彩さんのレビュー一覧

ブライト・プリズン 特学園の禁じられた蜜事別番外編「微睡」 グッズ

親心とエロ心

月に一度しか抱き合えない常磐と薔が行為の翌朝、とても甘ーーーい朝を過ごすお話。
薔視点でも、常磐の薔への愛があふれんばかりに伝わってきます☆

行為のあと眠ってしまった薔。
目覚めると、隣には自分を愛しげに見つめる常磐が。
一緒にいられる貴重な時間を無駄にしてしまった~と落ち込む薔がかわいいです♪

勝手に触るのがためらわれ、薔が起きるまで寝顔を見つめていた常磐。
(このときの常磐…

5

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 小説

犬飼のの   

淫祀教団続編

淫祀教団の2作目、龍を神と崇める宗教集団、それも幼い時から完全に下界と
隔離されて純粋培養で教えを叩き込まれる怖い学園ものです。
感覚的には教師と生徒、そして次に兄弟禁忌、宗教が絡んでいるから背徳感。
この作品は完全シリーズものなので単独で読むのはちと辛いでしょうね。

サスペンス要素も推理要素もあって前作はかなり楽しめた記憶が蘇ります。
受け主役の薔は御神託を受ける神子でありながらそ…

9

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 小説

犬飼のの   

面白い、面白いんだけど…

複数の人が同時進行で主人公になるタイプの小説の宿命なので仕方ないですが、
スポットをあてた人物が多過ぎてどの人についても物足りないと言うか、
各人についての記述量が少なくてちょっと中途半端に思えます。
その割にはどの人も皆核心部分を担う様な重要人物の扱いなので、どこかアンバランス。
2巻もまだほとんどの事柄や人物の心の裡がベールに包まれたままなので、
何が事態を動かしているのかが見えづら…

9

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 小説

犬飼のの   

あまあま年の差ラブ、御馳走さまでした。

◆あらすじ◆

「ブライト・プリズン 美しき学園の生け贄」に続くシリーズ第二弾。
龍神崇拝の教団が経営する学園で寮生活を送る薔(18歳)は、竜神の寵を受けたことを教団に隠しつつ、実の兄(ただしこれについては前巻参照)・常盤(30歳 龍虎隊長で教祖候補)との逢瀬を重ねます。
龍神の寵を受けたことを隠す「陰神子(かげみこ)」であることを教団に知られれば、悲惨な運命が待ち受けているにもかかわらず…

8

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 小説

犬飼のの   

群像サスペンスとしての面白さが増す

シリーズ第二弾。
伏線が張り巡らされた群像サスペンスな展開と
美麗絵に魅了され、一気に読み終わりました。
早くも続編が待ち遠しいです。

まず何といっても常磐と薔のラブラブラブシーン。
「アンタ」呼びから「常磐」へ、心の中では「兄さん…」と呼びかける薔に萌♪
常磐は相変わらず硬派でカッコよく、そして薔にベタ惚れ。
濡れ場の盛り上がりもいいけど、むしろ後始末で
イチャつく二人の方に…

13

FLESH&BLOOD外伝 女王陛下の海賊たち 小説

松岡なつき   

みずみずしく色鮮やかな少年時代

ジェフリーとナイジェルの10代~カイトと出会う前20代前半を描いた短編集。
一生懸命一人前の大人になろうとしている若木のような彼らは、
本当に眩しくて可愛らしい。

本編でも触れられていたように、ナイジェルはジェフリーの初恋の人。
他の誰よりも密な関係を築く二人……友情以上恋愛未満の二人だが、
ジェフリーが望むような性愛的な関係をナイジェルは望んでいなかった為
二人の関係はカイトが現…

6

FLESH&BLOOD外伝3 王と夜啼鳥 小説

松岡なつき   

本編のファンならば必読

拉致されてスペインに連れて行かれた海斗が、
エル・エスコリアル宮殿で不眠症のフェリペ二世の為に
寝物語を語る……ということで、描かれるイングランドでの出来事。

BLらしさを求めると全くの肩すかしだが、軽い読み物としてはそこそこ面白く、
何より本編のファンであれば、ここで語られるスペイン側の人物像によって
物語全体に大きく膨らみが増すことだろう。

不器用だが実はまっすぐで情熱的な…

4

猫の喉を鳴らすもの 「FLESH & BLOOD (21)」Amazon限定特典ペーパー グッズ

満ち足りた朝、満ち足りた心

B5サイズの裏表、裏面に小さなイラストつき。
甘く素晴らしかった初夜の翌朝、ジェフリー視点でのエピソードです。

前半は、ジェフリーが水を使いながら一人様々な思いを巡らせている。
生涯ただ一つの愛……、そう、ゆうべ自分は愛を抱いたのだ、と。

恋人のものなれない誘惑が可愛くて昂らずにいられなかった、
終わりたくなかった、出したくなかった、
初々しい自分に気恥ずかしくも喜びを感じるジ…

7

FLESH&BLOOD(21) 小説

松岡なつき   

開戦前夜!!

ついに狼煙が上がり、スペインの大艦隊がイングランド沖に現れる。
決戦の日が迫る中、出撃前の一昼夜。


描かれてきた物語の時間はたったの1年数ヶ月なのだが、
苦節20巻、読者にとっては10年を越える歳月を経て、
ようやく迎えたこの夜……

人種や年齢どころか、時代を超えて、巡り会い愛し合う二人。
艱難辛苦、ようやく心が通じ合ったのに肉体的に結ばれる前に、
逮捕、拉致、拷問、死の…

12

FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

時の海を越えて!

心が引きちぎられるような思いで、ページをめくる手ももどかしく読み進める……

この巻は、よくぞここまでという悪役ラウルとヤンの一節から始まる。
どす黒く不気味なラウルの陰謀に、心はざわつきながら舞台はプリマスへ。


季節が寒さに向かうと共に、衰弱していくカイト。
彼を愛する誰もが、その無力感に苛まれ、そしてそれぞれの愛を貫こうとする。

タイムスリップに関する張られた伏線と、カ…

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