榊花月さんのレビュー一覧

永遠のパズル 小説

榊花月  山田ユギ 

うーん……

山田ユギさんの表紙とあらすじにひかれて読んでみたんですが……うーん、つまらなくはないけど面白くはないというまさに中立作品です。

自分的には榊さんって割とこのパターンが多いんですよね、文章に癖が無く読みやすいんだけど話的にどうだったかと言われると微妙……みたいな。
羽村〔攻〕が、やたらに懐いてくる瑛〔受〕にある種の鬱陶しさを感じるというのは分かるんですが、何故それが犯す事に直結しちゃうのかが…

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恋人になる百の方法 小説

榊花月  高久尚子 

リーマン×アイドル

普通の会社員・嵯峨〔攻〕と人気アイドル・映里〔受〕普通なら接点が無さそうな2人の話です。
今をときめく人気アイドルグループの一員、映里はカフェ巡りが趣味で撮影の合間に行ったカフェで、ふと煙草を吸おうとしライターを嵯峨に借りようとして未成年だろ、とたしなめられます。
それが彼らの出会い。

嵯峨は映里がアイドルだと知った後でも、ごく自然に接してくれてそれが映里には心地良く、その後も幾度か会い…

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言葉もなく、花は 小説

榊花月  九號 

表紙に引かれて

九號さんの表紙に引かれて手に取ったらなんと義兄弟モノとな!!兄弟モノスキーとしてはそれは読まねばですよ!!

田舎の別荘地が舞台。
別荘の管理人をしている母と2人で暮らしている草〔受〕はヤクザの愛人の息子で。
その別荘地にはそのヤクザである五辻の別荘があるのですが、母は草にそこには近付かない様にと繰り返し言い聞かせます。
しかし野菜を各家に届ける仕事をしている草は、注文の品を五辻宅へと届…

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奇蹟のラブストーリー 小説

榊花月  金ひかる 

ラストの締め方は良かったんだけど

帯『なんでこんな人を好きになったのか、自分が情けない。』

なんかラストシーン近くが良かったんで、うっかり思わず萌評価を付けそうになっちゃったんですが、ちょっと待て自分!と思いとどまりました。
この作品、全体的に見るとバランスが悪いです。
BL作品に出てくる小説家の9割は変人といっても過言ではないと思うんですが、この神奈〔攻〕も最初は変人です。
突然、応援してくれ!と言って男の編集者・春…

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狼の柔らかな心臓 小説

榊花月  亜樹良のりかず 

楽しく読めましたが気になったことが一つ

裏社会モノで再会モノです。
ストーリーとしては王道モノかな。

ただ気になったというか、よく理解できなかったことが一つ。
それは、攻めのライバルのヤクザ(鬼塚)が出てくるんですが、その彼が何を目的にしていたのかがイマイチよく分かりませんでした。
攻めを苦しめたい、というのは分かるんですが、そのためだけに強固な決め手を入手することもなく、ライバルの組の若頭を拉致して抗争を起こすようなことを…

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愛はめんどくさい 小説

榊花月  角田緑 

なにごとも軽く生きてきた受け様が健気に?!

「理想的な暴君」のスピンオフ&その後のお話です。
気楽な付き合いしかしてこなかった受け様が現在の彼の息子から
父と別れてくれと突然言われ、からかう意味で嫌だと即答。
挙句には、その息子に父親の代わりにお前が付き合えと・・・
面倒事が嫌いな受け様はそれで撃退したつもりだったのですが
別れるまで後を付け回す宣言をされちゃいます。
年下で真面目な攻め様のストーカー気味に呆れながらも
いつの…

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夜の華 小説

榊花月  高階佑 

ヤクザ×ホスト

裕福な家庭に生まれながら、事業に失敗し両親は心中してしまう。
その残された借金を返す為に譲〔受〕は慣れないホスト業をしていて、そんな彼を指名してくれるヤクザが澤戸〔攻〕
ホストとしてまだ新米ですれてない譲と、それを贔屓にして通ってくれる澤戸。
その設定自体は萌えなんですが、話と譲の行動が何だかなーーーです。

親を心中に追い込んだ相手に復讐しないか、と元使用人の杉原が現れる訳ですが、譲は…

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僕が愛した逃亡者 小説

榊花月  葛西リカコ 

じっくりと

帯『無理やり唇を奪ったのは指名手配中の男だった-』

話の始まりのシーンは唐突です。
病院帰りに空いた電車に乗っていた朱砂〔受〕に突然に隣り合った男・真男〔攻〕がキスをしてくる。
呆然としつつ電車を降りた朱砂はその相手が駅内に貼られている指名手配犯の男だと気付き、やや躊躇した後に通報します。

そして7年後、22歳になった朱砂は高校卒業後に進学も就職もせずに過保護な母親を少し鬱陶しく感…

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鏡の中の九月 小説

榊花月  木下けい子 

なんだか初心に戻る感じ

まさに、初恋という感じのお話です。
主人公は20歳の大学生なんですが、今まで恋をしたことがないという、かなり稀有な種類の人物です。
もう大人といっていい年なのに、恋愛に関しては中学生が初めて付き合うような、何にどう反応していいのかさえよく分からない、という状況。
攻めの生方は、恋愛に関しては経験豊富そうな感じがするのですが、決して秋雨にプレッシャーをかけず、秋雨から心を開いてくれるのをじっと…

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駆け引きは紳士の嗜み 小説

榊花月  朝南かつみ 

なんだかかなり引き込まれます。

受け様の夢から始まる話なんですが、まさに【正夢】になるのです!
きっと、子供の時の頭の怪我の影響下も!!なんて思わずには
いられないような話の流れでした。
そして、自分でも自覚なしに子供の頃から持ち続けている【ボタン】
ああ、きっと今回の攻め様と関係があるボタンなんだと思いましたね。
舞台は、アパレル企業で会社更生法が適用されるかどうかの会社。
受け様はそこで広報部のアシを担当、そんな…

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