砂原糖子さんのレビュー一覧

全寮制男子校のお約束事 小説

砂原糖子  夏目イサク 

男子高ライフ☆

作者様が書いている通り、BLの夢と約束がつまっている作品だなと思いました。まさに王道中の王道でした。

転校生、白学ラン、生徒会、マドンナ的存在にひれ伏したり、セレブだったり、ジンクスが出てきたりと「貴様」呼びは定番中の定番ですよね。フルネーム呼びも(笑)
まさに男子校の王道中の王道学園ラブコメでした。
雛様と峰井の2人は今後も学校生徒公認のバカップルになりそうな予感です。

8年前の…

3

湯の町茜谷便り 小説

砂原糖子  花小蒔朔衣 

女装美人女将湯けむりミステリー?

ん〜なんだか色々無理がある設定で、かといってぶっ飛んで常識とかリアリティーとかどうでもいいくらいで楽しめるストーリーでもない中途半端なものでした。

受けの穂積君は、両親亡き後親戚に引き取られながらも甘えず自立を目指し、中学卒業後バイトを重ね弟を大学までいかせてやるような健気で頑張り屋さんです。
穂積はある工事現場で熱中症で倒れた時に面倒を見て人に頼ることも必要だと言ってくれた青年の言葉に救…

4

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

攻めが可愛い…(キャラ的に)

私がこの小説を買った理由は、砂原糖子さんと宝井先生が好きだからという理由だったのですが…
話としては素晴らしいと思います。
高校生とドーナツ屋の店長という歳の差12歳という個人的に大好きな設定でいつもだったら受け贔屓なのですがこの作品は店長も勿論恋愛に臆病で高校生と付き合っても将来別れるんじゃないかとびくびくしてる小動物みたいな可愛さ(29歳ですがww)があって好きですが
攻めの高校生の高身…

9

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

くるくる回って元に戻る

カバーイラストの絵が幻想的で素敵だったので手に取りました。
走馬灯なんですね。
記憶に残る思い出も記憶の彼方になってしまった思い出も。
死に瀕したときにくるくると廻るように目の前に現れるというアレ…。
そんな束井の思い出の多くはどれも永見が関わっているような気がします。

ストーリー展開が、現在の話が進む中、子供の頃から今に至る回想が挟まれて事件が起きるまでの流れになっているのが、走馬…

3

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

久しぶりの新しい恋は長い二日酔い

『センチメンタル・セクスアリス』のスピンオフです。
実はこの作品のあらすじに惹かれて読みたいと思いながら、できた順に読みたい派なのでそちらを先に読みました。
読まないと楽しめないという作品は少ないのですが個人的なこだわりです。
こちらの作品はセンチメンタル〜と同じ時系列で、ちらりと出来てきた春巳とのやりとりを通してみると裏でこんなことがあったのかと、重ねてみると面白く思えました。

別れ…

2

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

無骨で一途な院生×性格悪い三流モデル

人を馬鹿にしたり見下して侮辱するような言葉が列挙され読んでいて気持ちのいいものじゃありませんでした。

プライドばかり高く顔の造作が少しばかり整っている以外何一ついい所のない晴巳。
モデルをするにしてもいい加減でお気楽に適当な気持ちでその日その日が楽しければいいという快楽主義者で貞操観念も無し。
三流モデルのくちもなくなるかもという時になって、仙介に養って貰えばいいじゃんと少ない給料を浪費…

3

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

ぜひ、ドーナツを食べながら。

恋をドーナツの穴に例えるって、何て可愛くて詩的なんだろう。しかもその表現の仕方がとても上手いんです!
皆さん大好き「年の差」ものです。年の差だけがメインではないですが、男子高校生(バイト)×店長という上下関係や立場の違いもあってか、今までで一番「年の差おいしい!」と思わせられた気がします。
攻めは無関心であっさりした男子高校生の凛生。イケメンでクールな凛生が受けの倉林に惹かれてからは、余裕もな…

6

全寮制男子校のお約束事 小説

砂原糖子  夏目イサク 

王道ラブコメ

前作の「純情アイランド」が大好きで、何度も読み返していた矢先、砂原先生とイサク先生の再コラボを知ったのでもしやと思ったら、まさかの8年越しのスピンオフということで。発売前からとても楽しみに購入しました。

受け同士が親戚らしいということで、比名見も比名瀬同様のド天然なのかと思っていたらツンツンで!割と常識人だったことに驚きでした(笑)
王道学園モノの特異な雰囲気はあまり得意ではなかったのです…

3

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

もしも心の声が聞こえたなら

もし、人の心の声が否応なしに聞こえてしまったら。
やっぱりどんな善人でも人間不信になるだろうな。
そしてそれが突然聞こえなくなったら、それはそれで腹の探り合いに嫌気がさす……実際人の心の声が聞こえたことなんてないのに、主人公の気持ちがじんじんと胸に伝わってきました。
それでもこのお話が照らし出すのは悲惨な運命を負った主人公ではない。
心の声が聞こえたことで攻めの恋心に気づくことができた、二…

3

全寮制男子校のお約束事 小説

砂原糖子  夏目イサク 

「全寮制男子校」って響きのホモホモしさ

原点回帰。
全寮制男子校、白色学ラン、学園のマドンナ、王道ど真ん中を突っ切っているようで、でも確かに最近あまりなかった展開なのかもしれません。
閉鎖的な学園でちやほやされる世間知らずで高慢な雛様。
男子高生たち女を毛嫌いしてるようで本当は女が気になって仕方ない、そりゃそうですよね!思春期男子だもん!そんな中、雛様を至上だと崇めていた男たちが一斉に女に寝返る場面は切なかった。
その分内裏の峰…

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