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3/23(合計:228件)
木原音瀬 祭河ななを
KarlaZeit
ネタバレ
この作品を読んだことは10年間に続けて、「たすけて」の内容は明らかではありませんが、肉体的にも精神的にも痛いシーンは多い、あとがきに記されている「ドメスティックバイオレンス小説」のような完結編です。 何度も "あの人は狂ったように暴れまわる犬みたい"と思ったが、結局、藤島は彼に捨てられない。自分の存在価値を欲しい男を置いて、もうどこへも行かない。幸せなんて縁遠いが、多分、お互い…
カミラ
BLの設定に多いACだけど、その中でもこれは群を抜いて秀逸だと思います‼︎ 生々しい感情の揺れが、透の抱える苦しみが凄まじかった。 藤島も機能不全家族の中で育ったけど、それでも「嫌われるのが怖い」と思える程には母親からの愛情を感じて生きてこれた。 典型的な毒親とその子供の関係だけど、子にとっての親の愛情がどれ程大きいかを物語ってる。 0と1には1と1000よりも大きい差がある。 …
まりぽん812
シリーズ3巻目。「COLD LIGHT」で、過去を乗り越えた藤島が記憶を失ったままの透の求愛を受け入れ、二人は恋人同士になったのですが…。突然透は交通事故以前の記憶を取り戻し、6年間の何もかもを忘れてしまいました。事故のこと、藤島を愛したこと、パティシエとして働いていたことも全部。 私は、ひょっとしたら透は6年間の記憶を失わず二人の自分の間で葛藤するのではないか、と予想していたのですが。甘かった…
透をかばって負った怪我が癒え退院した藤島に、透は恋人として暮らしたいと告げますが、藤島はどうしても透の気持ちに応えることができません。その理由が藤島視点の回想で語られます。 藤島の母の歪んだ愛情、自身の忌まわしい出自、透との出会いと悲しく壮絶な別れ。 名のある家に生まれ、母の操り人形のように生きてきた藤島にとって、父が母への当てつけで引き取ってきた幼い透は、藤島が初めて自分から愛したかけが…
COLDシリーズ。ずっと気になっていました。シリーズものは先が気になって次々読んでしまうたちですが、木原先生の作品はできるだけゆっくりじっくり読みたいと考えていたので、なかなか手が出せずにいました。しかし、完結編の「COLD THE FINAL」が近々刊行されると聞き、矢も楯もたまらず既刊5冊を一気買いして読み始めました。 タイトルが謎めいています。Cold Sleepは、Wikipedia…
秀香穂里 祭河ななを
くまれもん
なぜか無性に傲岸不遜なキャラの出てくる小説が読みたくなり、手当たり次第に検索して俺様キャラの描写が凄いとのふれこみだったので手に取りました、 以下、続編「くるぶし~」とあわせての感想。 うーん、文章はしっかりしてるし、ゲーム業界のことも調べられてはいるんだろうけど、キャラに全く感情移入できなかった。 受けにノンケ男を転ばせるほどの魅力を感じられなかった。 逆に作者後書きですら「人で…
杏仙
こちらの作品は、ちるちるユーザー様からお勧め頂きました 今から14年前の作品 攻め視点で物語は進みます この、攻め澤村って結構な傲慢さです 受け、水嶋も素直になれない部分もあるのだけれど むしろいじらしいと私は思いました 昭和生まれの女心をくすぐる作品ではないかなあ 今でしたら違うアプローチもあるのかもしれません それと、祭川ななを先生のイラストがとにかく美しくて 祭川先生っ…
鳩村衣杏 祭河ななを
ふばば
あらすじも読まずカバーも外して読んでいたので、成の引っ越し祝いで響市が部屋に赴いた時、コトが起きるその瞬間、結構オドロキでした。 へえ〜こうやってはじまるのか……! それまでお馴染みの「お仕事BL」の気持ちで読んでたので、良い意味で意表を突かれました。 鳩村衣杏さんの作品では珍しい展開だと思います。 完璧な肉体、礼儀正しく、清々しい青年、美しい外見と共に申し分のない内面。 そんな成が、豹…
鹿住槇 祭河ななを
RIKU
氏の作品では1位2位を争う好きなものです。 悪く言えば現実の人気者にイマジナリーフレンドを仮託してたような根暗少年がひょんなことから意中の彼と急接近して・・・といったもので砂上くんもどんどん好きになっていってくれるのでこの日記のことは割りとあっさり本人にバレてしまうのですが好意的に受け入れられます。その流れとそれからの二人の関係は現実にはお互いによほど気がないとまず絶対無理なのですけど、これは「…
月渚
お仕事シーンが微妙に薄いのは残念だったけど、このカップルには萌えたのでよかったです。 特に攻めも澤村がねー、個人的にとても押したい。タイプというわけではありませんが、将来的に受けの水嶋さんを手放すことになっても今は自分だけのもの、っていう俺様っぷりね、いいじゃないですか。 まあそういう結末にはならないでしょうけど(笑)独占欲からでもいいんですよ。最終的に愛を得てくれれば。それに「あんたを好きに…