榊花月さんのレビュー一覧

不可解なDNA 小説

榊花月  夏珂 

クール思考なのにタンパくんは別物です。

まさにタイトル通りの不可解な感じのストーリーだったような気がするんです。
受け様視点で描かれたお話だったのですが、一言でいえば受け様は天然系の真面目
不思議ちゃん的な存在、そして人を好きになった事で今まで感じなかった感情が
自分の中に湧き出てきてそれに戸惑い困惑、あるいは己を嫌悪してしまう。
人を好きになる事によって自分でも気が付かない感情が育つって言うのは共感します。

攻め様は4年…

1

「昨日の彼によろしく」番外編書下ろしショートストーリー グッズ

彼を自分のものにするために

本編で攻め様が受け様の前に突然現れる前の関西での回想ショートですね。     
攻め様を関西から追いかけてくるバーテンダーとのやり取りがあり
やっぱり初めから受け様一途だったんだと確認できる内容です。          
受け様に対する思いを行動に移す前の攻め様の様子、そして双子の兄との
交流の片鱗もうかがえるので、亡くなった兄はやっぱり誠実には程遠いと
思えるエピソードも本編とリンクし…

1

「昨日の彼によろしく」番外編書下ろしショートストーリー グッズ

本編のネタ裏付け編

なくなった恋人がひょっこり4年経って帰ってきた。
彼は誰?
そんな、謎めいた話で進んだ本編でしたが、ここでその実早のふりをしていた実近の東京へ行こうと決心したその時の心境が描かれます。
本編でも感じたことですが、この実早と実近は実に正反対の性格だったんですね。
奔放な実早、健気な実近。
ここではっきりと実近の本当の部分んがたった2行書かれていたことで、彼の自由な行動の裏付けや、彼は相当に…

0

昨日の彼によろしく 小説

榊花月  香坂あきほ 

何処で思いを断ち切るか?

なんとなく微妙なお話だった感がありましたねぇ~
学生時代に付き合っていた彼氏が異国で亡くなったと思っていたらその彼氏が
4年の歳月が流れた時に突然目の前に昔と変らぬ軽さで現われて・・・
疑いもせずに昔と同じように付き合っていくのですが・・・
以下ネタバレ↓




ネタバレして申し訳ないけれど双子ちゃん設定なんですよね。
両親の離婚で離ればなれになった兄弟、亡くなった方は男にだ…

2

ごきげんカフェ 小説

榊花月  二宮悦巳 

The ほっこり♪

この小説は私が初めて手に取った商業BL小説でした
(BLの世界へは同人誌から入ったので)
正直読んだのは4年前なので内容はほとんど覚えてませんが、お話も、二宮先生が描いた挿絵にも合わせてとにかくほっこりした覚えがあります。

また、改めて読んだらレビューに補足しようと思います(^_^;)

0

昨日の彼によろしく 小説

榊花月  香坂あきほ 

うーむ、、、表紙が全てを語るのか?

今回の榊さん本、おっ、エチが割とある!?
というのも4年間音信普通だった死んだと想われていた恋人がひょっこり帰ってきて、、というお話なんですが、これがこれが、実はなお話なんですね。
表紙イラストに一人の男に絡む何となく似た黒髪男子が二人。
三角関係?3p?題名は昨日の彼によろしくということは、記憶障害もの?
あらすじを見ても、そこまでは勿論触れられておらず。
それが一番のネタバレ部分なの…

2

見た目は野獣 小説

榊花月  和鐵屋匠 

見た目と本質は違うんです

タイトルの野獣はオーバーなんじゃと思ったんですが
内容はかなり堅実な設定で面白かったですよ。
見た目は凶悪犯かと思う程の厳つい顔のイラストレーターで
それも子供に大人気の絵本キャラのクマさんを書いてる攻め様
そして受け様は若手の幼稚園の先生、隣室に入った空き巣を
捕まえようと階下にベランダから降りた犯人を追跡し階下の部屋で
極悪人顔の男と遭遇、その足元には階下の住人と思われる人物が?

2

僕が愛した逃亡者 小説

榊花月  葛西リカコ 

ドラマみたいな話

 最初に言っておくと、思い切り犯罪者×年下受け、なのでダメな人はダメなのかもしれない。

 朱砂は十五歳の時に、病院帰りの電車の中で、唇を奪われた。
 その朱砂の唇を奪った相手は、指名手配中の逃亡者だった――。
 片田舎のローカル線の車内で突然起こった出来事。
 それが、朱砂と稲月真男との出会いだった。
 その後、真男が指名手配犯であることに気が付いた朱砂の通報で真男は逮捕される。

5

眠る獣 小説

榊花月  周防佑未 

文庫だから萌でいいかなー

帯『俺から離れないようにしてやる。』

教師と元生徒の話。
それなりには面白く読んだんですが、どうも気になったのが何故に藤生〔受〕は、堂場〔攻〕との10年前の事に対してそんなにも罪悪感を持たねばならず、また堂場は何故10年たった今もそんなにこだわっているのかという点。
藤生は堂場を警察に引き取りに行っただけだし、それに担任でも特に相談を受けたり話を聞いていたりという生徒では無かった。
そ…

1

待ち合わせは古書店で 小説

榊花月  木下けい子 

淡々としたお話

 男やもめの古書店店主・涼介が、万引き犯だと間違えた高校生と交流していく話。
 万引き犯だと思って捕まえた高校生・波頭は、実は違っていて、「何かお詫びを」という涼介にどういうわけだか、だったら「飯を食わせろ」と言う。
 そのまま、頻繁に食事をしにくるようになった波頭であるが、高校生がそんなに頻繁に人様の家で食事をしていていいのだろうか? また、こんなところにきて楽しいのだろうか? と疑問に…

1
PAGE TOP