榊花月さんのレビュー一覧

危険なふたり 小説

榊花月  やしきゆかり 

続きが〜!

『月夜に気をつけて』の続編。

相変わらず語り手の一人ボケツッコミは続きますが、前作よりは少し控えめ?になっていて読みやすくなっています。

尚之(受け)が独り住いする部屋の隣人・各務(攻め)との秘密の関係にも慣れが生じてきた頃。尚之の一学年下に超イケメンな帰国子女・島津が転入してきて、尚之と学内で出くわすたびに、自分のことを思い出さないのか?と問うてきます。ここでミステリアスな美しき当て…

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月夜に気をつけて 小説

榊花月  やしきゆかり 

ギャグ満載

なんて不条理なはじまりでしょうか。

受けの一人称で語られる、一人ボケツッコミ全開のギャグBL。

一人暮らしの高校生がある夜、ゴミ捨て場にあったダンボールを覗くと男が一人入っていて、目が合ってしまった…という出だし。

親切心から男に寝床を提供したらいきなり襲われて、翌日、痛いお尻をかばいながら新学期初日を迎えると、自分を襲った男が新任教師としてしれっと登場。以降、その教師との奇妙な…

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約束 If I miss you 小説

榊花月  孝宮晴子 

センチメンタルな幼馴染みもの

ノベルス二段組。ずーっとキュンキュンして読みました。なんてことない幼馴染みものなんですが、作者様のキャラ造形がカラッとしているので雰囲気的に湿っぽくはならない。切なくて懐かしくて、なんと表現したらいいのかわからない気持ちでいっぱいになります。

心臓に病気があって小さい頃から入退院を繰り返していた麦。向いに住む8歳年上のイチローちゃんのことが大好きでした。自分のことを一番心配してくれて、お勉強…

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誰かが君のドアを叩いている 小説

榊花月  荻山知弘 

言葉=エッチ?

「萌」寄りです。

広告代理店が舞台の、義兄弟もの。受けの姉の元夫が攻めです。作者様のお話、設定や恋愛観が妙に生々しいんだよなァ。だけど不思議と抵抗なく読めちゃう。キャラに掴みどころがないからか、見え隠れする作者様のシニカルな視点のせいなのか…。ラブも焦らしてくれますね〜。

主人公の類は、美人で頭が切れて気が強い姉・茉莉絵とは正反対で、引っ込み思案で我がない。ついでにお勉強も得意ではない…

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恋人たちの夏 小説

榊花月  荻山知弘 

タイトルはよくわかんないけど

好きなお話だと思っていたのですが、時間が経つと印象が変わりますね。でも、やっぱり胸を打たれたシーンは同じです、多分。

インテリアコーディネーターの宥は顧客受けがよく、同僚からやっかみの対象となっていました。長髪にピアスだし、水商売のやり口だと軽蔑されていたけれど、宥のセンスや能力が買われていたのは事実。

とはいえ、宥にとって仕事が好きかどうかは微妙なところ。仕事柄、リフォームや建て替え…

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ジャーナリストは眠れない 小説

榊花月  ヤマダサクラコ 

記者魂を燃やせ

新聞記者BL。

主人公は、正義感の強い熱血社会部記者・真藤一夏(いちか)。
議員がバックにいる大病院の医療ミスを記事にして左遷され、同じ新聞社内のタブロイド誌に異動させられる。
本筋の大新聞社会部の新鋭記者から、タレントの同棲の記事などを扱うユルい職場へ。
はじめはクサってた一夏だが、同じく権力に楯突いて異動させられた現デスク・五島の下で記者魂・ブン屋魂を燃え上がらせていく…

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オレの愛を舐めんなよ 小説

榊花月  夏珂 

傲慢で俺様で折れることを知らない年下の。

強引年下攻めもの。

主人公は、フレンチレストラン支配人の野々宮。
野々宮には子供の頃の可哀想なエピソードがある。
父親は元々シェフ。
野々宮が13才の時、両親が自動車事故で亡くなる。単独事故ではなく、衝突した相手にも死者が出て、保険金等、相手への賠償で無くなり。
そこを助けてくれたのが、父親の親友で総合食品産業のトップ企業・シルベグループトップの標(しるべ)弦一郎だった。
弦一郎は…

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二重螺旋のコミカライズ

キャラ文庫のリクエストあった部分をコミカライズした小冊子。全部で10本で、挿絵を担当された先生が描いてくださっています。人物相関図やあらすじも載っていて、気になったものはキャラ文庫を手に取ってね!という企画みたいです。二重螺旋をどうしてもチェックしたくて探してGET。

年下の彼氏、狂犬、依頼人は証言する、DEADLOCK、七日間の囚人、恋愛私小説、青の疑惑、幸村殿、艶にて候2、愛も恋も友情も…

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もっとも高級なゲーム 小説

榊花月  みずかねりょう 

パパの掌の上

萩原(受)が主人公です。

就職活動を邪魔されて父親の会社に勤めることになって数年。父親から瞬矢に帝王学を叩きこむように命じられます。萩原は異母弟の世話に憂鬱になりますが、瞬矢は萩原に手を出してきて…という展開でした。

萩原が瞬矢に流されるように関係を続けるのは、雰囲気に流されて読んでいけたのですが、二人の恋愛よりも、自分を思い通りにしようとする父親の傲慢さが鼻に着きました。

結局…

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不機嫌なモップ王子 小説

榊花月  夏乃あゆみ 

すべってる…

2010年刊。
変わり者キャラは好きだが、今回の登場人物には読んでいてもどうも噛み合う感覚を感じなかった。
不遜な物言いの新人バイト・蓮沼に、どこかしら「人の話を聞け!!」って言いたくなってくるイケメン社長・長田、苑が美大受験対策の予備校に通っている頃に知り合った友人・小嶋と、個性的なキャラクターを出していてもどうもコミカル狙いが浮いているというか、すべっているというか…

肝心の主人公で…

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