砂原糖子さんのレビュー一覧

恋じゃないみたい 小説

砂原糖子  小鳩めばる 

さくさく読めて楽しい!高校生の恋

高校生カップルのお話。年下、下級生攻め。
深窓の令嬢のようと思った(思ってた)先輩とつきあうことになった抱井(かかい)。
あらすじを読んでくださいーーまあ、あらすじのとおりっちゃそうなんですが、
美麗な先輩の女王受けじゃないです(自分があらすじでそういうの想像してた;)。
古典的学園もののエッセンスをいれつつ、同時にそれを逆手にとったような展開をします。全体にかわいいお話です。

本…

6

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

砂原さんは大好きなのですが

個人的にツンデレが好きではありません。
この作品の受けさんは、かなりその傾向が高いのでちょっと苦手かも…と思いながらも砂原さんは好きな作家さんなので、読みました。


受けは顔だけが取り柄の売れないモデル、春巳。
無駄にプライドが高いです。

攻めは大学院生で春巳の幼馴染の仙介。
寡黙で無骨な男です。


高校卒業時、仙介が春巳に告白し、もう四年一緒に暮らしています。
春巳…

4

言ノ葉便り<草々> 小説

砂原糖子 

十年、二十年。

普段は評価ボタンの投下のみで、レビューを書くまでの勇気が無い私ですが、
今回はいてもたってもいられなくなったので書かせていただきます。
言ノ葉便り<草々>だけじゃなくて、言ノ葉ノ世界のネタバレも含みます。
ご了承ください。



言ノ葉シリーズは

言ノ葉ノ花(文庫)→言ノ葉日和(同人誌)→言ノ葉便り<前略>(同人誌)→
言ノ葉便り<冬木立の頃>(同人誌)→言ノ葉便り<草々>(…

1

純情アイランド 小説

砂原糖子  夏目イサク 

コウノトリとかキャベツって

夏目イサクさんの絵に惹かれて購入しました。ぴったりですね。挿絵のおかげで作品の魅力三割増くらいになってると思います。
いいかんじに明るく楽しいコメディでした。

なにがおもしろいって、ところどころ荒唐無稽なんですよね。生き神と敬われる受けの呪い(!?)で島の外に出られない攻め。
続編では受けが記憶喪失!古典的過ぎてこれには思わず笑ってしまいました。
だけどどうして、このギャグっぽすぎる要…

0

優しいプライド 小説

砂原糖子  サマミヤアカザ 

保高があまりに良い男

うーん、やっぱり砂原さんの作品は面白い!
コミカル作品はもちろんですが、このようなシリアス風な作品も。


受けの志上は、線の細い小作りな整った顔立ちの25歳。
ホストで、女性は皆、金蔓。

攻めは研修医の保高。
真面目で、学生時代は委員長などを任せられるようなタイプです。


中学生時代のクラスメートだったふたり。
イジメの対象だった志上をかばったことで、志上自身のプライ…

8

ミスター・ロマンチストの恋 小説

砂原糖子  桜城やや 

よくある可愛い受けを、あえて真逆に描いた、乙女過ぎるロマンチストな恋!

砂原先生の商業誌初仕事の作品!
新装版になります!

三十路過ぎてから、自然と学園ものを読む機会がなくなっていたんですけど、やや先生の挿絵に惹かれて購入です。
この、やや先生の表紙大好きです!
もう読む前から、この2人のカップリングを色々想像して、妄想膨らませながら読ませて頂きました(笑)
内容を知ってからは、更に2人の雰囲気にやや先生のイラストがピタリとハマっていて、ニヤニヤものでし…

3

スリープ 小説

砂原糖子  高井戸あけみ 

まさに割れ鍋に綴じ蓋

視点は攻めと受けの両視点です。
内容はかなりディープで、好き嫌いが分かれてしまいそうですが、わたしは良い作品だったなあと思いました。


受けの馨は、性別もあいまいに見える魔性系容姿の高校生。
感情の揺れはばが小さく落ち着いた性格ではあるが、顔立ちに反して毒舌。

攻めの崇は馨と同じマンションに暮らす、クラスメイト。
チャラチャラして見える外見同様に女関係にもルーズだが、つねに馨の…

3

セブンティーン・ドロップス 小説

砂原糖子  佐倉ハイジ 

ふたりとも良い子なんですけどね


自分が大人になってしまった分、高校生ものはピュアで大好きなんですが、こちらはあまりピンときませんでした。
攻めも受けも、大人ぶったりしていても、どこか可愛らしい高校生なんですけどね。


受けの広久は父子家庭で、携帯電話の一つも欲しいと言い出せない家族思いの少年です。

攻めの侑は母子家庭で、女性に囲まれて育ったせいか扱い方がうまく、しかも見目も良いのでモテ男子。


小学生…

2

職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

ド淫乱王子の初恋

わたしの所持しているBL本の中で、かなりの冊数をしめているのが砂原作品です。
この作品は『アラブー!』なわけで、まったく興味がないものですから、今頃になってやっと読みました。
しかーし、アラブ色は薄くコミカルなので面白かったです。
視点は受けと攻め、両方となります。


攻めの綾高は、24歳の今、アダルト中心のDVDレンタルショップの雇われ店長。
職業のわりには真面目な常識人で、諸事…

2

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

太陽に憧れて必死に手をのばす兄弟

『センチメンタル・セクスアリス』のスピンオフ作品ですが、わたしはこちらの作品の方が好きです。
視点が受け攻め、両方で読めるのも楽しめました。


受けの千夏史は大学二年生。
兄の由多夏は、22歳という若さで病気で亡くなっています。

攻めの明はもうすぐ30になる、人気フォトグラファー。
バイでハンサム、ちょっと皮肉屋な彼は由多夏の元恋人。


今回のテーマは『子供』のようです…

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