total review:279078today:30
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
26/41(合計:408件)
ごとうしのぶ おおや和美
渋茶
赤池くんや、吉沢くん×高林くんなどの脇キャラに短編、番外編がメインな一冊。 シリーズ中で唯一ノーマルを貫いた赤池くんがギイの片思いの相手を知って、チョイ引きに思うところはあるものの、今後の友達付き合いについて悩み、彼なりに折り合いをつけて吹っ切れる様子がいい。 なんだかんだいっても世話焼きな面は託生、ギイといい勝負で波長は合っているしね。 柴田先輩は今回の赤池くんとのやり取りで天然な一面…
脇カプ、聖矢さんと佐智くんメインな番外編。 それにしても、聖矢って名前からして時代が伺えるっす… 当時、別居中の母親、マリコさんが大学生用のアパートの大家をしていた中で、父親に内緒で会いに来た佐智とそこの住人の聖矢が出会って話が進んでいく。 ごとうさんはこういった軽いミステリー風味が好きみたいだけど、どうしてもほのぼの系になってしまうんだな。そこがいいのだけどね。 但し、この巻では…
今回は奈良先輩と同級生の野沢くん、後輩の駒澤くんがメイン。 何気に好きな話だけど、託生目線で話が進行しているから仕方がないとはいえ、奈良先輩と駒澤くんに対しての人物描写が薄く、三角関係らしくないのが残念なところ。 野沢くんはその後の3年生編にちょこちょこ出てくるからいいものの、駒澤くんはその後の影が薄いんだよなぁ… あと、同級生の恋愛沙汰に首を突っ込んでいるとはいえ、ギイと託生はちゃっか…
同級生を通しての話だけど、一部の人にとって苦手要素(病気ネタ)があるので注意。 この巻ではギイにいつもの明るさがなく、脇役の鈴木くんの件を通して何となく年不相応な孤独な部分を感じた。 あと、目立たない同級生の鈴木くんが周りから浮いていて孤立していた頃の託生の事を目に止めてくれていたんだと本人が知った切なさが印象的だった。 赤池くんが本音を出すようになってきたのも託生を友人として認めるよう…
「FAREWELL」は2年生夏休みバージョン・その2。 夏の風物詩ということで怪談物になるのかな? 但し、怖がらせてガッツリ肝を冷やすものではなく、ちょっぴりアンビリーバボーな風味でそこに遺された過去の恋人達の想いを浄化する感じ。 「季節はずれのカイダン」は10月の話。 軽~く学院内のミステリーとかカイダン話の味付けはあるものの、メインは担任の先生の過去のコイバナ。 周りの同級生だけ…
ギイの幼なじみでバイオリニストの佐智にサロンコンサートに誘われたのをきっかけに、託生が自身の中の音楽を見つめるという2年生夏休み編・その1。 シリーズの中でも好きな話。 他のサロンコンサートの演奏者に見下されても根に持たない所、ギイや佐智のようなバックグラウンドの華やかな子達がすぐ側にいても勘違いする事ない素朴さとか、託生のいい面が出ている話だと思う。 この話を読んだ当初から「今が大…
天才バイオリニスト・井上佐智くんがギイの幼なじみとして登場。 二人を引き会わせた事で託生が一旦止めたバイオリンを再開するきっかけにはなったよって所まで。 但し、まだこの頃は音楽の道を目指すと決めた訳ではないのに、託生のためにギイが実家から取り寄せて貸与したのが実はストラディバリウスです、っていうのには…何とも言えないというか、この部分が飛び抜けてかっとんでいる点に目を瞑れないというか… …
山奥の全寮制男子校を舞台に、2年生に進級して人間接触嫌悪症な託生くんが学院一の有名人ギイくんと寮の部屋が一緒になったことから…と、長寿シリーズの最初の巻にして最も重要な1冊。 託生くんのターニングポイントとなった2年生編・4月から6月まで。 そういえばこれってトラウマ克服ものの元祖かも知れないなぁ… 実は私はこの1冊目をリアルタイムで小説Juneの連載で読んでいた世代。 現在のBLは腐…
nekonyanko
ネタバレ
タクミくんシリーズはいまだに私の中で王道中の王道。これをこえるものはいまだない。 今回も文庫、表紙が真三洲、 新鮮すぎました。 内容は既に暗記する程読み込んでいるものの手に収まるこの文庫サイズとなると違った読み心地があります。 タクミくんシリーズを映像化で好きになった方が多いのにとても驚きましたが多くの方にこの作品を知っていただけるのは大変嬉しいです。 この作品をは長すぎ…
唏泱
バレンタイン・ラプソディーということもあり、バレンタインに纏わるお話の詰め合わせでした。バレンタインなんてありきたりと思ってあまり期待はしていませんでしたが、過去に出てきたキャラクターなどが一気に出てきて楽しめました。ただ残念に感じた点は柴田先輩でした。報われない恋をずっとするという意味では森山ももちろん可哀想と言うか切ないのですが、柴田先輩にはずっと章三を好きでいて欲しかったというのが本音です。…