駆け引きは紳士の嗜み

kakehiki wa shinshi no tashinami

駆け引きは紳士の嗜み
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
7
評価数
3
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
榊花月 

作家さんの新作発表
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イラスト
朝南かつみ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522864

あらすじ

倒産間近なアパレルブランドで、プレスを務める波尾の前に現れた野津は、経済界に君臨する敏腕エコノミスト。そんな彼に初めて会った時から異様に執着され、執拗な視線を受ける波尾は、居心地の悪さから必要以上に対立してしまうのだが…

表題作駆け引きは紳士の嗜み

企業再生で名を馳せるエコノミストで新CEO・野津將
倒産間近なアパレル会社広報部アシスト27・波尾航希

レビュー投稿数2

なんだかかなり引き込まれます。

受け様の夢から始まる話なんですが、まさに【正夢】になるのです!
きっと、子供の時の頭の怪我の影響下も!!なんて思わずには
いられないような話の流れでした。
そして、自分でも自覚なしに子供の頃から持ち続けている【ボタン】
ああ、きっと今回の攻め様と関係があるボタンなんだと思いましたね。
舞台は、アパレル企業で会社更生法が適用されるかどうかの会社。
受け様はそこで広報部のアシを担当、そんなさなかに外部より
会社の立て直しの為有名なCEO(攻め様)が来ることになる。
ファーストコンタクトの時点で攻め様にかなり反感を持った受け様。
いつも、微妙な距離感で受け様に近づいたり、かと思えば冷淡なくらい
冷めた態度だったり言葉だったりと・・・受け様かなり一人翻弄状態。
それが、大人の微妙な駆け引きなんですよね~~~
ほんと、狙い通り受け様ハマりましたよ!
そのハマりかたが不自然でなく、上下に揺れながらも受け様が
意識的に避けてきた感情に行きつく様子が良かったです。
それに、攻め様の受け様に対する気持ちが見え隠れする場面に
密かに萌えました(笑)早く俺の事思い出してくれみたいな、
でも、やっぱり忘れたままの方がみたいな。
受け様になかなか伝わらない嫉妬心も見えてキュンキュンものです。
この作品を読んでいると出会いの必然性を感じました。
っと言っても昔の事件後姿無きストーカーと化していた攻め様。
それでもステキな攻め様に感じるんです。

脇役陣もかなり個性あふれたメンツで、受け様の従兄弟と
デザイナー(クマさんのような癒し系)の今後の展開も是非見たいと
思ってしまいました!
ストーリー展開的には平坦な感じなのですが読み進めると
どんどん面白くなっていきます。

2

クマ~♪

自分的にあたりはずれの大きい榊作品は、いつも博打のようで、いっそそれが快感になりはじめてる昨今ですw
今回も朝南イラストがついて、本当に榊さんはいつも良い絵師さんがつきますよね☆
しかも、いつものしっとり何気にエロい朝南絵じゃなくて、コミカル♪しかもクマですよ、クマ(爆)
カラーの扉絵は、きっと主人公を囲む例の3人なんでしょうねv
それにしても、今回はテディベアっぽいクマで表現してましたが、BLではイケメンでないキャラというのは禁断なんでしょうか?樹生さんの「ありのままの~」の主人公ブタゴリラちゃんは主人公なのにイラストなかったですもんね!
ま、今回はクマでも絵があっただけよかった?ww
あ、でもクマは主人公じゃないですっ!

とうとう会社更生法適用!という情報が駆け巡ったアパレル会社に新たにCEOとしてやってきた敏腕エコノミストの野津。
彼はプレスをしている波尾にやけに絡んできて・・・
会社再生の物語と、野津と波尾の物語です。

実はすごい面白かったんです。
一時は一世を風靡したアパレル会社が下降線をたどったその原因。
守りに入ってしまった会社を立て直すには、原点を見直した改革しかないと、波尾を始め彼等と一緒にいつもつるんでいる営業の滝川・パタンナーの入江・クマみたいなデザイナー三好。彼等の会社を変えたいと願う気持ちが野津の改革とマッチして行われていく新規人事と再生の為のショー。
働いている彼等の姿。
社内軋轢の様子。
仲間がつるんであれこれ談義する姿。
生き生きしていて、すごく楽しいんです!
そこには、波尾の従兄弟でトップモデルの理央がクマの三好に恋心を抱いている姿があったりして、何となくほほえましかったりもして。
仕事の描写については。。。

しかし!!肝心の恋愛が??
波尾の過去について、何となく野津が関係ありそうだな~野津は波尾を意識してるな~波尾も野津を意識しだしたな~まではよかった。
だけど、それに波尾が色っぽいものを感じて勃ってしまったり、好きって思う感情に至るまでが、あれ?って。。。
恋は突然にやってくるものかもしれないが、特別に意識するまではよかったんだけど、それが互いの恋愛感情で性欲まで結びつくのが、えっ!?あとこれしかページ数残ってないのに!!
と、、、いつもの如く駆け足でエッチがやってきてしまったのでした(涙)
本当、これが惜しい!
いや、男は即物的だからこれでいいのか?と自分内に葛藤ww
しかし、野津は若干ストーカーだったんだ(爆)ということでケリをつけましたww過去暴露話で最初から波尾を好きだったんだと。
狙ってた?と思うのが妥当でしょうw

ラストの駆け足、もうちょっと2倍くらい伸ばしてくれたらもっとよかったのにな~♪
ゴージャスがテーマだったらしく、最後のラストはゴージャスでした。
しかも、波尾は野津を手玉にとっているようでこやつやるなwwと見直しましたv

1

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