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1/3(合計:25件)
花衣沙久羅 坂井久仁江
鳥藍
ネタバレ
BLじゃないとありましたがBLの雰囲気あるなーって思いました(褒め言葉かも) 注意したいのが、メリバって点です 後味微妙です 本編もあるらしいです(?)本編のわきキャラたちの話なのかな? 本編読むほど熱は湧きませんでしたが 中性で成長したら男になったり女になったりする火星人がヒロイン(受けと書いてよいものか)なのですが、ヒーロー(攻めと書きたくなる)は俺様系で学校の寮で同室です …
菅野彰 坂井久仁江
窓月
作者あとがきに、形を変えて何度も書いてしまう話があると添えられていて深く頷いてしまいました。自分が初期の菅野作品に感じていたテーマというのが「憐れみと愛情は似て非なるもの」、「求められるものを与えたくても与えられない人の苦悩」だったので、特に後半の徭がそのものズバリ!で。 表題作とそのスピンオフの二篇が収録されています。どちらもシリアスで暗い。読んでいて愉快な気分になれるタイプのお話ではない…
坂井久仁江
ふばば
「花盛りの庭」2巻目。 BLとして登録されてますが、この2巻は正直非BLですね。 というのも、1巻から登場の雅樹の娘・春佳が主人公となって、ずっと春佳の成長を追ってのストーリーとなっている。 春佳、中学1年。春佳、中学3年。春佳、17才。春佳、19才。 オヤジの雅樹の情事を知り、女友達の悪意を浴び、初体験をし。 自分の思い通りになるのは自分だけなのだと身をもって知っていく。 そ…
国枝彩香先生の、過去少女漫画/レディースコミックでの名義である「坂井久仁江」作品。 この作品の後、BL市場に本格参入となったそうです。 主人公は、イケメンでちゃらんぽらんな雅樹。 『怠け者で女好きで23にもなって就職もせずバイトすら満足に続かない…』 そんな雅樹は、夢に出てくる庭の広い家を目指して家出! そこは一度も会った事もない祖父の家。 行ってみれば夢に出る美少女そのものの女の…
木原音瀬 坂井久仁江
田嶋
BL小説を読んだのは木原音瀬さんが初めてです。 箱の中から読んで、この作品に辿り着きましたが、BL作品を読んでいてこんなにも陰鬱とした気持ちなるのは初めてな気がします。 語り手である杉本和也は、とにかく粗雑な三浦のことが嫌いで、嫌いだけどあっち行けと突っぱねられないまま、友人関係を続けて、引っ越しをしたことでせっかく縁が切れたのに故郷に戻ってきてまた三浦に捕まって家にまで居座られて、本…
じゃくさん
初レビューをこちらの作品に… 内容はドロドロの昼ドラ的展開と言ってしまえば話は早いのですが、それだけでは片付けられない物語としての魅力が本作にはあります。 これだけたくさんの登場人物がおり、予想のつかない怒涛の展開が繰り返される(読み手によれば目を覆いたくなるほどの)にも関わらず、主人公雅樹の魅力が全く失われないことに坂井先生の力量を感じます。先生ご自身も四六時中雅樹のことを考えられて…
薄雲
この作品はデビュー前から同人誌で発表されていた続き物だそうで、5年がかりの超大作です。内容もみっちり。 重量感もみっちりなので、読んでて半端なく息苦しくなりました。 最近の木原さんの作品ではあまりお目にかかれない、一人称による話展開。 この一人称がやっかいで、攻の三浦が嫌で嫌で嫌で嫌で嫌でもう仕方がないという和也の気持ちがダイレクトに伝わってきます。 タイトルの嫌な奴ははたして誰なのか。 …
こにしそる
花盛りの庭の続編、というか、1冊目で完結したお話のツールを探る、過去の回想編ですね。 雅樹と父親の歪んだ関係、それと、雅樹の父親・母親・祖父の三角関係のお話です。ホームドラマなんてかわいらしい呼び名で呼べるようなほっこりしたお話ではありません。 どちらも、親子の増愛を描いたもので、明るい話ではなく、特に後半は昼のメロドラのような…こんなこと家庭内であったらたまったもんじゃない… 女性…
ラブストーリーを読んでいるというよりホームドラマ、ヒューマンドラマを読んでいる感覚です。 それもドロドロのサスペンスドラマ風というか、そこにやはり時代を感じてしまいます。 BLと言うのとはちょっと違う…。 少なくとも男性が2人出てきて愛し合うような描写はありません。 主人公・雅樹は絶縁状態になっていた祖父の元へ、自分の出生の秘密を探りにやってきますが、そこでは亡くなった母親に生き写…
たいあん
ここのレビューを読ませていただいて、ある程度内容を理解してから読んだつもりだったのですが、想像以上にズッシリきました…。 甘さの欠片もなく、鬱々しい気分になる作品です。 なぜならBLという恋愛物語の前提である「愛」の姿が見つけられないから。 愛があるのかもしれないけど、とても見えにくく、物語中で明確に示されることはありません。 主人公の和也は子供時代、嫌いなクラスメイト・三浦になぜ…