしとても良い青年。

専門学校生・アニメ科・北史鶴21歳   ← 受
史鶴は黒ブチ眼鏡にサイズの合わないシャツ・オタク!!
過去に辛い恋を経験していていまでは、ほとどん臆病になっている状態です。

0

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

俺様が思わず降参しちゃうところが◎

風見聖人(造形作家 俺様系でフェロモンむんむん)×城山晃司(大学生 遊んでいるが実は繊細なところがある)

造形作家・風見の元で2匹の犬のペットシッターのバイトをすることになった城山は、気難しい風見に振り回されつつも徐々に打ち解けていきます。ところが城山の女性関係で迷惑をかけられたとして怒った風見に呼び出され、身に覚えがないという城山の抵抗も虚しくバイブを使っておしおきされてしまいます。その後…

10
PAGE TOP