碧雲
どんな結末が待っているんだろうとワクワクしていましたが、思ったよりあっさりしていたかな、という印象でした。2人とも悪にはなりきれない常識人なんですよね。千晶が死にかけてからやっと回復した後の口論のシーンでは、お互いが言うことにまったく共感できないわけではないのだけど、どっちもどっちだったんじゃ、という思いも拭えず。将嗣は尤もらしい言い分で千晶を責めるけれど、いやいや千晶が今まで傷付いてきたのはさ…
あまり進展はなかった巻でしたが、将嗣が千晶に他にはない並々ならぬ執着を寄せていることは確信できた巻でした。正直、学生時代の2人のやりとりを思い返してみても、千晶の何がそこまで将嗣を惹き付けたのかはまだ理解しきれていませんが、最終巻で少しでもそれが本人の口から語られると嬉しいですね。従順ではあるけれど、けっして端から流されたりはしない、芯の強さを感じさせるところが将嗣の目についたんでしょうかね。監…
こういうタイプの攻めは久々に見たのですが、たまにはこれくらい毒気の強いのもいいなぁと思いました。受け以外の女性とも致してますし、不都合なことがあると体に言うことを聞かせようとするので、正直好き嫌いはかなり分かれると思いますが、私は嫌いじゃないですね。彼にも何か鬱屈した思いがあるのか、続編が気になります。
千晶のツン加減についても、学生時代の方はあまり可愛さを感じられませんでしたが、今はい…